「328 i の悲劇」
これは、某エンスー寄りのクルマ雑誌に書かれた E46 のファーストインプレッションであった。
2008年5月17日。それまでの日産党日産車乗りの看板を下ろし、それもよりによって、「悲劇」とまで言われた、BMWの1999年式 E46 328i を購入し納車した。
日産車、それもブルーバードを降りるなんてサラサラ思っていなかったが、某日産のオーナーズクラブの画策にはまってしまい、日産車乗りとしての脈略を絶たれてしまった事もあったが、その頃の日産車に乗りたいと思うクルマが無かった事も大きな要因だった。
そして、なぜ E46 かと言うと、最初に試乗した際に、エラク懐かしい日産車の感覚がしたから・・なのである。
そう・・・・時期的に言えば、C110やC210スカイラインの丸目の頃。まず、エンヂンのフィールが低速がからっきしなんだが、あるところを超えると元気になる、ストレイトシックスなのに、躊躇ったような回転の上がり方になんだか、公害対策真っ最中の L20E を思い起こさせたのだ。
ただ・・・違ったのは、さらにどんどん踏めば、L20E は振動や悲鳴にも似た騒音を立てて 6,000 min-1 以上は回したくなくなるが、 E46 の M52B28 エンヂンは、さらに勢いを増し怒涛の加速を始めるという事なんだが。 (笑)
そして操縦性も、「悲劇」と言わしめた、ダルなフィーリングも、ある意味で似ていた。
まぁ、それは当時の日産車、日本車全般に言えるのだが、 リサーキュレーティングボール式故のゴムを捩じる様なフィーリングが原因なんだが、328i の場合には ロックツゥロック が過大で折角の 50:50 の重量配分を苦労して実現している割には、実際の操縦性にはクイックさが相殺されていたのだ。
事実、E46 の後期には、エンヂンのブラッシュアップと、スティアリングの見直しが行われ、随分とフィーリングが変わったモンだ。
基本的に 3ナンバーサイズのクルマは避けたいと思っていたが、全幅は 1739 mm と5ナンバー枠を超えているが、何と全長は limited号 の 4565 mm に対して、4470 mm と95 mmも短く!!そして、何と言っても FR 故のスティアリングの切れ角の大きさと、オーヴァーハングの小ささで逆に取り回しが良かったのには正直参った。
室内の広さも、 FR である事を考えれば四人乗りとして考えれば必要にして十分な居住性といトランクスペースを有しており、あの時代、一時期、輸入車として販売台数がトップに立った事も頷けるものだった。
さらにだ、そのスタイリングも、絶妙に曲線と直線が融合されており、実にシンプルで何より、サイドのパネルの面の張りが美しかった。
実は以前、ドイチェの色々なサイトを彷徨っている時に一台の E46 を見たのだが、それが実にカッコ良くてねぇ。。。
実にシンプルながら、ホイールなどポイントを押さえており格好が良い!もちろんバックの女性もだが・・(笑)
その記憶も正直、後押ししたことは間違いのない事実だ。
さてさて、それでは X-Car との出会いと、その後については、また後日・・・
Posted at 2012/03/31 08:45:39 | |
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