8トラ時代にもコンパクトカセット (正式にはフィリップス型コンパクトカセットという) があった事は先日のブログに記載したが、まだまだ音質が悪く会議の録音用などに用途が限られていた。
しかし、技術は日進月歩、テープそのもの進化して、磁性体を進化さえた「クロムテープ」が出て、さらに磁性体をメタル磁性体に変えた「メタルテープ」も出て来て、一気に音質が良くなった。
再生録音時間も、一般的には「5分」、「10分」、「30分」、「46分」、「60分」、「90分」、「120分」が良く売られていた、そうそう、この時間は 裏・表 の時間で、片面だけだと、表示時間の半分しか再生録音できない。
コンパクトカセットの進化に伴って、それを再生するカーオーディオ用のデッキも進化を遂げ、
カセットが小さくなったのでデッキも小型化が進んだ。純正のAMラヂオを外して、カセットもラヂオもという機種が結構登場した。
10W 無いような、現代からみればか細いアンプ内蔵タイプのデッキが続々と社外品で登場した。さらに純正のAMラヂオを取り外して、カセットもAM・FMラヂオも聞けるというオールインワンの機種も出てくるようになった。
そうそう、チューナーで思い出したが、パイオニア最大の珍機種と言われるチューナーが1979年登場した!最初僕は広島で展開しているカーショップ「モンテカルロ」で見た時は、
「一体だれがTVの音だけで満足するのか!?」
ツマミ式のチューニングダイアルが、この頃のTVを彷彿させる。。。FMにAM、TVの音声も聞ける珍品だ。(クリックで画像拡大)
と疑問に思ったが、案の定、これを装着しているクルマを一台も見た事は無かった。。。。。パイオニアも、これを造った事は無かった事にして欲しいのか、どこの資料を見ても見つける事が出来なかった。
デッキの進化に、少し遅れるような形で変化が出て来たのがスピーカーで、
デッキの進化に遅れてようやくスピーカーも変わってきたが、まだまだシングルコーンでフルレンジ再生と言うモノが多かった。(クリックで画像拡大)
当初は社外品なんて皆無の状態だったが、だんだんと社外品も出て来て、当初は、見栄え重視で イカツイ デザインのモノが多くて、中身はシングルコーンでフルレンジ再生というショボイものだったが、それもバスレフのツゥ・ウェイなんて言うのも出て来て徐々にクルマのオーディオの時代が足音を立ててやって来ようとしていた。
Posted at 2013/10/20 08:39:44 | |
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