AUTOMOBILE COUNCIL では展示販売以外にも企画展示も行われている。
僕が一番興味を持ったのが、これまで UP した 「時代を進めたラリーカーの戦闘美」 なんだが、もうひとつ、これは外せないと思ったのが 「マツダ、ルマン優勝への軌跡」 だ。
そこには、
1991年 ルマン総合優勝 MAZDA 787B
1985年 クラス 3位・6位 MAZDA 737C
1982年 MAZDA初完走 MAZDA RX-7 254
の三台が、静かに佇んでいた。
まずは、ルマンで MAZDA と言えば、あのレナウン・カラーの、日本車初総合優勝を果たした 787B だろう。
F1のレイトンカラーと並び印象的なレナウン・チャージ・カラーが印象的だ。
830Kg の車重に、R26B型4ローター700PSをミドに載せるグループCカーだ。意外に思われるかもしれないが、レースシーンで「カーボンブレーキ」を最初に搭載したのは、この 787B であった。
ルマンのコースを 362周周回、 距離にして 約4923 kmを走り切り、日本車初のルマン総合優勝を勝ち得た。
今回の特別企画の凄い所は、本当に間近で ロータリー・ロケット達を見られる事だ!!
僕も外見は何度も見たもんだが、流石にここまで間近でコクピットを見たのは初めてだ。
フルバケット・シートにたどり着くまで1m はあろうか!?バックスキンのスティアリングが印象的だ。
昔から MAZDA のレーシングカー のコクピットはまとまりがイイと良く言われてたもんだ。
室内 GT-R VS ロータリー・カペラ
→ https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/5323258/
次にご紹介したいのは、MAZDA 737C だ。
由良拓也のムーンクラフトとのタッグ最後のマシンが 737C だ。
由良拓也のムーンクラフトとのタッグ最後のマシンで、300psのRE13B改を搭載。外観も空力的に洗練されてきている。
この MAZDA 737C の前が、ローラ、その前が727C、さらに遡って 717C となり、それ以前は RX-7 をベースに改造された RE13B改 のマシンでルマンを闘っていた。
その RX-7 ベースのマシンの最終型が、MAZDA RX-7 254 だ。
市販車ベースのマシンで最後の挑戦が RX-7 254 になる。
市販車の初代 RX-7 をベースに改造されたマシンなんだが、RE13B を改造して 300 PS を発揮していたが、まだまだ上位を狙うには馬力不足であった。
それでも、数多くのマシントラブルを克服して、MAZDA ルマンチャレンジ で初めて総合14位で「完走」を果たす事になったメモリアル的なマシンだ。
この MAZDA RX-7 254 も、マシン周りに遮るものが無く、内装も、
ここまでコクピットを間近で見られるなんて・・・ピラーやクランクしたシフトレヴァーに市販車の面影が見て取れる。
これでもかというくらい近くで見て、画像に収める事が出来た。
これだけ近くで見られると、如何に市販車ベースであることが良く分かるモノだ。
ハイライトは、やはり 787B なんだろうが、そこに至るまでのメモリアルなマシンが厳選されており、非常に興味深い企画だったと思う。
こうして間近でマシンをは、実はこの他の展示車両にも言えて、懐かしいクルマ達でもお腹いっぱいになるくらい見る事が出来たのだ。
その続きはまた。
Posted at 2021/04/25 23:12:59 | |
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