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徳小寺 無恒のブログ一覧

2021年05月29日 イイね!

息抜 トヨタ2000GT のボンネットの切欠きはなんだ。

息抜 トヨタ2000GT のボンネットの切欠きはなんだ。 AUTOMOBILE COUNCIL 2021 で再会した懐かしいクルマ達の第3弾。

 今回も、三重県の「 ヴィンテージ 宮田自動車」さんの展示車両より貴重なクルマたちの秘密の内側を覗いてみたいと思うのだ。

 さて、僕はどうも トヨタ のクルマとは相性が悪く、正直嫌いなんだが、そのトヨタの中で幾つか、これはどうみても認めざる得ないと思う車種が存在する。
 
 そのうちの一台が、今回紹介する トヨタ2000GT だ。

 1965年、東京モーターショウのトヨタブースに、それまでの国産車とは全く異なる美しいエクステリアのツゥーシータ・クウペがスポットライトを浴びていた、そのクルマこそが トヨタ2000GT だ。


それまでのズングリムックリの国産車にあって、トヨタ2000GTのデザインは「異次元」の姿形だった。

 雑誌の写真や、映像を見ると、意外に大きさを感じるのだが、実物を見ればわかるが驚くほどコンパクトなサイズで 5ナンバー 枠にキチリと収まっている。


パッと見た目ではサイズ感が分からないが、なんと 5ナンバー サイズに収まっている。

 ディメンジョンは、全長4,175mm ✕ 全幅1,600mm ✕ 全高1,160mm である。このサイズは現代で言えば、


先代のロードスターのディメンジョンは 全長4,000mm ✕ 全幅1,720mm ✕ 全高1,250mm だ。トヨタ2000GT より車高が高いのは驚きだ!!

先代のロードスターに近いモノだ。幅は現代の「衝突安全の為」という大義名分でロドが広いのは分かるが、しかし、車高がロードスターより低いとは驚きだ。


リヤサイドのホップアップデザインとコーダトロンカスタイルにデザインに隙は無い。

リヤに回ると、この時代のスポーツカーのアイコンでもあるリヤホイール部分がホップアップするコークボトリュウラインとコーダトロンカスタイルが妙だ。

 トヨタ2000GTと言えば、もう15年も前になるが、ボディサイドに刻まれた四角い切れ込みの中身はなんだ!?と言うのをプログでUPしたが、

切欠 トヨタ2000GTのフェンダーの切欠きってなんだ!?
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/285773/
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 ボンネットフッド上のスリットの入った切れ込みについては、そうだ!ブログにして無かったが、さて、現代の方々には、そこがどうなっているかご存知かな?

 ちなみに初代Zこと、S30の場合は、

上蓋 S30Zボンネットの切り欠きの正体は!?(切り欠きシリーズ!?)
 https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/288499/
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国内仕様の場合、パッセンジャサイドが「バッテリー」で、ドライヴァーサイドが「ウインドゥウォッシャー」であったが、トヨタ2000GTの場合は、

ちなみにエンヂンルームの眺めは、




ヘッドの大きなツゥインキャムエンヂンに、X型フレームにフロント・ダブリュゥ・ウィッシュボーンのおかげでエンヂンルームはキチキチの状態だ。

元々、低いボンネットフッドに、フロント・ダブリュウ・ウィッシボーン、おまけに X型フレームのおかげでエンヂンルームは殆ど余裕が無いのだが、その切り欠け部分は、実はなんにも無く、スリットの見えるように本当に「息抜き」の為であった。


トヨタ2000GT ボンネットの切欠きは本当に息抜きの切欠きだった。

 トヨタ2000GTは、ほぼ1年と言う短い開発期間で製作されたために、ガラスのように精細で手の込んだ造りであるのだが、開発期間が短った故に、意外な弱点が散見される。

 例えばだ、ヤマハのピアノを始めとする木材加工の技術を応用した、インパネはウッドパネルで、これが全く本物の「木」で出来ているのだが、前期型は「ウォールナット」製で1枚板と言う贅沢な造りだったが、室内ならいざ知らず、温度変化と湿度の変化が大きなクルマの車内だと経年劣化で割れてしまったり、

一枚 板 トヨタ2000GTの密かな悩み・・・
 https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/2029625/
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 以前他のブログで指摘があったが、ボディ開口部用の「ヒンジ」が剥き出しになって居たり、リヤハッチなんて、三本大先生が見たら怒り心頭になるだろう、ツッカエ棒だったりする。


エッと思われるかもしれないが、あの2000GTだって、リヤハッチを開けるとダンパーが無いから「つっかえ棒」がいるのだ!!

これはひとえに、開発期間が短かったので、「木を見て森を見ず」ではなく、「森を見て木を見ず」で、如何に全体のデザインで勝負しようという思想の表れであると僕は思っている。

 それと対照的なのは、日産、フェアレディ S30 で、低価格でありながら、細部まで拘り、ヒンジを隠し、リヤハッチも開閉が楽で、つっかえ棒の必要ない、ガスダンパーを見つけて来て採用したりしている。

 どちらがどうとは言えないが、ヒンジが見えたから、つっかえ棒があっても、トヨタ2000GTのエクステリアの評価は変わらない所から、トヨタの取捨選択は間違っていなかったのだろう。


今作れと言っても、到底作る事なんて不可能なクルマ、それが トヨタ2000GT だ。

 四輪に憧れていたヤマハの思惑と、本格的なスポーツカーを作りたかったトヨタの「夢」が、たまたま、日産との縁が切れて途方に暮れていたヤマハをトヨタが声をかけ、四輪車とはを知らなかったヤマハが、じゃあやってみましょうというノリで、2000GTの開発に参画したが、四輪車の製造の経験があれば断っていただろう トヨタ2000GTの生産を、四輪車の生産のノウハウと経験が無かった故に製造まで請け負ったが、こりゃ大変と泣きながらガムシャラに作り続けた ヤマハ の苦労はいかばかりだったのだろうか。

 そんな先人の苦労を知らず、切欠きはなんて平和な事を論じられることの有難さをヒシヒシと感じている次第なのである。











Posted at 2021/05/30 04:46:32 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ
2021年05月28日 イイね!

柑色 黄昏から茜色へ入梅前の夕映え

柑色 黄昏から茜色へ入梅前の夕映え 相変わらず不穏な天気が多い今日この頃なんだが、まだ、梅雨には入っていないらしい。

 雨が多い訳では無いが、なかなか晴れた空を眺める機会が少ない。

 そんな入梅まえの金曜日。ようやく仕事が終わった気怠い中、フト西の空を眺めると薄曇りの空が「蜜柑色」の染まっていた。

 余りにも綺麗だったので、2階の仕事部屋から急いで1階に駆け下りてカメラを取り出して黄昏色の空を撮ったのが TOP 画像だ。

 夕焼け空を撮っている最中にも、どんどん空の様子が変わっていって、蜜柑色から赤みが増して茜色の空へ。



梅雨時の空には水分量が多いので、実は一番美しい「夕焼け」が観られるのだ。

 梅雨時や、梅雨の前後は、空気中の水分量が多いので、実は一番夕焼けが観られやすく美しいという事で、「梅雨夕焼け」と言うそうだ。

 さてさて、梅雨入り前という事で偶然見られた夕焼け空。明日はどんな天気が待っているんだろうか、梅雨入りも気になるところだ。











Posted at 2021/05/29 11:06:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 見る(観る) | 日記
2021年05月26日 イイね!

道鋲 ソーラー道路鋲活躍中

道鋲 ソーラー道路鋲活躍中 我が家の駐車場は、道路の突き当りにあって、クルマが転回するにはちょっと狭い。

 しかも夜になると街灯も疎らなので、結構暗いし、それなのに、近所の住人のクルマで無いクルマが、近道をする為に入って来るのだが、ちょっと大きめのクルマになると、曲がり切れずにコンクリート塀に擦ったりぶつかったりが頻繁に起きていた。

 その対策として、「お洒落な(笑)ソーラーライト」を塀の端に固定していたんだが、ある日、ど下手っぴぃの4トントラックがぶつけて何も言わず去ってしまった。。。。


コンクリート塀の端に、ソーラーライトをぶら下げていたのだが、トラックがぶつけて「無言」で去って行ってしまった。

 トラックだから気付かなかったは「ナシ」で、塀に固定していたから結構丈夫だったので、ぶつかった時に結構大きな音が出て、ウチのカミさん含めて、近所の人が何人が出て来て去って行くトラックを見ていたのだが・・・

 そこで、次の対策として考えたのが、ソーラー点滅道路鋲  だった。




これなら、「像が踏んでも・・」 ではないが、クルマが踏んでも壊れないし、夜間になって点灯すると結構目立つので、これなら・・・という事で早速買ってみた。



 片面に LED が 3発 で、両面 6発 で遠くからでも視認性がイイ。

これを置いてからは、塀への激突が無くなったので効果が有ったとみていいだろう。

 ただネックは、品質にバラツキがあって、3年光りつづけるものがあったり、短いモノはひと月(交換に応じてくれるけど)と、当たるも八卦当たらぬも・・という事だ。

 まぁそれでも、¥1,600-弱で、しかも送料無料なので、寿命が短くてもと割り切っている。

 駐車場以外にも、色々と応用範囲が広そうなので、皆さんもちょっとした工夫で応用範囲が広がると思うのだが如何だろうか。

 寿命の短長はあるが、面白い一品だと思う次第なのだ。














Posted at 2021/05/26 11:26:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | お勧め通販 | ショッピング
2021年05月25日 イイね!

合技 26日はスーパームーンに月食の複合攻撃だ。

合技 26日はスーパームーンに月食の複合攻撃だ。 煌々と輝く月。

 26日は、なんと!2021年で最大の大きさとなる「スーパームーン」と「月食」という合わせ技の天体ショウが繰り広げられる。

 心配なのは天気。

 下り坂なんだよなぁ。滅多にない取り合わせをぜひぜひ目に焼き付けたいと思う次第なのだ。



Posted at 2021/05/26 14:06:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 見る(観る) | 日記
2021年05月24日 イイね!

硬派 フェアレディ2000 SR311 。

硬派 フェアレディ2000 SR311 。 AUTOMOBILE COUNCIL 2021 で再会した懐かしいクルマ達の第2弾。

 今回も、三重県の「 ヴィンテージ 宮田自動車」さんの展示車両より貴重なクルマたちの秘密の内側を覗いてみたいと思うのだ。

 まずは、日産と言うより DATSUN の フェアレディ2000 と言ってよいだろう SR311 の登場だ。

 元々は、ブルーバード310のシャーシを強化し、そこにちょっと強力な 1500CC エンヂンを搭載した、SP310 まで遡る日産を、いや日本を代表するスポーツカーだ。

三座 フェアレデーSP310の初期型の謎に迫る!?
 https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/233502/


 その DATSUN フェアレディ シリーズの集大成と言えるだろう SR311 は、たった910Kg のボディに、総排気量 1,982CC 、ソレックスΦ44カブレーションSOHCインラインフォーU20型 145PS/6,000min-1 エンヂンを搭載したものだから、動力性能は想像を絶するものであった。

 ポルシェタイプの 5速マニュアルを駆使すれば、 0-400mをたった 15.4秒 で駆け抜ける事が可能であった。さらに最高速も 200Km/h を超えた最初の国産車となった。

 日産は、この SR311 の為に、OPとして、2種類のギヤレシオと、7種類のファイナルギアが用意し、さらに LSD も当然のように OP 化されていた。


SP310から大きな部分では変わっていない 910Kg の軽量ボディに 145PS の強心臓は強烈と言う言葉しか思いつかないモノであった。

 実は DATSUN フェアレディ SR311 は、大きく分けて、3つのボディタイプが存在する。詳しくは

判別 フェアレデーSR311の見分け方!
 https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/2322361/


を見ていただきたいのだが、展示されていたのは最後期型の北米の安全基準に準拠すべくマイナーされたモデルだ。その様子が一番分かるのが室内で、


乗員保護のために、分厚いソフトパッドで覆われた室内。ソフトパッドが厚いためにコンソールのラヂオが縦に収められている。

北米の安全基準に基づいて、室内は、分厚いソフトパッドに覆われ、ソフトパッドの厚みの為に、センターコンソール幅が制限されてしまい、ラヂオが縦に収められてしまっている。

 DATSUN フェアレディの英国調の雰囲気を持っていたインテリアも、乗員の安全と言うお題目の為に、雰囲気がエラク変わってしまった。

 僕も何度かノーマルの SR311 ロースクリーン に乗った事があるが、フロントダブリュウウイッシュボーン、リヤ リーフリヂット のサスペンションはハードそのもの。

 そんな締め上げられているサスでも、一気に 145PS の馬力が掛かると、リヤが暴れ、暴れる板バネを抑えつつ、前へ進もうと努力するスタイルはスポーツ・・・であった。

 日産を代表するスポーツカーの後は、トヨタをいや悔しいかな日本を代表するスポーツカーを眺めてみたい。



フェアレディ SP、SRシリーズは、国内より海外でより愛されていた。
 

 





Posted at 2021/05/24 01:26:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | フェアレディ | クルマ

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「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
何シテル?   01/04 14:54
無類のクルマ好きで、日産車を愛してやみません。 徳小寺 無恒のHNを引っさげ、かつての愛車、ワインレッド・パール・ツゥートンのU14ブルーバードの話題を軸...

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