
週の頭にアメリカの銀行破綻が続けざまに明らかになりましたが、本日はスイスのクレディ・スイスの経営不安が明るみに…
一応、スイスの中央銀行から資金を借り入れる事で、一先ず破綻は回避できるようですが、借入金が約500億スイス・フラン(約7兆1500億円)って……
今後の世界経済はどうなるのでしょうか?
そんな危機的な世界情勢とは全く関係のない話題です。(笑)
スマホの “オススメ” 記事の中に
見た目はバカッ速なのに踏んだらアレ……遅くない? 見た目「狼」中身は「羊」なクルマ4選
なるものがありました。
(ブログ中の写真の一部も 上記のWeb記事から拝借しています)
車界で良く言われる言葉、
「羊の皮をかぶった狼」は故・三本和彦氏が使ったのが初めてで、プリンス・スカイライン2000GTに関する東京新聞の記事タイトルに使用したものだそうです。
ちなみに、当該Web記事(WEB CARTOP)の写真にはハコスカGT-Rが使われていますが、『4気筒エンジンを積む標準ボディのフロントを伸ばして直列6気筒エンジンを積んだエボリューションモデル』だったら、こちらの車だと思うんですがねぇ。
ところで、Web記事の本題は、
「羊の皮をかぶった狼」ではなく、
「逆・羊の皮をかぶった狼」、
「狼の皮をかぶった羊」、つまり
いかにも速そうなスポーティな外観なのに、いざ走らせると期待値よりおとなしい車
でした。(汗)
その
「狼の皮をかぶった羊」さんたちはというと……
光岡オロチ
ミッドシップレイアウトの車なので、普通の人はスーパーカーの様な車って思うんでしょうが……
オロチに搭載されるエンジンは、当時のトヨタ・ハリアーなどに搭載されていた V6 3.3ℓエンジンですから、パフォーマンスは大した事はありません。
そもそも光岡はスーパーカーを目指してオロチを開発してませんからね。
ん? トヨタのV6をミッドに積んだ車?
ま、まぁ、チューンすればエキシージの様になるかもしれませんが…。(汗)
トヨタ・カローラ レビン(AE85) と 日産・スカイライン GXi(R32)
AE85は、AE86の 1.6ℓ DOHC 16バルブの 4A-GEUではなく 、1.5ℓ OHC 8バルブの 3A-U を搭載した廉価グレードの車。
スカイラインのGXiに至っては、売れ筋はどう考えたって6気筒エンジンなのに、価格帯を低く見せる為だけに残したような4気筒モデルの車。
廉価モデルと
「狼の皮をかぶった羊」は違うと思いますが……。
“見た目「狼」中身は「羊」なクルマ4選” の最後は……
ホンダ・ビート
ビートは軽自動車であり、アンダーパワーになるのは致し方ないです。
しかしビートは、軽自動車のように小さなエンジンなら必須な筈のターボ(過給機)をあえて採用せずに NAに拘った車です。
絶対的な速さを求めた車ではなく、高回転まで回る事を主眼に置いたエンジン、そして オープンエアーで楽しむライトウェイトスポーツ……それがビートという車でしょう。
見た目も
“狼” じゃないし、走りも
“羊” じゃないでしょ。
まぁ、記事中に
ターボエンジンのような爆発的なパワー感ではない世界を楽しむのがビートの流儀であり、後年になって「逆・羊の皮をかぶった狼」と呼ばれるのは、ビートの開発者も、当時購入したユーザーも、そしていまも大事にしているオーナーにとっても不本意であろう
って書いてあるので、筆者も分かっているんでしょうが……じゃあ、何故書いた!?(笑)
最近は、セダンやSUVですら 600ps級のエンジンを搭載している車も有り、速さ=スポーツカーとは言えなくなっています。
って言うか、2トンをはるかに超える車重をものともせずに、驚速を誇る車もあるにはあるのですが……
そんなに速い事は偉いんでしょうかね?
車のスポーツ性をどこに求めるか…
もちろん、タイカンの まるで “ドドンパ” の様な超絶加速を求める人もいるでしょうけど、私は ビートの軽快な感じの方が好きですけどね。
パワーが無いという一点だけを取り上げて
「逆・羊の皮をかぶった狼」と言うのはどうかと思います。
まぁ、400~600ps の車ばかりに乗っていては、まるで説得力が無いですが。(爆)
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Posted at
2023/03/16 23:49:46