• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

徳小寺 無恒のブログ一覧

2006年07月11日 イイね!

失恋 三菱 i はまだまだ発展途上だった。。。

失恋 三菱 i はまだまだ発展途上だった。。。




三菱 i の大試乗会。よいよ締めくくらねばなるまい。

残りはパッセンジャーシートとドライヴァーズシートに座った印象だ。

ここまでの試乗で、先進的なエクステリア、軽とは思えない闊達でフレキシブリティに富むエンヂン、何よりも下手な高級車より優れたATの素晴らしさは実感できたが、残念ながらリヤシートの居住性と快適性の低さは如何ともしがたい事は述べた。

凸凹のフロアー、常に路面の凹凸をひらいリヤシートの住人を揺さぶるサスセッティング・・・

正直、i のリヤシートには大事な人は乗せたくない・・というのが本音だ。

僕がリヤシートに乗っている時に、パッセンジャーシートに乗っていた へげぺんぎんさん がポツリと何かを言った。。。

前が良く見えないですねぇ・・・

正直、僕は「えっ!」と思った。

だってそうでしょう。フロントといえば遮る物が無い一番景色の良い場所なハズなのに、何を言っとんだか・・・しかし、改めてリヤシートからパッセンジャーシートの視線で前を見てみると・・・・

ちょうど高速に入り、雨も酷くなってワイパーが盛んに動いていたのだが。。。



ワンアームワイパーの稼働範囲の関係で、パッセンジャーシート眼前のフロントグラスは、ちょうど視野の半分しか払拭されていないではないか!!
ワイパーが動く外側は雨滴が払拭されないから、視界がモヤモヤして視界がクリアーじゃあない。

広大なスクリーンと、ワンアームワイパーとがコラボして起こった、まさに「i」ならではの現象だった。。。

よいよ苦痛のリヤシートから開放されて、「自由の地」パッセンジャーシートに移れる瞬間がやってきたのだが。
それまでパッセンジャヤーシートに乗っていた へげぺんぎんさんや、この「i」の借主である みやこしさんがニヤニヤしているのが気になる。。



それはパッセンジャーシートに乗り込むとスグに分かってしまった。
パッセンジャーシートだというのに、とんでもなく居心地が悪いのだ。。。

よりによって、シートの稜線の延長線上のフロアーに訳の分からない構造物があって、足を伸ばす事を邪魔しているのだ!!
ここでも、しとやかに車体外側に足を斜めの置かないと寛げないのだ。

さすがにパッセンジャーシートに乗ると、例のサスペンションのヒョコヒョコユラユラは感じなくなるが、上下に厚いインパネや、大きく張り出したセンターコンソール?部に、訳の分からないフロアーの出っ張りで、足の置き場に困るのだ。。。

いやぁ参った・・・

パッセンジャーシートも、どうも快適では無いのだ。

まぁ、サスの揺さぶりが無い分だけ快適に過ごす事ができたが、足が自由に動かせないというのも経験してみると意外に苦痛な事が分かった。。



そして、よいよドライヴァーズシートに座る番がやってきた。

これが今までが酷かったせいもあるが、いたく快適なのだ。
足元も左右前後に広々しており、ちょいと腰の部分を押しすぎるキライがあるがシートもなかなかすわり心地が良い。

スティアリングの馬鹿でかい「スリーダイアモンド」のマークにはビックリだが、目の前のオレンヂ色のメーターも視認性が良く質感も高く感じる。

走り出してみよう。

ステアリングは、その稼働部分にエンヂンなどの重量物が無い関係で軽いのは分かるが、かなり電動パワステのフィーリングにも助けられていると思う。

現行のマーチの初期に見られた、スティアリングを回すと、いつまでも回り続けようとする様な、あたかも慣性が残るような不自然さは皆無で、適度な手応えがあって軽快に鼻先を右に左に向けてくれる。

ただ、現代のクルマとはいえ、ある程度パワーのあるリヤエンヂン車・・・
かつての軽RR車、レックスとかセルボなどでは感じなかった懐かしいRRステアが微妙に出ている。

そうアルピーヌの様に、僕の様なシロウトだと、コーナーの途中でガスペダルを緩めも踏めもできない部分が、ある速度域以上や、高速コーナーでほんの少しだが顔を出す。

なるほど、これがみやこしさんが言っていた「曲がんねぇ~や」というセリフの真偽だった。

力強いエンヂン、何よりも秀逸なATのお陰で、結構楽しく乗り回す事ができる。。。

あぁ、「i」はドライヴァーズカーなんだなぁ。。 

と感じた瞬間だ。

美しいエクステリアや、まさに三菱らしいパワートレインの素晴らしさは堪能できたが、それ以外のクルマとしての大事な部分。。

リヤやパッセンジャーシートでの快適性が、疎かになっている事が残念でならない。
ドライヴァーズシートの快適性やインパネの質感の高さは良いのだが、それ以外があまりにも格差があり過ぎる。

実は、この試乗会の途中でダイハツによって「ソニカ」に乗ったのだが、その余りにも高い完成度に「i」の存在意義を大いに考えさせられる事態に陥ってしまったのだ。

その事は後述するが・・・

「i」の開発者は、本当にドライヴァーズシート以外に乗った事はあるのだろうか?
せっかくのスタイルもパワトレインも、居住性の劣悪さでキャンセルされてしまっているのだ。。。

「i」というクルマが目指したのは何だろうか?

パーソナルカーなのか?それとも・・・

正直、現状の「i」では僕は購買意欲が湧かない。

マイナーでどう変わるか?ある意味で楽しみに待ってみたいと思うのだ。。


.

Posted at 2006/07/11 09:56:53 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ

プロフィール

「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
何シテル?   01/04 14:54
無類のクルマ好きで、日産車を愛してやみません。 徳小寺 無恒のHNを引っさげ、かつての愛車、ワインレッド・パール・ツゥートンのU14ブルーバードの話題を軸...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2006/7 >>

       1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 1920 21 22
23 2425 26 2728 29
3031     

リンク・クリップ

おもしろ塗装工房 プロ仕様の耐熱塗料 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/05/08 13:49:11
アニキの春うらら~( ̄▽ ̄) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/04/18 13:27:15
復活!ブルーバード 
カテゴリ:クルマ
2005/01/29 16:43:18
 

愛車一覧

日産 NV350キャラバン NV White Base (日産 NV350キャラバン)
子供の病気の進行により、C26 チェアキャブ を所有していたが、大型で重量級のクルマ椅子 ...
日産 セレナ LCV E STAR (日産 セレナ)
BX-Car をどこまでも乗りつぶす気でしたが、子供の病気の進行が予想以上に早く、歩行困 ...
BMW 3シリーズ セダン BX-Car (BMW 3シリーズ セダン)
日産から、これぞというクルマが出ないまま時間はどんどん経過し、X-Carも我が家に来て4 ...
BMW 3シリーズ セダン X-Car (BMW 3シリーズ セダン)
免許を取って以来・・・いえいえ生まれてこの方の「大」の日産ファンでしたが、昨今の日産車の ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation