
遂にトヨタから燃料電池車が発表されましたね。
世界初の量産型燃料電池車(FCV)、その名も「MIRAI(ミライ)」だそうで。
個人的に新しい技術の車に、「未来」という名前はベタなような気がしますがね。
それに、ミライが古くなったとき、どうするんでしょうか?
昔、ご近所で生まれたばかりの子犬を貰ってきた家があったのですが、その子犬に「チビ」って名前をつけたんですよね。数年後にはチビという名が似つかわしくない犬になっていましたが…。
さて、燃料電池車です。
ひと昔前には燃料電池車は『一億円』と言われたものでしたが、だいぶ安くなりましたね。
723万6000円ですから、普通の車と言うにはまだ高いですが、補助金などで約200万円の補助が付くので、実質約500万円で燃料電池車が手に出来ます。
全国のトヨタ店およびトヨペット店で取り扱われるそうですよ。どうですかお宅に1台。
と言っても、まずは水素ステーションの整備が予定されている地域での販売が中心となるそうです。
まー、車を買っても、燃料を給油…じゃないのか、給水…でもないな(笑)、チャージ出来ないんじゃ仕方が無いですからね。
次世代自動車振興センターの燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業における、2013年度と2014年度で交付決定されている都道府県は埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、愛知県、滋賀県、大阪府、兵庫県、山口県、福岡県の1都1府9県だそうです。
燃料電池車の特徴はこの水素をエネルギー源としている事です。
燃料電池車といっても、大別すると電気自動車な訳です。
普通の電気自動車と違うのは、水素と酸素を化学反応させて電気を作る燃料電池を搭載し、その燃料電池で作られた電気でモーターを駆動している事。
これにより、電気自動車では急速充電でも30分掛かるところ、僅か3分で水素の充填が完了します。しかも、電気自動車では満充電での航続距離が200kmそこそこなのに対して、このミライでは航続距離約650kmを誇ります。
つまり、ガソリン車の手軽さで乗れる電気自動車と言う事です。
但し、そう上手い話ばかりではありません。
ガソリンスタンドのように全国各地に水素ステーションがあればいいのですが、そういうわけには行きません。
またFC(燃料電池)スタックや高圧水素タンクなど重量物が多く、車両重量は1850kgとかなりの重量級です。スペース的にも嵩張るし…。
搭載されるモーターの性能は最高出力113kW[154PS]、最大トルク335Nm[34.2kgm]との事です。
1850kgの車重にしては充分とはいえないような気もしますが。ま、究極のエコカーを名乗るのに燃費(?)が悪くちゃシャレにならないですからね。
さて、新しい技術に対する対価として約500万円、あなたは支払いますか?
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Posted at
2014/11/18 21:47:07