最近の国産車は、どれもこれも似たよなモンで、背高ノッポで、スライドドア、怖い顔をしていないと売れないみたいな強迫観念がメーカに植え付けられているみたいだ。
じゃあ舶来のクルマたちも同じかと言えば、舶来のクルマのほとんどはオーソドックスなセダンやワゴンが、まだまだ幅を利かせている。
そんな日本国のクルマの市場で、何とか個性や何かを変えようとした面白クルマが生き残っているのが「軽自動車」の世界なんだが、その軽自動車も、基本的には、横転系の背高ノッポ、ドア横開きが主流で、それらに関しては、どれもこれも同じベクトルでできているとしか言いようがないのが実情だ。
ただ、最近面白くなってきたのが、上記の趣味クルマだけではなく、商売系、仕事系のクルマにも、よそと違うものを作ろう売ろうとする傾向が出てきたのは、実に頼もしく、まだまだ日本の未来はと感じている。
その一例が軽トラで、依然ブログしたが、
特仕 ハイゼットに特別仕様出た!
→ https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/31974320/
ダイハツのハイゼットなんてカラーリングからして、なかなか面白い感じになっている。そういえば「ハイゼット」と言えば地道ながら「ハイデッキヴァン」と言われる四人乗りの荷台付きのモデルが現行にも用意されて、
もともとは、町の電気屋さんの需要に応えて作り始められたのだが、現在は趣味性の高いモノとして売られている。
ちゃんと四人の大人が乗れて、荷物も積めるというコンセプトで売られている。
四人乗りの軽トラ・・・で思い出したのだが、実に50年前に、四人の大人が乗れて荷物も積めるという軽トラがあったことを皆さんはご存じだろうか。
その名は
「キャリイ」 ・・・
間違っても
「キャリィ」 とか
「キャリー」 とは言ってはいけない。スバリストに
「レガシー」 と言うと怒られるのと同じだ。・・・・・閑話休題
「幌つき」 だ。
乗員二人は、通常通りにフロントの居室に座り、残り二人は・・・・荷台に用意された、折り畳み式の「補助シート」に座るという、正にコロンブスの卵的な発想で作られていたのだ!!
そういえば「補助シート」と言えば日産党であれば、このクルマを忘れてはならないのだが・・・閑話休題
実際に乗った人なら分かるが、いやぁ乗り心地は・・・のY30ワゴンの補助シート。
まるで自衛隊みたいだという声も聞こえてきそうだが、これでも近距離なら問題なく機能していたモノだ。
荷台の外枠の高い L20H になると、リアの扉の裏側には、ステップがあって、荷台へのアクセスが容易になっていたのもポイントが高かった。
まぁ現代では保安基準などで実現が可能ではないタイプなんだが、少ない需要にも応えようとしたメーカーの熱意には頭が下がる思いだ。
数が少ないので作らないのではなく、数が少なくても 「あったらイイね!」 の小林製薬チックなクルマがあってしかるべきだと僕は思うのだが如何だろうか?
キャリイのご先祖様。スズライトキャリイ。全長は3メートルに及ばず、幅も1メートルちょっと・・・安全基準は別にして、こんなコンパクトでも居住性などは確保されていたのはさすがだ。
内装もカラコーディネイトされてお洒落だ。
Posted at 2015/08/30 19:19:40 | |
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