
ラドフォード Type 62-2 という車をご存じでしょうか?
ロータス好きの方ならご存じの方も多いと思いますが、普通の車好きには あまり知られていない車かと思います。
画像を見る限り、ちょっとクラシカルなスポーツカー(あるいはレーシングカー)に見えますよね。
それもその筈、ラドフォード Type 62-2 は1969年に製造されたロータスのレーシングカー Type 62 にインスパイアされた車なのです。
ラドフォードというブランド自体は、かつてはロールス・ロイスやアストンマーティンなどの特注仕様を手がけるコーチビルダーでしたが、現在に蘇ったラドフォードは別物。
経営陣には、最近 ロータスに何かと関わっているジェンソン・バトンも名を連ねています。
さて、ラドフォード Type 62-2 という車自体はどんな車かというと、トヨタのV6にスーパーチャージャーで武装したエンジンが搭載されます。
時期的に『ロータス・エミーラと共通のエンジン』と説明されますが、その低いスタイリング(全高1133mm)からイメージできるのは、やっぱりエキシージですねー。
Type 62-2は、まずアメリカのモントレーカーウィークで、ゴールドリーフカラーを纏った車が初公開されました。
その時は、ベースモデルが430HP
ゴールドリーフVerで500HPと発表されていました。
まぁ、ロータス62をイメージした車だから、スペシャルモデル(ハイパワー仕様)が“ゴールドリーフ”なのは当然なのかな……と思いつつ、なんか物足りない気がしていました。
そんな物足りない もやもやとした思いが、今回の英国デビューで晴れました。
今回の英国デビューで、8月のアメリカ公開時には発表されていなかった“ジョン・プレイヤー・スペシャル”Verの存在が明らかにされたのです!
やっぱ、スーパーカー世代にとって、ロータスと言えばJPSカラーでしょ!(まぁ、スタイリングが Type 62なので違和感があるとも言えますが…)
ジョン・プレイヤー・スペシャルVerでは、エンジン出力が608psまでアップし、フロントスプリッターも大型のものに変更されています。

(大黒PAの段差、確実に擦るな…)
後方視界は……カメラに頼ると決めたら潔いくらい割り切ってますね。

(窓が無え…)
全く別物のデザイン(特にボディ後半)ではあるものの、サイドから見たフロントは何となくエキシージに似ている気もする……
スペシャル感はあるものの、フェラーリやランボルギーニ辺りが好きなお金持ちには響かない車だと思います。
まあ、フェラーリやランボルギーニ並みにお高いクルマなのでしょうけどね。(ちなみに、価格は公表されていない)
ラドフォード Type 62-2 は、ロータス Type 62にあやかって Type 62-2と名乗っていますが、さらにその名にあやかって、生産台数は62台のみです。
現行ロータスが受注終了し、もう買えなくなりましたので、こちらの車を買ってみては如何でしょうか?
いや、62台だから もう残ってないか。(汗)
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Posted at
2021/09/10 00:20:41