所要があって、レンタカーを借りたのだが、久々に 現行マイナー前の ワゴンR がやって来た。
実は先代の ワゴンR を2010年の11月に、やはり同じレンタカー屋の営業所から借りていたので、記憶をたどりながら乗り比べができるという算段だ。
しかし、モデルチェンジしたと言っても、実に良く似ている。細かい部分はかなり違うのだが、基本的なラインは、全く言って良い程同じなので、ぱっと見た目には違いが分かり難い。
TOP画像は先代と現行型の画像なんだが、右が先代で左が現行型となる。
デザインが似ているせいかもしれないが、乗った時の見晴らしは先代と変わっていない気がした。例えば、交差点の右折の時、先代でも感じたのだが、Aピラーとドアミラーが微妙に視界を遮る場面があった。
さらに、僕のポジション、若しくは典型的な日本人体系の為なのかもしれないが、スティアリングにメーターの下部が蹴られて、ミッションのポジション・インジケータが見えないのだ。
右折時にAピラーとドアミラーで視界が遮られる事と、スティアリングでメーター下部のシフトポジションが見えない。
ちなみにこれが先代の、僕の目線で撮影した画像。
メーターの表示には、まぁ俗に言うエコモニターの機能が付いており、エコな運転をすると、メーターの指針部がグリーンにバックライトされる様になっている。そして、減速時に発電・充電が行われると、メーター内のエネチャージインジケーターが点くようになっている。
それでは実際に走らせてみよう。
今回は、ほとんどのステージが山坂道で、さらにコーナーも多いというシュチエーションだ。そして、特にエコな運転なんて心がけないで、他のクルマの流れに十二分に付いて行き、踏む時は踏んで、踏まない時は踏まないというメリハリ運転に徹した。
平地では、動力性能に不満は無く流れをリードは出来ないが、過不足のない加速を味わえる。CVTの味付けも違和感が少なく、如いて言えば、急減速してパッと加速に移ろうとした時に、少しためらいがあって、加速を開始しない場面があるくらいか。
それ以外の通常の減速から、加速と言う場面では、瞬時にギヤ比が低くなり、ウヮ~ン!!という乾いた音を発して結構な加速が出来る。
こんどは山坂道なんだが、さすがに最近の軽自動車、おっと、あの鈍足の DAYZ という例外はあるが、普通に走らせる分には、然したる不満を抱くことは無い。
確かにエンヂン音は盛大に大きくなるが、これは先代よりかなり静かに躾けられている感じがした。足回りも、下を覗いてみたのだが、スタビライザーが無いにしては、ロールも少なく、意外な程コーナーを頑張れる。ただアンダーは強めで、おおちゃくな運転をしてコーナーに突っ込むと、大きく外にはらんでしまうので無理は禁物だ。
一人乗りと言う事もあるだろうが、フロントの乗り心地は良いのだが、リヤが若干ピョコピョコした感じがする。
さてさて、噂のエネチャージと走行中でも時速13Km以下になるとストンっ!と止まってしまうアイドリングストップなんだが、エネチャージだから グ~ン・・ダァ~ン!という動力性能の実質的な貢献は体感できないが、アイドリングストップは、嫌になるくらい頻繁に体感できる。
特に街中の渋滞でゴーストップを繰り返していると、アイドリングストップも頻繁に起こって、確かに始動のタイムラグは殆ど感じないくらいなんだが、遠くで唸るスターターの音に、ガソリンは食わないだろうけど、スターターは大丈夫なんかい!?と心配になったくらいだ。
ほぼ半日乗り回して、山坂道に渋滞に見巻き込まれて、果たして燃費は!?
山坂道に、渋滞、エアコンもガンガン使って、これでもかとエネチャージランプ点灯に、一体何回始動停止を繰り返したか分からないくらいの、アイドリングストップも経験して、さて、燃費は如何ほどか?と期待と不安が入り混じった状態でGSに雪崩れ込んだ。
走行距離は90.1Km。あっ!エコスコアを見るのを忘れた!!!
乗って直ぐに満タン法の精度を上げるために、セルフに入って、コツンコツンと満タンにして、再び返却前にコツンコツンと満タンにした結果は!?
給油量は4.22L。 燃費は 21.35Km/L とでた。
走行距離 90.1Km で、給油量は 4.22 L と言う事で、燃費は 21.35Km/L と出た。
決してエコなんて気にせず、急な山坂道では、それこそ ベタ踏み の場面もあったのだが、僕的にはまぁまぁの燃費ではないかと考えている。JC08モード燃費が確か28.8km/L だったので、まぁ達成率は74% なので乗り方を考えるとナカナカとも感じるのだが・・・
しかし、あのアイドルストップは参った。
とにかく、隙あらば止めようとする制御で、ブレーキングをしながら減速しているとストンっとエンヂンが停止するのは、昔ながらの人間にはちょっと心臓に良くない雰囲気だ。ただ、、「止まろうとしたけど、やっぱり進もう」なんていう場面でも、瞬時にエンヂンが再スタートするので、確かに違和感が無いと言えばないのだが・・・・・・・
見た目は、どこが変わったんだ!?というワゴンRなんだが、中身は確かに進化している。ただ、それが商品力と言う一般の購入者への訴求力になっているかと言えばどうかと思う。
ある意味で玄人好みなんだが、最近の見た目重視の風潮の中では、以前の様にワゴンRも我が道を行くのは難しいのではと感じた次第なのだ。
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Posted at
2014/03/29 19:21:26