５月１日

今日は５月１日。

アイルトン・セナの命日です。

昨年は没後２０年という事で、特別番組（CS）があったり、特集を組んだ雑誌が発売されたりしましたが、没後２１年の今年は特別なイベントはありませんね。

しかし、私にとってアイルトン・セナは特別なF1ドライバーであります。
フジテレビがF1中継を開始した時から、アイルトン・セナはトップドライバーでしたから、私と同年代の方でそういう人は多いんじゃないでしょうか。
でも、私は、まだTBSがF1をダイジェストで数戦まとめて放送していた頃、セナがJPSカラーのロータスに乗っている頃から好きなドライバーでした。


既にトップチームと呼ぶには戦闘力が劣ってきていたロータスに乗りながら、予選では圧倒的な速さでポールポジションを獲得（1985年は16戦中７回、86年は16戦中８回）していたセナは、速さだけなら誰にも負けない走りをしていました。
当時、雑誌ベストカーにコラムを持っていたF1メカニック津川哲夫氏が、「エヤトンズポール」と称していましたっけ。

私は、セナがホンダ・エンジンを手にしたら絶対にチャンピオンになる！ と思っていたので、８７年はちょっと拍子抜けでしたね。
しかし、セナは翌年マクラーレンに移籍する事で見事に結果を出すのです。

その後は皆さんご存知の通り。

そして1994年５月１日、イモラサーキットのタンブレロでアイルトン・セナは命を落としました。

あの日の放送は、通常の番組、その後の特別放送枠まで録画してありますが、未だに１回も見ていません。見たくない、という気持ちもありますが、いまだに脳裏に焼きついているので見る必要も無いというか…。

あの事故を契機に、F1を含めたレーシングカーの安全性は飛躍的に向上しました。
同じ悲劇が２度と繰り返されない事を祈る、５月１日です。