去年の11月に仕様を決めて設計、1月に正式に発注した子供用のクルマ椅子が今日無事に納車された。
シートバックのカラーや、微妙な装備品の取り付け位置などを子供の意見で作り、漸く、納車となった。
これまで、長い距離が歩けなくって、どんなに頑張っても周りの子たちに後れを取っていたのが、最高時速6Km/hの俊足を得て、春風に向かいながら病院の中庭を嬉しそうに真新しいクルマイスに乗る姿に家族で嬉しさを噛みしめた。
病院の中庭に続く回廊には、遅咲きの桜が、淡いピンクで咲き誇っていた。その遅咲きの花や葉っぱの間から差し込む早春の日差しが眩しく感じられた。
殆どの桜は散って、葉桜になってしまっているが、ここだけ種類が違うのだろうか、まだ咲き誇っていた。
周りの桜たちは、もう散ってしまって葉桜になってしまっているが、病院の回廊の、ココだけ一杯に咲き誇っていて、そこから散った花弁が回廊の床に、あたかも絨毯の様に敷き詰められ実に美しかった。
正に桜に花びらの絨毯と呼ぶにふさわしい様子だった。美しい。
病院のリハビリ室に着くと、よいよオーダーしたクルマイスとの対面だ。
シートやホイール・カヴァーのカラーなど、せっかく作るのならお気に入りのモノをと言う事で、子供に任せてオーダーした。
最後のチューニングを行う。 座面の調整や固定ベルトの位置などを調整し、合わせて使い方のレクチャーや備品の説明を受けた。
ベルトの調整やシートの微調整、どんどんと子供の身体にフィットしてゆく。
ちなみに、今回オーダーしたクルマイスのスペックは、CGTVチックに言えば(笑)
全長1,035mm、全幅630mmで路面からグリップまでの高さが870mmと意外にコンパクト。
車重はバッテリーを含めて31.8 Kg と、アルミ合金を多用したフレームなどで軽量化が図られているが重めだ。
ちなみに今回のクルマイスはシートカラーやホイールカヴァーのカラーと、最高速が 6km/hの特別仕様となっている。
お値段は最近の軽自動車の安いグレードが買えるくらいになってしまった
明度を落としたシートバックの赤が印象的。モーターや制御系がありながら、意外にコンパクト。
実は明日から実践配備なんだが、今日家に帰ってから、できるだけ時間をかけて、勾配の上り下り、傾斜面の走行など練習したが、実際は想定していること以外の事が起きることが往々だ。
まずは安全に、自分もそうだけど、他人にもケガなどを刺せない様に安全に、電動クルマイスを使いこなしてほしいと願って止まないのだ。
ところで、クルマ好きの僕が目につけたのが、制御系の、あの企業のロゴだ。
おおぉこんなところにヤマハ発動機の息吹が!!
YAMAHA のロゴと、栄光の三音叉のマークが「ヤマハ発動機」のモノだった事!! ヤマハファンの僕にとって、ちょっとした事なんですが、これが嬉しかったりして。
中学への進学と共に、明日からは電動クルマイスによる新しい生活がはじまる。
病気の進行は残念ながら止められないが、少しでも日常の生活が苦にならない様に、新しいクルマイスが活躍してほしいと思う次第なのだ。
Posted at 2016/04/25 22:45:06 | |
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