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2015年11月15日

純正 ラジアルタイアは違反ですの世界から・・・今。

純正 ラジアルタイアは違反ですの世界から・・・今。  今でさえ、タイアなんて純正でも良いモノが勝手についてくる時代になったが、僕がクルマに本格的に乗り始めた当時は、ラヂアルタイアと言うだけで憧れたものだ。

 なんたってアルミホイールだって、純正以外は車検でNGと言う時代。タイアだって基本的には純正装着以外の幅でNG、しかも純正がバイアスだとラヂアルと言うだけでもダメだった時代だったのだ。

 そんな中、1970年代中盤からは、ラヂアルタイアが当たり前になってきて、その頃になったら、銘柄にも拘りが出て来るようになった。

 もちろんの事、国産タイアのメーカーも頑張っていたが、そこは舶来品が幅を利かせていた時代、クルマのメーカーもそこは心得ていて、ミシュラン、それも 「XVS」 をスポーティモデルに装着するパターンが多くなった。


当時欧州での ミシュラン XVS のポスター。非対称パターンが良く分かるアングルだ。

 当時の国産ラヂアルタイアでは、メーカー毎の明確な違いが見出されなくて、ようやくBSがサイドウォールの硬さを部位によって変化させた 「SF構造 スーパーフィラー」 が他社との違いと性能差を宣伝し始めていた。

回顧 BS「スーパーフィラー」って知ってますか!??
 https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/8825524/



 そんな状況だったから、ミシュランなんて、すごく高性能タイアみたいな印象があって、さらにタイヤのパターンは対称形という概念があった日本のドライヴァー・・・・・いやメーカーでさえ、ミシュランXVSの非対称パターンにエラク驚いたもんだ。


ブルーバード910初期型のカタログより。ミシュランXVSさえ装着していれば高性能みたいな神話が成立していた・・・・

 そんな中巻き起こったのがスーパーカーブームで、さらに驚かされたのがタイアのサイドウォールが恐ろしく薄い事に日本人は気づくのだった。

そう「扁平タイア」の存在だ。

 ラヂアルタイアでさえ、難色を示す当時の運輸省が、サイドウォールの薄いタイアなんて危険だみたいな、根拠のない考えで、扁平タイアの認可がどんどん遅れて行く最中、神風が吹いた!!

「外圧」だ。

とかく日本は海外からの圧力には弱く、扁平タイアが認められないのは「輸入の障害になっている」との外圧に、それまでごねにごねていた運輸省も、あっという間にドアミラーに扁平タイアの認可を認めてしまった。


Zはスポーツカーだから「ターボ」はダメ!と運輸省にNGを出され続けていたのが、ようやくモデルチェンジ直前にOKに・・・60扁平タイヤも奢られた。

そうなると日本のタイアメーカーもカーメーカーも、それまでのうっ憤を晴らす様に、次々と魅力的な扁平タイア装着車をリリースするようになったのだ。
ブログ一覧 | タイア | クルマ
Posted at 2015/11/15 13:40:12

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この記事へのコメント

2015年11月15日 15:13
こんにちは&初めまして
イイね繋がりから失礼します(^^)

懐かしいですね?ラジアルって言うだけで
特別視されていた時代。
私が小6~中学生の頃に起きたスーパー
カーブーム!

70扁平と言うだけで「カッコイイ♪」と言って
いたのを思い出します。

40年も前の話しですから当時の私に外圧
などというものが理解できようはずもない
ですが、オイルショックからの排ガス規制
で車自体に魅力が無くなり、それを補うか
のように用品の充実が図られて行った様に
感じてました。

私が免許を取った頃にはピレリP7が流行
してました。

国産タイヤもポテンザやアドバンなどの幅広
扁平タイヤが普及し始め、足回りの変更や
オーディオ(バラ組みコンポ)なども日常的な
風景として浸透し始めた、車を弄る楽しみに
一番幅が出て来た時代だった様に感じます。
コメントへの返答
2015年11月15日 22:14
コメントありがとうございます。
確かに、昭和40年代はタイヤやホイールの激動の時代で出てきたラヂアルの当初は82扁平でしたが、それでもバイアスタイアに比べたら恐ろしくコーナリングが速く、当時はラヂアルでも幅が狭かったので剛性が強い分、轍にも強くて、凄いタイアがあるもんだって思ったモノでした。
70扁平なんて今の30扁平くらいのありがたみがありましたよね!

オイルショックが襲って、さらに公害対策でどんどんクルマが走らなくなって、さらにレスポンスも劣悪になって、もう僕たちは速いクルマに乗れないのではと暗い気持ちになったものです。

言われるように80年代初頭からカー用品の充実は目が見張るものがあって、本当にカーショップに行くのが楽しいモノでした。

オーディオも、そうそうチューナー、デッキ、アンプと分かれたパイオニアのロンサムカーボーイが出て派手なボックスタイプのリヤスピーカーが幅を利かせたりして・・・

タイヤもどんどん今に通じるブランドのモノが沢山出ましたよね。

それまで、純正以外はNGと言ったクルマの世界が、どんどん規制緩和でいじれる様になって一番楽しかった時期だったかもしれませんね。
2015年11月16日 20:30
こんばんは、お疲れ様です(^ ^)

初めて買ったラングレーがポテンザの60扁平の14インチアルミを履いていて感激したのが懐かしいです。確かメイストームというブランドで超扁平タイヤが出てましたね?あのメーカーいまはどうなったんだろう(笑)
コメントへの返答
2015年11月19日 0:47
こんばんわ!
いつもブログの更新、こちらも拝見させて頂いています。
さてさて、メイストームって懐かしいですね。
たしか、オカモトかRIKEN の40扁平タイヤでしたよね。
オカモト(RIKEN)は、タイヤの生産からすっかり手を引いて、最後まで残った樹脂チェーンの「サイルチェーン」も権利を他社に売却してしまいました。
タイヤのハナシに戻りますが、80年代までは、普通車だって14インチだの15インチの世界だったのが最近は18、19、20.・・・と大口径化が進んで、軽自動車だって15インチが当たり前。
時代の流れの速さに目まいがしそうですね。

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何シテル?   01/04 14:54
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