空冷ポルシェのレンタカーを紹介するWeb記事があったので紹介します。
『
20代限定でポルシェが割引? 全く新しいレンタカーを体験してきた』
変わった車、特徴のある車をレンタカーというのは以前からありましたし、その中には空冷ポルシェも含まれていたかもしれません。
ただ、今回紹介するレンタカーは、“若者のクルマ離れ”に歯止めをかける為(?)、魅力的なクルマを安く貸し出すという意味合いがあるようです。
曰く、『カーマニア垂涎の空冷エンジン搭載ポルシェ』を、20代限定で安く提供するというもの。
輸入名車専門店ガレージカレントが手掛けるネオクラシックカー専門のカーシェアリング「カレシェア」で、新たに、20代限定で、事前にレクチャーを受けてもらうことを条件に、ポルシェの964型911を3割引きで貸し出すというサービスを始めたのです。
料金プランは通常で45分5,400円、10時間(1DAY)19,800円、24時間(1泊2日)29,800円、48時間(2泊3日)45,800円。
これが3割引きとなると、1泊2日で2万円ちょっとで済みます。確かにお安いかも。
しかし、記事中に書いているような『あのポルシェが』という程のものでしょうか?
いや、964カレラ2 が名車であることは、所有している私が保証します。
これぞ911というリアスタイル。
運転席から見える峰は、空冷ポルシェの中でも、964世代までにしかない魅力です。
その他、空冷ポルシェでしか得られない、音や振動。
そういう、空冷ポルシェに憧れる者にとっては『
あのポルシェ』と言って差し支えないのですが、そういう人って、どこかで空冷ポルシェの原体験があると思うのです。
原体験と言っても、運転したことがあるとか、親が運転する助手席に座っていたとか、そこまで濃い体験でなくてもいいんです。
子供の頃に憧れていたとか、峠を駆け抜ける空冷ポルシェを見て一目惚れしたとか……。
でも、今の20代って、そういう機会すらなかったんじゃないかと思う。
そういう世代に、果たして964が『カーマニア垂涎のポルシェ』と映るかな?
250psのパワーは、今じゃミニバン(アルヴェルのV6)にだって負けてしまいます。
空冷ポルシェに憧れる者にはたまらない『空冷サウンド』も、最新フェラーリのような分かりやすい官能的な音ではなく、ただの騒がしい騒音としか感じないかもしれません。
空冷ポルシェに限らず、旧車の価値が高騰していますが、20代の人に価値が分かってもらえているかな?
“若者のクルマ離れ”に歯止めをかける為だったら、もう少し分かりやすい、新し目のポルシェの方が良かったんじゃないかなぁ。
そして、空冷ポルシェを貸し出すなら、もう少し年配の方をターゲットにした方がいいと思う。
オッサンたちにとって、空冷ポルシェと言ったら、それこそ『オッサンホイホイ』だと思うから。(笑)
ま、それにしても 1泊2日 で 2万円ちょっとって言うのは安いね。
これが、MTだったら もっと魅力的なんだけど……。
(レンタカーはティプトロでした)
Posted at 2019/07/26 23:00:23 | |
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空冷ポルシェ | 日記