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徳小寺 無恒のブログ一覧

2009年10月31日 イイね!

実力 五味康隆氏、石川真禧照氏 とのモーターショウ スズキ編

実力 五味康隆氏、石川真禧照氏 とのモーターショウ スズキ編自動車ジャーナリストと巡る東京モーターショーで、五味康隆さんや石川真禧照さんが異口同音に言っていた言葉が、「スズキ」と「マツダ」の評価が低すぎるという言葉だ。

確かに、スズキは先代のスイフトで、造り込みの大事さに開眼し、それが「キザシ」に集約されたと言っても過言では無い。
エンヂンも正直、以前のスズキの軽は特に、メンテを怠ったり、走行距離が伸びると「白煙」を吐く個体が多かった。

白煙 未だに白煙を上げて走る軽自動車が多いのには参った!
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/8469731/

マツダも昔々は、防錆が悪く、アチコチがすぐに錆びて酷いモンだった。
それでも、斬新なデザインや、その他のメーカーに無い個性が受けて新車にモデルチェンジして、最初は爆発的に売れるけど、月を経る毎にどんどん販売台数が減って、それがまるで男子の小水が描く弧の様だったので「マツダのションベン・カーブ」などと業界では揶揄されたもんだ。。。。

そして決定的だったのが両社共、泣きたくなる位、下取りに出すと安くなってしまった事だ。

しかし、その両社共に日本のクルマの歴史に名を残す名車が沢山あることも事実で、スズキの場合、このクルマがあったからこそ今があるというクルマが30歳を迎えた。

「アルト」

僕の世代には、「アルト47万円」というCMがすぐに思い出されるくらい画期的な軽自動車だった。

当時は、軽自動車最大の危機的状況で、正直、軽自動車不要論まで出ていた。

日本のモータリゼーションの発達過程では、ファーストカーとして多くの軽自動車が輩出され、ファーストカーとしての地位を確立していた。しかし、高速道路網が発達し、普通車の値段も下がってくると、軽自動車の需要は激減し、税制等で優遇はあったが、如何せん中は狭いし動力性能も・・・という事で、敬遠される様になってきた。

そうすると、軽自動車達は一斉に、ファーストカーの夢を捨て切れず、豪華に華美に見えるデザインにはしり、それが限られた寸法の中で行われた結果、実に陳腐なモノになってしまっていた。そこへ、経済的にもゆとりが出て、女性の免許保有率も増えて来た時期に、セカンドカーとして割り切り、機能を充実させ価格を最大限抑えたアルトを発売したのだ。

果たせるかなアルトは、あっと言う間に日本の道路に溢れる結果となった。それから、軽自動車は息を吹き返し、また、新たなステージを歩む事になった。

最初は安いというキーワードで売れた「アルト」だが、代を重ねる毎に、ツゥインキャムや回転ドライヴァーズシート、スライドドアの採用など常に革新的なモデルだったのだが・・・
スズキのメインステージには、最新のクルマではなく、ピカピカの初代アルトが飾られていたのが印象的だったが、それが逆に今のアルトを表している様で感慨深かった。

そのステージの後ろには、最新のアルトが置いてあったが、まさに初代と比べると晴天の霹靂、豪華な造り込みに時代の遷り変わりを感じ、そして、今アルトがどうあるかが逆に問われていると感じた次第だ。


そんな逆風吹きすさむアルトだが、新しいアルトにも先代から受け継がれた、優しさがキャリーオーヴァーされていた。
フロント・サイドシルが先方に行くと一段低くなっており、乗り降りの際に足が運び易くなっているのだ。
ちょっとした事だが、こうしたさり気なさが大事だと僕は思っている。

「小さなクルマ大きな未来」のキャッチだったスズキも、今や普通車にもどんどん新しいクルマを送り出している。 「スズキが評価されていない」、一番のクルマが「スプラッシュ」かもしれない。

CMでは、女性向けの様なイメージで売り出されているが、いやいや実際に乗ると、意外以上にしっかりとした足回りに、シートなども硬質。
これは・・・と思ったが、石川さんが、その謎を解いてくれた。

つまり、スプラッシュは欧州でオペルにOEMされる。その為に開発にはかなりオペルからリクエストが出てきたそうだ。

そのうちのひとつが、アウトバーンを140km/hで走行して左コーナーに突入した時に前方が渋滞。それを安定して安全にクリアーできる操安性を備えていること・・・・

これは、かなりハードルの高い要求だが、スズキはほとんどこのリクエストに応える事が出来たと言う。それを聞くと、あの足回りのフィーリングに納得が行く訳だ。
それなのに、オシャレ感ばかりが強調された宣伝では、あまり実力が伝わらないのが残念で仕方ない。

そして、これまでのスズキでは考えられなかった「大型車」が「キザシ」だ。

エクステリアなどは、語り尽くされた感があるが、僕が一番気に入ったのがメーターのデザインだ。



どっかのオプティロンなんたらに影響されて、最近の各社のメーターは「赤や青」のまるで歓楽街のネオンサインみたいなデザインが流行っているが、「キザシ」のメーターはそれらに反して硬派だ。

モノトーンの色調に、カチリとした書体。

さらに僕のハートを鷲づかみして離さないのが、放射方向性文字だ。

こうした文字盤のデザインはクルマには少ない。

これを見ていて僕の脳裏に浮かんだのが、ロレックスの「デイデイトⅡ」で



シンプルでありながら、存在感あるデザインのメーターに、色仕掛けのメーターの多い昨今、清々しい清涼感を覚えた。

「キザシ」をトップモデルに据えた、新しいスズキのラインナップ。

果してアルト以来のスズキの評価を変えるか?大いに注視してみたいと思うのだ。

Posted at 2009/11/01 01:20:19 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ
2009年10月30日 イイね!

部品 モーターショウのもうひとつの楽しみと言えば。。

部品 モーターショウのもうひとつの楽しみと言えば。。




モーターショウの楽しみと言えば、無論、各メーカーが力を入れて開発したクルマ達なんだが、部品メーカーのブースにも目を向けると非常に面白いと思うのだ。

例えばだ、日頃何気なく座っているシートひとつしても、中身がどうなっているか?なんて考えた事は無いだろう。
それがモーターショウでは



こんな感じで見れるのだ。仕事柄、ここのプレスがどうのこうの・・・と考えてしまうのだが、普通の人は、ああぁこんな骨組みがシートの中に入ってるんだとマジマジと見て欲しい。そして、ここからシートには思った以上に力が入るから丈夫にできてるんだ!と感じてもらえたら嬉しいものだ。

その他にも、メーカーの系列や近い存在の部品メーカーだと、自社の製品がどの様に使われているかが分るようにクルマのカットモデルがあったりする。



カットモデルを見れば、クルマの中身がどうなっているかが分り、構造の勉学にもなる。

そして疲れたら・・・・


(ちなみに、僕のタイプだ・・・閑話休題)

ちょっと深入りしたところでは、クルマ好きには有名なハナシであっても、一般的には知られていない意外なメーカー同士の関係を読んで見るのも面白いだろう。

例えば今回のレクサスのスーパーカーだが、トヨタは口が裂けても自社で全て開発していると言っているが、エンヂンをはじめカーボンコンポジットなどの技術は、間違いなく「ヤマハ」の技術が投入されている。
まぁ、ヤマハのブースを見れば、まったくもって明白なんだが、こんな小物



を見ても、ただならぬ関係なんだ!と感じてもらえれば面白いだろう。レクサスの文字が光る自転車なんて

登場 そのとき、自転車。スカイライン370GT登場
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/12884673/

なんぞ吹っ飛んでしまう、プレミアム性とステータス性を感じて、思わずスゴイねぇ。。。と感じるハズだ。

そして疲れたら・・・・


(まちがいなく僕のタイプです・・・閑話休題)

カーメーカーのブースと同じ様に、部品メーカーだって、一番自慢したい一品を並べているのは当然の事だ。
タイアメーカーがこぞって「エコ」「エコ」「エコ」と連呼している最中、面白かったのは、今回のモーターショウでBSとコンパニオンの人気をさらっていた!?ピレリーの展示してあった、PZERO NEROの大径・超扁平のタイアの展示だ。



まぁホイールのデザインの勝利と言っても過言では無いが、それでも周りが「エコ」、「エコ、「エコ」と言っている中での展示なので、意外にインパクトがあって、子供や女性がマジマジと見ている姿が印象的だった。。。

ここで、僕がコレを撮影している横で見ていた女性が・・・・・

「コレなら空気を入れなくて、ゴムを巻いた方が早いんじゃない!?」

と言っていたのが、なんだか的を得ているようなそうでないような・・・ひと言で面白かった。

そして意外な人気を集めていたのが「国土交通省」のブースで



展示場の一番端で、例年なら人影もまばらなのだが、今年は展示ブースも少ない事も手伝って!?結構な人だかりがあった。

ブースには、衝突実験で評価の高かったアルファードのカットモデルが置いてあり、その横では各社のモデルでおこなった衝突実験の動画が流されていた。

やはり静止した「画」と違って、動画の場合、音も入る事もあって、幅広い年齢層の男女問わず食い入るように画像を見ていたのが印象的だった。

衝突試験の方法の手法などで論議があるのは重々承知だが、これで、クルマの安全への認識が高まるのなら、この展示は大いに成功だと僕は感じた次第だ。

見るものが無い、規模が小さい、面白くないだのと評価の散々な今年の「東京モーターショウ」だが、ものの見方、感じ方をちょっと変えて見るだけでも逆に面白いモノになると僕は思っている。

そのひとつが、こうしたカーメーカー以外の展示で、これからモーターショウに行く人には、こうしたところにも目を向けて楽しんで欲しいと思って止まないのだ。

Posted at 2009/10/31 14:04:18 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日常 | 日記
2009年10月29日 イイね!

趣味 タイトルひとつにも拘り(趣味 !?)を感じる

趣味 タイトルひとつにも拘り(趣味 !?)を感じる自分で取っ手などを設計するのが面倒な時・・・・

そんな時は、やっぱり既製品!という事で、その手のメーカーのカタログを見るのだが。

製品名などに、造り手の妙な拘りを感じる事がある。

まぁ、私も某氏の影響を受けて「ヴァ行」に拘っていたりするのだが、今回、使おうと思ったメーカーのハンドルのネーミングはねぇ・・・・
「スクゥエア アルミ ハンドル」 って正直、言い難いよねぇ。。。
実は、間違いだったりして………

Posted at 2009/10/30 14:54:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日常 | 日記
2009年10月28日 イイね!

改革 かわるモーターショウ。子供も楽しめるへ。

改革 かわるモーターショウ。子供も楽しめるへ。海外メーカーの不参加によって、例年に無く、会場に余裕があり、ゆっくりと見て来れた。

意外に開催初日の土曜日以外に行った方々のハナシを聞くと、例年通り混んでいたようだが、土曜日は閑散とまでは行かないが余裕を持ってブースを回ったり写真を撮影できた。

今回のモーターショウで、僕が注目したのは、地味ではあったが「自動車総連」のブースだ。

ここでは、親子で「ペーパークラフト」を作ったり、キューブ(実車!!)に参加者がペインティングできたりといった参加型のイヴェントを行っていた。
これが従来のギッシリのモーターショウだったら目にも留まらなかっただろうが、今回は、ブースとブースの余裕もある事から目に留まってじっくりと拝見できた。

ペーパークラフトのコーナーでは、専属の係員が参加者をフォローしながら、子供たちが真剣な目でクルマを作り上げている様が印象的だった。
クルマにペイントするコーナーも、子供たちが一生懸命、画を描いている姿が微笑ましかった。

そのブースの周りには「未来のクルマ」をテーマとした子供たちの絵がたくさん飾ってあったが、現代のクルマ事情を反映しているのだろう。。。。セダンを描いている画が殆ど無く、ワンボックス系ばかりば目立ったのが面白かった。
そして、何と言っても環境というキーワードで、「水で動く自動車」とか「排気ガスの出ないクルマ」とかいったクルマの画が多かったのも特徴的だろう。

しかし・・・・僕の世代なら、必ず何人かは描いていただろう「スポーツカー」の画が無いのには参った!!

スポーツカーはもはや絶命危惧種なのか!???

そう思った時、一台のリアルなスポーツカーの画が目に飛び込んできた。

ミドシップにハイブリット!!まぁ、参加した組合の関係で 「レクサス」 というのがシャクニ障るが、環境も絡めたスポーツカーの絵を発見して僕は正直嬉しくなった。

この「自動車総連」以外のブースでも、意外に子供たちの姿が多数見れて、さすがゲーム世代!ヴァーチャルのシュミレーターを盛んに、色々なブースでやっているのも時代を反映してるなぁ・・・と感心した次第だ。

こうした事を見ていると、これが例年のカメラ小僧が溢れて、人込みでごった返しているモーターショウなら、これほど子供の姿を見ただろうか?
もちろん今までも子供の姿を行く見た、でも、明らかに親主体で子供は付いて来ている・・・という風情だったが、今回は子供が主体という感じが多く、これも新しいモーターショウの姿なのか?とも感じた。

ギュウギュウ詰めで、ゆっくりとブースの係員と話せなかった以前のパターンではなく、自動車よりも、部品メーカーの技術などが目立ったモーターショウに、新しい息吹を僕は感じた。

ペーパークラフトを真剣に造り、クルマに画を描き、色々なシュミレーターに一喜一憂する子供たちが大人になってクルマにどう接してくれるだろうか?

GT-Rに座れたよ!とはしゃぐ子供たちも居れば、コペンやCT&Tを見て「コレ!カワイイヨォ」とめを輝かす子供も居たりと、まだクルマの未来は捨てたモンじゃないと思った。

ただ、それを持続させるには、儲かるクルマ、売れるクルマばかりを作ってきた、メーカーのこれまでの姿勢を改めなくてはならないだろう。
売れなくとも、オープンカーやスポーツカー、ライトウェイトスポーツカーを工業製品とでなく、感性に訴えるモノとしてクルマメーカーが頑張らなくては、そうした芽が摘まれてしまう事を認識せねばならないだろう。

「華やかなのがモーターショウ」という概念を捨て、これからを育てる、全世代に楽しめる、技術を発信するモーターショウとして「東京」が、新しい価値観をしめせたら・・・そう僕は感じた次第だ。



Posted at 2009/10/28 18:04:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ
2009年10月27日 イイね!

超越 これが日本の技術を支えているのだ。

超越 これが日本の技術を支えているのだ。モーターショウの話題が続いたので、ここで少々口直しを。

最近は、工作機械も数値制御(NC)化が進み、汎用機での加工が激減した。これは、まず汎用の機械を操作できるオペレーターが激減してしまった事や、仮にオペレーターが確保できても、加工単価が汎用加工というだけで安価に設定される為に、敬遠されてきたという実情もある。

かつては東京都の大田区などでは、小さな町工場でシャッターを開け、親父さんと何人かの職人さんが、一ミリの百分の一レヴェルの加工を、ひょうひょうをこなしていたモンだ。

手で触れば、0.005ミリ程度の段差も触感で判断でき、驚くほど高度な加工をこなしていた。

今では、そうした作業者も高齢化し、跡取りもおらず廃業する工場が後を絶たず、マンションや駐車場に景色が変わって行く姿に寂しさを覚えてしまうモノだ。

日本の工作技術は無くなってしまうのか?

いや・・・まだ、生きている。。。。

一例を挙げよう。

TOP画像は、関東の外れにある小さな工場の旋盤なんだが、恐らく、こんなに長尺(長い)旋盤を何台も持っている会社は少ないのではないだろうか?

ここでは、恐ろしく長いシャフトなどを、この汎用旋盤で加工している。

いくら硬いと思われている金属も、これほど長いと曲がりなどの変形が、いとも簡単に起こってしまうものだ。

それを、途中を支えながら、切り込みの量を加工物の様子を眺めながら、人の手で進める。

いくら、正確無比なNCだって、なかなか加工物の変形を考えながら加工まではできない・・・・

熟練した作業者が、手に伝わって来る振動や、切粉の様子を見ながら加工を進めて行く姿は美しくもある。

こうしや地味だが、どうしても人の手を介しないとできない加工を、細々とだがやっている会社がまだまだ存在し、日本の技術力の下支えしているのだ。。。

疎かにされがちな人の手による加工。しかし、そこには目に見えないけど日本を支えている高度な技術がある事を皆さんには知って欲しいと思うのだ。





Posted at 2009/10/28 11:53:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日常 | 日記

プロフィール

「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
何シテル?   01/04 14:54
無類のクルマ好きで、日産車を愛してやみません。 徳小寺 無恒のHNを引っさげ、かつての愛車、ワインレッド・パール・ツゥートンのU14ブルーバードの話題を軸...

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