某氏のブログに
熱狂的ファンの多いスバル!いかにしてスバリスタが形成されたのかを考察する
というものがありました。
どれどれ、とブログに書いてある内容を読んでみると……
ぼくとしては、身も蓋もない言い方ですが、「安いから」だと考えています。
あー、分かってないですなー。
「パワーやスペックに比較して割安だから」、ここが人気の理由だとぼくは捉えているわけです。
確かに、例として出しているレヴォーグ(3,685,000円)は、300psのスペックを掲げている車の中では安価です。
フォルクスワーゲン・ゴルフR(310PS)・・・5,849,000円
BMW M135i xDrive(396PS)・・・6,300,000円
アウディS3スポーツバック(290PS)・・・6,330,000円
ポルシェ718ケイマン(300PS)・・・6,926,000円
トヨタGRスープラ(340PS)・・・7,028,000円
日産フーガ370GT(333PS)・・・5,346,000円
ホンダ・シビック・タイプR(320PS)・・・4,584,000円
でも、比較対象は、輸入車だったり、高級車だったり……
つまりはSUBARU以外の国産車メーカーは、レヴォーグのような車を作ってさえいないのです。
それじゃファンになりようがない。(笑)
ただね、比較的安価なだけでは飽きられますよ。
この辺は、SUBARUに乗ったことのない人には分からないでしょうね。
かつての私もそうでしたが、最初はパフォーマンスに対してリーズナブルだったために購入ましたが、2台目以降は “安いから” で買ったわけではありません。
世界でSUBARUとポルシェ以外に作っていない水平対向エンジンとフルタイム4駆、所謂シンメトリカルAWDは、当時からSUBARUにしかない魅力でした。
個人的な意見ですが、かつてインプレッサとライバル関係にあったランエボは全く興味の対象になりませんでした。
ランエボは、横置きFFベースの4駆で、重量配分は決して褒められたものではないものの、電子制御で曲げていく車でした。
SUBARUのファンは、そういうところに拘りを持っているのですよ。
決して『安いから』買っているわけではない、と私は思います。
スバルがクルマを「安く」作れるのは研究開発にお金をかけていないからで
と言う意見にも反対です。
EJ20を使い続けた = 開発に金を使っていない と断じていますが、EJ20は絶え間なく改良を加えて進化していきました(少なくともBP/BLあたりまでは)。
EJ20はいまだにモータースポーツの世界では現役であり、省燃費面以外では新型エンジンを必要としていなかったのです。
そもそもコストを掛けないというセリフは、BP/BLの中身を知っていれば言えない筈。
特殊なスポーツモデルでもないのに、ボディパネルやサスペンションアームをアルミ製にするなど……SUBARUってコスト計算が出来ないんじゃないの? って心配になる程でした。(笑)
ただ、何度か出てきている BP/BL 以後がターニングポイントですねぇ。
BR/BM は、コストダウンが目に見えてしまうほど質感が落ちました。
FAやFBといった新世代エンジン群を開発しましたが、EJ20ほどの拘りは感じられません。
最近、“普通の” SUBARU乗りが増えました。
それは、アイサイトなどの 安全装備が評価されてのことだと思いますが、逆に言えば、熱狂的なファンの比率は減ってきていると思います。
EJ20の生産を終えた今、熱狂的ファンが そのままSUBARUを支持してくれるかどうか……
それは EJ20の後継エンジンにかかっているんじゃないかなー。
Posted at 2020/07/12 08:32:45 | |
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SUBARU | 日記