ブリヂストンTODAY のハイライトは、モータースポーツなどに使われた実車や、懐かしいタイアを見てノルスタジーを感じるだけではない。
企業博物館たる、タイアの構造や仕組みがメーカーならではの視点と工夫で展示されているのも見逃せない。
通常の博物館などでは、まぁこの程度はよくあるのだが、
よくある展示が断面があって、ここが何、そこがそうという断面構造図なんだが・・・
僕が驚いたのが、これはタイアの構造を知っていなければできない展示だと感じた一品が、
タイアを知り尽くしているから、まるまる一本のタイアを使ってヴィジュアルに立体的に構造が分かる展示ができるのだ。
まるまる一本のタイアを構造毎に分解して、立体的に展示しているモノだ。
これなら立体的にタイアの構造が分かって構造が理解しやすいモノだ。
それ以外にも体験型の展示もなかなかメーカーではないとできないモノが多かった。例えば最近話題の転がり抵抗が少ないという展示は、よくあるのが、ビー玉か、それよりちょっと大きな、通常のコンパウンドでできた小球と、転がり抵抗の少ない小球を転がして、転がる距離の長い短いで転がり抵抗の差を見るものが多いのだが、ここでは、
アルミホイール付きタイア一本で、しかも手で回して転がり抵抗の差が見れる。まぁ空気圧とか色々あるでしょうがこれはインパクトがあるもんだだ。
アルミホイール付きのタイア一本を手で回して、抵抗の差を見るという豪快なもんだ。まぁ、これでのそれぞれの空気圧の差だとかタイアセットの重量の差によって差が出るのだろうが、それを置いても見るより実際に回してと言うのがインパクトがある。
こんな感じの展示で、ここまでyるか!?と思ったのだが、スタッドレスのコンパウンドが低温でもしなやかさを失わないという展示が
なんとゴムが置かれた内部はキンキンに冷やされている!!
一般的なゴムとスタッドレスの四角いゴムが一方を固定されて、その一方を外から手で捩じることができるのだが、その内部はキンキンに冷やされているのだ!!
これなら、リアルに温度差によって差があるんだって実感できるモンだ。
他にも、単純なんだが効果的だと思ったのが、ランフラットタイアのモノで、ランフラットタイアが如何にサイドウォールの剛性を上げて空気圧が下がっても走行できるかと言う展示が、
如何にランフラットがサイドウォールの剛性によって空気圧が下がっても走行できるかが分かるモノだ。実際に触るとその硬さの差に納得するものだ。
ランフラットと非ランフラットのタイアが輪切りになっていて、サイドウォールを触れるという展示だ。これは実際に触ると、これほどサイドウォールの硬さが違うというのが良く分かる。
ブリヂストンTODAY は、硬軟合わせて工夫を凝らして見るだけではなく体感することによってよりタイアを理解してもらおうというメーカーならではの工夫があって実に見応え・・いや体験型のモノであると実感した次第なのだ。
これ以外にも、懐かしいCMを彷彿させるこれも豪快な展示があって、僕の世代には、その点でも実に楽しめたのだが。。。
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タイア | クルマ
Posted at
2015/11/23 06:53:11