• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2010年07月02日

小鈴 ベレットを想う。

小鈴 ベレットを想う。 僕たちの年代だと当たり前の事が、時間と共に「当たり前」で無くなってしまう。
それを、最近は痛感している次第である。

当たり前の様に、見聞きしていたクルマが現代では、その名も知られなくなり、今の30代以下は逆に新鮮に感じてしまう。。

先日も、つい国道を走っているオレンヂ色の「ベレットGT」を見て、道端を歩いている数人が、あれは一体何と言うクルマなんだ!?と話しているのを見て、さらに、その思いを強くした。

ベレット、それはいすゞがかつて生産していた小型乗用車。

昔の日本は、戦争によって技術革新の波に完全に取り残され、そのギャップを埋める為に、海外のメーカーと提携を結び、提携先のクルマを盛んに生産していた時代があった。
いすゞも例外ではなく、さらにトラックメーカーとしてのノウハウはあるが、乗用車となると・・・という事で、英国のルーツ自動車と提携し、MKⅥヒルマン・ミンクスをノックダウンしていた。


日産は英国のオースチン、いすゞはルーツ、日野はルノーと、当時日本車は小型車の多い欧州メーカーとタッグした。

そして、徐々にそうした先輩たちの技術を吸収すると、独自のクルマを作る事が盛んになってきた。

いすゞは、ヒルマン・ミンクスの後継としてふたつのブランドを立ち上げた。

ひとつは中型セダンの 「ベレル」。

「ベレル」の名前の由来は、会社名の「五十鈴」から、五十はローマ数字の「エル」、鈴の「ベル」を合わせて「ベレル」としたと聞いた事がある。その「ベレル」だが、とにかくトラブルが多く地味なデザインが災いして不人気車のレッテルを貼られてしまった。


同時期のクラウン、セドリックに比べ、これといった個性も無く目立つのは「三角形テール」くらいで・・・しかもトラブル連発では。。

そして、もう一台が「かわいい五十鈴」という事で、フランス語の「かわいい」の形容詞「belle」と「ベル」を合わせて造語された「ベレット」 であった。

保守的で、小型車の造り方も手探りの状態で造られていたお兄さんと違って、どうせ後発のメーカが作る小型車なので思い切り吹っ切れたクルマを・・・・という事で、実にやんちゃな妹だったが、その性格が災いしてか、どうも後世では、本来の 「ベレット」 と違った印象ばかり目立ってしまったが。。。

その辺りは後日。
ブログ一覧 | クルマ | クルマ
Posted at 2010/07/02 03:06:19

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

JTP新峠
hirom1980さん

田植え また沈む 代かき
urutora368さん

今日は仕事につき…(^_^;)
TOSIHIROさん

今日は、焼肉ランチ
シロだもんさん

昨日出逢った旧車(^-^)v~230
よっさん63さん

情報提供お願いします
ns-asmmさん

この記事へのコメント

2010年7月3日 12:49
日産オタク?としては・・・、
いすゞは「他人」には思えませんネ!(笑。

プリンス系には宿敵かもしれませんが・・・(@_@;)。

技術だけでは無く、人材交流もあったようですね。

今後の展開を楽しみにしています、(^o^)丿。

コメントへの返答
2010年7月7日 5:29
いすゞも技術を持ったメーカーですね。
ただ、乗用車参入の初期作品のベレルは、意欲満々でしたが、実力が伴わず惨憺たるものでした。
それが参入の二代目になるベレットでは、本当に目の覚めるようなヒットになりました。
プリンスもそうでしたが、いすゞも技術主体でどうもモノを売る方は下手で、それが将来的に脈略を経つ事になるのですが・・・
ベレル、ベレットの姿は、ほんと、ある意味で、技術主体のメーカーの今も昔も変わらない姿を現していると思いますね。
2010年7月3日 23:47
ベレルといえば、こち亀で大原部長が愛車にしていたクルマ、という印象しかなく(すいません)、実車も徳小寺さんが掲載された写真で初めてみました(苦笑)

昭和30年代。いすゞも一応トヨタ、日産と肩を並べてたメーカーだったんですよね。

ベレルのライバル?はトヨタクラウン、日産セドリック、プリンスグロリア?・・・冨士重工が頑張ってれば幻のP‐1がそれになるんでしょうかね。

と、こんなことを書くと「年齢不詳」とか「年齢詐称」といわれる私です(笑)

コメントへの返答
2010年7月7日 7:36
ホントは何歳って、よく聞かれる徳小寺です。(笑)
富士重工業のP‐1はマニアックですね。(笑)
ヒルマンのノックダウンでいすゞは乗用車進出への足掛かりを築き自信をもったのですが、ベレルは上手く行きませんでした。
後期になると、特にフロントが、同じクルマか!?と思うくらいリデザインされました。
ベレットの革新的な設計、後の117などを見ても、大手二社にできない個性とクルマ造りで頑張ったのですが……
いすゞが残した、個性と技術は、語り続けたいですね。

プロフィール

「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
何シテル?   01/04 14:54
無類のクルマ好きで、日産車を愛してやみません。 徳小寺 無恒のHNを引っさげ、かつての愛車、ワインレッド・パール・ツゥートンのU14ブルーバードの話題を軸...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/5 >>

    1 2 3 4
5 67891011
121314151617 18
19202122232425
262728293031 

リンク・クリップ

おもしろ塗装工房 プロ仕様の耐熱塗料 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/05/08 13:49:11
アニキの春うらら~( ̄▽ ̄) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/04/18 13:27:15
復活!ブルーバード 
カテゴリ:クルマ
2005/01/29 16:43:18
 

愛車一覧

日産 NV350キャラバン NV White Base (日産 NV350キャラバン)
子供の病気の進行により、C26 チェアキャブ を所有していたが、大型で重量級のクルマ椅子 ...
日産 セレナ LCV E STAR (日産 セレナ)
BX-Car をどこまでも乗りつぶす気でしたが、子供の病気の進行が予想以上に早く、歩行困 ...
BMW 3シリーズ セダン BX-Car (BMW 3シリーズ セダン)
日産から、これぞというクルマが出ないまま時間はどんどん経過し、X-Carも我が家に来て4 ...
BMW 3シリーズ セダン X-Car (BMW 3シリーズ セダン)
免許を取って以来・・・いえいえ生まれてこの方の「大」の日産ファンでしたが、昨今の日産車の ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation