子供が歩く事はおろか、立つ事もできなくなって、苦渋の決断で 福祉車両 、車検証上では「クルマ椅子移動車」に乗り換えたのだが、まぁ、色々な驚くような事実に直面して憤ったり悩んだりしている。
なんたって驚いたのが任意保険だ。
現状は、アメリンホームダイレクトに加入しているのだが、ここは車検証のコピーなど一般的な対応で、これまでの保険をスムーズに受け継ぐことができた。
しかし、アメリカンホームダイレクトは、今年から自動車保険から撤退することになって、違う保険会社に見積もりを出そうとしたのだが、まず、「8ナンバー」という事でネットの保険比較ができないのは参った!!
まぁ、致し方なく各社に電話で事情を話して見積もりを取ろうとするのだが、さらに驚いたのは
「福祉車両は弊社ではお取り扱いできません」
という驚愕の回答をする保険会社があった事だ。
イーデザイン損保 が電話口で断られて、SBI は3、5,4ナンバーしかとWEBに明記されている。
この2社は、よほど過去に福祉車両で苦い経験をしたか、面倒な事は対応したくないというクチだろう。
あと脱力してしまったのが、 損保ジャパン で電話口で対応してくれた女性曰く
「電話窓口では、細かい内容や保険の可否が分かりませんので、代理店を
探して 代理店に聞いてください」
というモノだった。こんな対応力だと保険も大したことない・・・と即断し、見積もりを取ろうとは思わなくなってしまったが、今時、電話の対応もできないなんて、どうしたものか。
見積もりをお願いしようとNETのTOPページを開けると。福祉車両は見積もり対象でないと、けんもほろろに・・・
色々と当たった結果、福祉車両で任意保険に入ろうとすると、NETでは対応できないので電話受付になって、NET割引できないので数千円から一万円くらい普通のネット加入より高くなるというモノが多かった。
そんな中でも捨てる神があれば、拾う神もあって、
「大丈夫です。福祉車両こそ任意保険が大事なので、確認作業は必要ですが、他の車両と変わらない対応をします。」
という保険会社も2~3社あって、本当に助かった気持ちになったモノだ。
しかし、
「福祉車両」は対応できません という姿勢はどうなんだろうか。そういう保険会社ほどTVなどの広告が派手なのだが、面倒な事、少数派の対応を切り捨てて利益を上げようとする姿勢が垣間見れて本当に残念な気持ちになった。
まぁ「8ナンバー」という点でハードルが高くなることは想像できたが、
「加入拒否」 されるとは夢にも思わなかったのが偽らざる本音だ。
福祉車両は任意保険ダメなんですか?
駐車場の問題などなど、身近な、そして切実な問題はある程度理解していたが、まさか保険までもが
バリアフリー ではない事に本当に憤りを感じてしまうのだ。
こうした現実は、僕もそうだったのだが、当事者にならなければ分からない現実だ。
良い顔をする保険会社ほど実は・・・
残念なんだが、表面上はいい顔したり、盛んに宣伝をする保険会社ほど、「福祉車両」=特殊と簡単に括ってしまって、負担を強いているのだ。
だから、宣伝などのイメージで、早計に判断しないで、こうした現実もあることを知ったうえで、保険を選ぶことが大事だと思うのだ。
この理不尽な
保険の差別 の現実を多くの人に知ってもらって、是非とも、こうした 保険難民 が出てこない様に、問題意識を持って共用して頂けたらと切に願って止まないのだ。
そうすることによって、そうした 差別へ疑問の声が高まり、そうした声の高まりによって、保険会社も、福祉車両への偏見を見直さざる得なくなると僕は思うのだ。
一人の声は小さいけど、たくさんの声の「力」は、何かを変える「力」になって多くの弱者を助けてくれる声になると僕は信じている。きっと。
Posted at 2017/06/22 06:26:14 | |
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