よいよというか、やはりと言うか、ついに自転車の取締りの強化が現実のものとなった。
これまで、僕も数度ブログにUPしてきたが、今回の強化は少々強引すぎるように思えてならない。
手軽 自転車のマナーが注目されて久しいですが。。。
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/5176752/
提言 自転車と歩行者の共存は図られるか!?
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/3355374/
確かに今の自転車の状況を見ると、異常な速度で走る連中や、携帯で電話どころかメールを打ちながら・・という暴挙にも似た異常な運転を日常的に見る事ができる。
しかしながら考えてみても欲しい、現在の交通状況やインフラの整備状況の中で、大挙して自転車が車道を走る様子を考えると、僕は背筋がゾッとする。
正直に言って、今の状況では車道を自転車が走行していると危険極まりないというのが、多くのドライヴァーのホンネ、いや、もっと端的に、誤解無きように言うと 「邪魔」 以外の何ものではないのではないのだろうか。
現状の道路状況などを鑑みると、歩道走行は認めつつも、速度違反、無謀なながら運転の自転車の摘発、指導を強化して、歩行者と自転車、クルマと自転車の
「共存」 を図るべきではないのだろうか。さらに言えば、もっと自転車の安全教育やルールの周知徹底を合わせて図ることによって、円滑な交通状況になれるのではないかと僕は思っているのだが如何だろうか?
取締りを強化する側だってわかっていると思う
「良好な自転車交通秩序の実現のための総合対策の推進について」
http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/bicycle/taisaku/gaiyou.pdf
ここでも、
「走行環境の整備も十分には進んでいない」
「自転車一方通行」や「ふつう自転車専用通行帯」を活用した走行空間の整備
などと書かれている。
さらに、
良好な自転車交通秩序の実現のための総合対策の推進について(通達)
http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/bicycle/taisaku/tsuutatu.pdf
道路交通の場においては歩行者と同様
の取扱いをされるものであるという誤解が生じていたところであるが、近年の自転車に係る交通状況を踏まえ、車道を通行する自転車の安全と歩道を通行する歩行者の安全の双方を確保するため、今一度、自転車は「車両」であるということを、自転車利用者のみならず、
自動車等の運転者を始め交通社会を構成する全ての者に徹底させることとした。
そのためには、
自転車道や普通自転車専用通行帯等の自転車の通行環境の整備を推進し、
自転車本来の走行性能の発揮を求める自転車利用者には歩道以外の場所を通行するよう促すとともに、車道を通行することが危険な場合等当該利用者が歩道を通行することがやむを得ない場合には、歩行者優先というルールの遵守を徹底させることが必要である。
また、制動装置不良自転車運転を始めとする悪質、危険な交通違反については、その取締りを推進することも必要である。
と通達には書かれているが、どうも、取締りばかりが強化されて、その他は後回しという印象を受けるのは僕だけだろうか?
今回の自転車の騒動の責任の一端は、まったくもって、悪質な自転車が多くいる現状がそうさせた、自らの首を絞める結果なのだが、そうした悪質な自転車の検挙や、安全の啓蒙を置いておいて、全部の自転車に、いきなり法の網目をかけるのはどうかと思うのだ。
もっと、自転車、いや国民との意見の取り交わしや現状の把握を行ってからでも遅くはないと思うのだが、どうもそうした面倒な手続きは行いたくないというホンネが見え隠れして居る様に感じてならない。
この問題は、大きな問題ですぞ。クルマを含めたすべての国民が関心を持ち、良い方向に持って行かないと、こうした力づくの強権がまかり通ってしまう・・・と感じてならないのだが、皆さんは如何感じただろうか。
Posted at 2011/10/26 07:39:51 | |
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