もう数年前のお正月に一度泊まったことがあるのだが、今年、久々に広島に帰省して、3日間もビジネスホテルに泊まって狭いユニット風呂に入っていた事や、帰省からの帰路は、ゆっくり時間を気にせず帰りたいという事で、今回も、中間地点に近い滋賀県の琵琶湖湖畔にある 「びわこの千松」 に宿をとった。
船盛が有名な宿で、外観は船を模した個性的な旅館なんだが、さらに決して新しいという感じもないのだが、とにかくよく手入れがされており、なにより食べ物が旨い!と言う事で、帰省の「上り」渋滞が始まる前に廣島を後にして、15時くらいに宿に入った。
正面玄関の様子。左手には和風庭園、置物などの調度品が完全に和風テイスト。
正直、建物は古く、お世辞にもきれいとかは言えないが、手入れがちゃんとされており、気持ちよく泊まれる。
館内の至る所に、なんだか懐かしい昔ながらの「旅館」のテイストが・・・
まぁ部屋にある洗面台が、昔々の「団地」と呼ばれる住居にあった、縦型のドア付きの鏡が付いたモノだったり、その蛇口も気合を入れて閉めなければ水が完全い止まらないと言った「古さ」はあるが、部屋は広いし、実はここのウリは、「食事」と言う事をお伝えしたいモノだ。
とくに有名なのが豪快な「船盛」。
画像は公式HPより。僕が食事をしている最中も、こんな船盛をオーダーした宿泊客がいっぱいいた。
そして冬の「蟹」と、年間を通しての「近江牛」のステーキやすき焼き、シャブシャブだ。
と言う事で、今回は
「90分 近江牛すき焼き 食べ放題 」 にチャレンジした。(笑)
これが三人分のスタートだ。90分、お肉も野菜も食べ放題。夢の様なコースだ。
ここで出される近江牛の、柔らかさ、ジューシィさは 筆舌に尽くし難い モノだ。そしてそのに付き合わされる野菜に「ゴボウ」が入っているのがポイントで、
近江牛が最高!玉ねぎも煮込まれると甘いし、ゴボウが食感のアクセントと風味に変化をつけてくれる
幾ら美味しい近江牛とは言え、量が進んでくると、さすがに苦しくなるものなんだが、ゴボウの食感や風味が良い変化を与えてくれて、さらに近江牛を頼んでしまうモノだ・・・
ここで、一回に提供される近江牛や野菜が、少な目と言うものポイントが高く食べ残しも少なくなるモノだ。
我が家の場合は、爆喰いができるのが僕しかいなく、最終的に野菜とお肉は「三皿」、割り下追加1回、生卵三個づつという戦歴に終わってしまった。
ここで我慢して「生ビール」をジョッキで三杯オーダーしなかったら、さらに記録が伸びたと悔やまれるモノだ(苦笑)
パンパンに張ったお腹を、何とか静め、第二の楽しみ「貸切風呂」へと向かった。
貸切風呂は、男女の大浴場の中間にあるのだが、入り口は、
貸切風呂の入り口は、一見すると分からない様になっている。
引き戸になっているのだが、引き戸の一枚一枚が大きくできており、そこに入口があるように見えない様になっているが、その戸を開けると、
広大な部屋があって、その先に庭園に囲まれた露天風呂が広がっている。
広い和室が設えており、その先に庭園に囲まれた「露天風呂」が用意されていた。
まぁ残念なのは、温泉ではないのが、それを差し引いても、だれも気兼ねもなく、ラクラク手足を伸ばしてお風呂に浸かれるのは至福のひと時だ。うちの場合は、子供が足が悪いので、普通の大浴場に入るもおんぶして、周りの人に気遣ってなんだが、貸切風呂、そんな気遣いもなく家族団らんで入れるから実に良いモノだ。
琵琶湖の湖畔で、一見すると景色がよさそうなんだが、微妙に湖畔の道路が邪魔をして風光御明媚ではないし、建物も古いので、建具のガタやシミ等が気になるのだが、食事の良さがそれらを打ち消してくれて、のんびりと過ごせるのは良いモノだ。
今回五年ぶりくらいに利用したが、また機会があれば泊まってみたいと思う宿のひとつ、それが びこわの千松 であった、
Posted at 2019/08/22 22:33:43 | |
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