惜別 広島の個人タクシードライヴァーからのメール。。。
http://carlife.carview.co.jp/User.asp?UserDiaryID=1946102
復活 広島のU14ブルーバードタクシーのその後・・
http://carlife.carview.co.jp/User.asp?UserDiaryID=1973912
G11シルフィが、小型車の枠に入らない事が判明して、N氏の新しいクルマ探しが始まった。。
そして運命の「赤い糸」は、神々が寄り集まると言う「出雲」の国へとN氏を招いた・・・
N氏の見出した新しい「青い鳥」は、広島へと陸送された。
ここから、また新たなドラマが始まった。。。
それは、タクシードライヴァーとしての顧客への「もてなし」を最優先するN氏の姿と、クルマへの並々ならぬ拘りが、単純な個人タクシの枠を超えたオーナーカーとしての完成度も高めたモノとなった。。。
ここからは無粋な私の文章より、N氏から僕へ送られて来たメールをそのまま拝借して皆さんに、今のN氏の「ブルーバード」の姿をご紹介しよう。
運賃メーターの取り付けですが、日産クルーやトヨタのコンフォートはタクシー専用車のため、最初からメーターの取り付けスペースは確保されているのですが、ブルーバードにはないので無理やりくりぬいてはめ込みます。
この取り付けは私の利用しているメーター屋さんの苦心の作品のひとつです。
今回、新しくカーナビを購入しました。前車に付けていたインダッシュTVは出すときと収めるときに手動でしか反応しなくなってしまいました。
カーナビの取り付けでこだわったのがモニターをインパネの右側に取り付けることです。
これもメーター屋の親父さんの作品です。
お客様からの行き先について、運転手が走りながらカーナビ検索をするのはあまり気持ちのいいものではありませんよね。
この位置だとお客様からはあまり見えないし、右下に設置した状態でのリモコン操作ですからまったく気づかれません。
タッチパネルでリモコンは必要? という購入前の疑問は崩れました。
サイドブレーキの横に取り付けられたレバー。これは自動ドアのレバーです。
普通個人タクシーは小さなボタンを引っ張るエアー式です。
法人は運転席右下のレバーを引く機械式ですが、ブルーバードにはエアー式の自動ドアなどなく、運転席右側にはクルー、コンフォートと同じ機械式を取り付けれるスペースがありませんので特注品の自動ドアをこの位置に取り付けます。
このオートドア、部品代 58,000円、工賃 19,000円 でした。
さて、こうして数々の難関を経てタクシーに仕上がりました。
横のラインはマグネット式ですので自家用で使用するときは外します。もちろんアンドンも、洗車の度に外して張ってと・・・・けっこう疲れます。
そして大切なクルマのナンバーですが、今回希望ナンバーは2006にしようかとも考えましたが、前車と同じく****です。
だから、個タク仲間では私が代替したのを気づかない方がほとんどです。
ただし、かなが、い→
* に変更になってしまいました。
前車も字光式のナンバープレートでしたが今回から発光ダイオードの字光式です。
この黄色い部分が緑色に変わり明るく照らします。電球の時のように照らされた光にムラがありません。
今のところ発光ダイオードの字光式はおそらく私だけではないでしょうか。
一般車も今までの電球から変更になったのですかね。
数々の拘りと、工夫によって新しいN氏のタクシーライフは始まった。
今回、新しいブルーバードの紹介も兼ねて、色々なタクシーの装備に付いても画像を送って頂いて、丁寧な説明までコメントを頂いた事には感謝に堪えない。
特に、いかにメーカーが作り上げたクオリティを守りながら、タクシーとしての機能を損なわないかと言う工夫や心遣いには、驚きを隠しきれない。
特に右側に置かれたナヴィのモニター・・・という発想は、乗客を乗せてさらに安全に不安無く送り届けよう・・という、まさにプロの執念を見た様な気がした。
それでいて、取り外しのできるブルーのラインや、字光式ナンバーに、オーナーカーとしての自己主張を忘れない・・という、クルマ好きの心意気も忘れられていなかった。。。
僕ももう20年何がしクルマに乗っているが、いつまでもこういった職種は違えどもプロとしての意識や、クルマへの拘りは忘れたくない・・そう改めて思ったモノだ。
N氏の補足だが、字光式ナンバーに付いては私のサイトにも扱ったモノがるが、当時はまだ「LED式」は、まだまだだったので取り扱っていない。
字光式ナンバーにしよう!!
http://u14sss22ltd.fc2web.com/u14main/jikoushiki/jikoushiki.html
最近は、色々なメーカーから同じ様な製品が出ているので、検索サイトなどを駆使して探してみると面白いかもしれない。
http://www.kyoeiad.co.jp/wap/bodyflame3.htm
今回、「ブルーバード」というブランドが縁で、私へメールを送って頂いた広島の個人タクシードライヴァーの Nさん。
そのメールから、ただ「ブルーバード」に乗っていますよという、それはそれで嬉しい便りなのだが、それ以上の「ブルーバード」に対する拘りや、クルマに対する価値観に、僕はいたく感動してしまった。
本来クルマは、移動する手段という機械でしかない。
しかし、そこに多くの人たちが温かみを感じて、大事なパートナーとしての「情」を感じ取っている事は疑うべくもない事実だ。
それを、生活の生業として毎日接し、さらに多くの人々の足としてご活躍されている姿を見るにつけ、
僕は「クルマに乗っていて良かった」
と素直に感じた。
今回の三回に渡るブログを、皆さんに読んで頂いて、そこからクルマに対して、ブルーバードについて、日産というメーカーの姿勢に、ひとつでも感じる事があったとすれば、僕はNさんの思いを100%で無いにしろ、少しでも伝える事ができたのでは・・と思っている。。
あぁぁ僕も、こんなドライヴァーとしてのカーライフを送りたい・・・そう思った事も最後に付け加えて、このシリーズを一旦締めくくりたい。。そう思うのだ。
広島の Nさん。
ありがとうございました。
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Posted at 2006/05/29 15:18:16 | |
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