AGNの発表している、真実の「新車販売台数」の4月分が公表されて久しいが・・・
僕は、もう何度目か分からないが、いい加減見るのがイヤになった・・と告白せねばなるまい。
箱車 と総豊田(トヨタ)化症候群の5月の詳細販売台数には驚いた
http://carlife.carview.co.jp/User.asp?UserDiaryID=283915
別枠 もう新車の販売台数のランキングはトヨタ以外でやってはどうだろうか?
http://carlife.carview.co.jp/User.asp?UserDiaryID=1343988
などなど・・・
AGNのこの表を、無断でコピペしているのもいけないのだが、もう昨日家へ帰ってオリジナルの表を眺めていると、腹立つのを通り越して呆れてしまって、もしかしたら、気が紛れるかと思って、新しく入手したソフトで色分けをしてみた。。。
結果・・・ますます「腹がって仕方なかった・・」(閑話休題)
ここで冷静に分析してみると、トヨタの凄さは、上から下まで均等に各クラスのクルマがランクインしている事だ。
特に売れセンではないが、エスティマだの、アルファード、果てはクラウンといった、価格も安くなく、さらに利益の大きなクルマがランクインしているのも、まったく凄い現象だ。
僕が注目しているのは「カローラ・セダン」だ。
モデル末期になっても売れ続ける、下手をすると通常より売れてしまう・・という現象は、他社では見られないトヨタ車に見られる特色だ。
この辺りに、日産がどうあがいてもランクインが長続きしない「ティーダ」や「ラティオ」、「シルフィ」浮上のキーワードがあるのではないだろうか?
しかし、1970年代から80年代に見られた「マツダのションベンカーブ現象」が、またもや4月度の販売台数を見ると、完全に日産に取り付いている事が証明された格好になっている。
新車を出した瞬間は、ドカンっと売れるが、その後は綺麗なカーブを描いて堕ちて行く・・という姿だ。
もう何度もコメントして舌先が渇いてしまったが、とにかく今の日産に必要なのは、「フィット」や「デミオ」、「スイフト」みたいに、多少の上下はあっても、上位に入り続ける車種が無い事が致命的な問題だ。
さらに今回、軽自動車のランキングも載せたのは、日産のOEM車二車が、なんとベストテンにランクインしている事実を明らかにしたかったからだ。
ランクインどころか、本家より余計に売れている姿を見て、皆さんは何を感じているだろうか?売っている「数」だって半端じゃない!!
「モコ」に至っては、普通乗用車ベストワンの「ヴィッツ」より遥か800台近くも上回っているし、「オッティ」だって「ステップワゴン」より
馬鹿売れ しているのだ。
つまり
日産の販売店の販売力に翳りナシ という事を、このOEM二車は数字で我々に語りかけているのだ。。
日産の新車たちは、本当にイイ。それは誰もが認める処だ。
しかし正直に言って、今、日産車を買え!と言われると躊躇してしまうのは何故だろうか?
「シルフィ」は良いけど、でもピリッとしたとこがないし、じゃあ「ティアナ」や「スカイライン」は、5ナンバーの枠を「いち抜けたぁ~」で、でか過ぎるし・・・正直、今の日産車って日本の市場の「スイートスポット」を外していると言えるのではないだろうか。。。
先日の、業績発表でゴーン氏が、「なんで日本だけ売れないんだ!?」と珍しく「恨み節」を披露してしまったが、その発言の背景には、もちろん日本以外の好調(でも、ホントはそうでないけど。。)なのに何で?という気持ちと、「自分たちは良いものを造っているのに!?何故」という、少々の慢心が見え隠れする。。。
4月度のこの実績を見て、もし、イイクルマ造っているのに売れないなぁ・・なんて当事者が感じているのであったら、それは益々の日産の没落を加速させてしまう恐れがある。
OEMなのに馬鹿売れの二車の現実と、普通車が売れない事実を、ぜひ謙虚に受け止めて欲しいと思うのだ。
日本が「トヨタ」ばかりじゃ面白くない・・そう思っているのは日産のファンばかりでないハズ。。
頑張れ日産・・・また今月も元気は無いが声を張上げたい。。そう思うのだ。。
Posted at 2006/05/16 10:26:36 | |
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販売台数 | クルマ