まぁ色んな意見はあるが、ここ数年の都内の幹線道路の空気は随分と以前より良くなったと思う。
だいたい、あの都知事のペットボトルにディーゼルの 「煤煙」 を入れた会見をきっかけとした、ディーゼル車の規制による効果が大きいと思うのだが、それでも時たま、尋常ではない「黒煙」を上げて走行するディーゼル車を見るが、そうしたクルマの取り締まりはやっているのか?と思うように、取り締まりの場面を見ないような気がする。
しかし、実際にはこんな制度があるのをご存じだろうか。
迷惑黒煙 通報制度
http://www.tenken-seibi.com/kokuen/tsuuhou/index.html
しかも、6月1日(金)から6月30日(土)までの一か月間は
「不正改造車排除強化月間」 となっており、さらにディーゼルについては
「ディーゼルクリーン・キャンペーン」 というモンもやっているのだが、相変わらず周知徹底には至らず、強化月間が終わろうとしている。
せっかく、環境向上や不正燃料の撲滅の為の良いチャンスなのに、どうも、この手のお役所仕事は、綿密にスケジュールや謳い文句を作っておきながら、一般には知られずというのが多すぎる様に感じる。
ディーゼル車の
迷惑黒煙 通報制度 は通年行われているので、これは、是非多くの人に知ってもらいたいと思うのだ。
この制度は、尋常ではない 黒煙 を上げて走行している クルマ、トラック を見かけた場合、
「迷惑黒煙の通報連絡書」 へ ナンバープレート などを管轄する運輸支局整備課あてに FAX等で通報するというもの。
通報を受けた、運輸支局整備課で、通報内容をチェックし車両等が特定された場合には、通報された使用者宛に「自主点検のお願い」を内容とするハガキで通知することにより、当該自動車の使用者に対し指導するというもの。
通知されたから、直ちにどうだ!という事は無いが、流石に、そんな葉書が来たらある一定の抑止力にはなろうともうのだ。
さらに、排出される黒煙の濃度を見極めるために、TOP画像の様な
黒煙チェックシート があるので、それも参考にして欲しいと。。。
しかし、欧州に遅れに遅れたディーゼルの色々。
昔はディーゼルは、煙は出るし、音や振動がと言っていたが、現代のディーゼルは、まったくガソリン車と同じとまではゆかないが、排気については、よほど無理をしない限り 「黒煙」 なんて出ないモンになっている。
売られている燃料も、ここにきて漸く 低硫黄化 が進んで、それもディーゼル車の環境負荷の低減に大きく役立っているのだが、それも余り知られていなくてねぇ。
どうも、供給側にも一定した思想などが無く、そう言えば何時から無くなったか記憶が定かではないが、バブル期の最後の方に 「プレムアム軽油」 な~んていうモンもあった様に記憶しているが、あれはどうだったのだろうか?
なにはさて置いても、整備不良、悪意のある改造、不正燃料を使用する事によって発生する、現代のディーゼル車の黒煙について、皆さんにももっと興味を持って頂きたいという事でブログした次第だ。
文字がやたらと多いが、一読して頂ければ幸いだ。
.「ディーゼルクリーン・キャンペーン」 ↓
Posted at 2012/06/25 02:44:43 | |
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