僕が今回の「東京モーターショウ」で一番楽しみしていたのが、
「自動車ジャーナリストと巡る東京モーターショー」で
吉日 五味康隆 様、当日はよろしくお願い致します。
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/15278172/
よいよ、その時間が迫ってきた。
僕とした事が、集合時間15:50直前まで部品メーカーのブースで、話し込んでしまった為に、会場である会議室まで全力疾走の憂き目になってしまった。
大事な時間だと言うのに、約一分の遅れで会議室に到着。参加者の皆さんを待たせてしまい申し訳ない気持ちで一杯であった。そして、僕が着席し程なく 五味康隆 氏と石川真禧照 氏がテーブルへとやって来た。
この集まりでのジャーナリストの参加者の予定では、当初、 五味康隆 氏と 松田 秀士 氏であったが、松田氏が急用という事で、急遽 石川氏が五味氏とタッグを組んで我々を案内してくれる事となった。
まずは参加者全員の自己紹介に始まり、五味氏が参加者の会場を見たい、聞きたいポイントを聞き、それでは!と席を立った。
この時、会場のほかのジャーナリストのテーブルは、まだ懇談中であったが、一番で!会場を後にして各社のブースへと足を運んだ。
各社のブースでは、玄人ならではの切り口で、今回のモータショウの中身の解説があった。
その中でも興味深かったのが、今年のモーターショウの目玉とも言える電気自動車に対しての実用性という観点での見方だ。
電気自動車というと、ここ数年で降って湧いたようなイメージだが、いやいや戦後間も無く、昭和21~23年頃に大いに流行った時期があった。
日産が「ユニバーサル」、トヨタが「電化号」(トヨタはラジオも作っていた)、そしてスカイラインで有名なプリンスは「たま号」を作っていた。
なかでもプリンスのたま号は性能も良く、最終型に近い「たまセニア」に至っては航続距離が200Kmの大台に乗っていた!(無論、充電時間とか最高速度は現代に及ばないが・・・)
現代の電気自動車は、そのバッテリーそのものの性能が十二分に向上したが、さらに回生ブレーキなどの技術によって航続距離の伸延が図られている。
両氏は、これまでこうした電気自動車のプロトタイプなどに何度も乗ったという事だが、実感したのが、高速走行が続いたり、エアコンなどの快適装備をフルに活用した場合の航続距離の短さ。
タウンコミューターとしては大丈夫だが、高速を使った遠出や快適装備を遠慮なく使った場合の実用性(移動距離)に、まだまだ改良の余地があるとコメントしていた。
たま号の当時の様に、エアコンも無ければ、ヒーターだって無い・・・(そうそう、ガソリン車だってヒーターが保安基準で必ず装備されないといけなくなったのは昭和40年代なのだ・・・閑話休題)、そういった自動車だったら、ある程度航続距離も伸びただろうが現代のクルマとしての使い方だったら?
かつてガソリン車が、箱根の山坂道を休息無しで登れるか!?を競っていた時代のレヴェルが、現代の電気自動車なのだろう。
充電する場所のインフラもまだ整っていない、そんな中での電気自動車の船出はかなり厳しいと両氏もコメントしていた。
無接点充電などの充電設備の革新や充実、バッテリーそのものの更なる性能のアップが必要、この点は僕も大いに共感する部分だ。
だから100%電気自動車ではなく、ハイブリットや内燃機関などが、適材適所で活用されるというのが当初の近未来のクルマの使われ方ではないかと思うのだった。
Posted at 2009/10/25 04:25:42 | |
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