
今月6日夜、北海道砂川市の交差点で乗用車と軽ワゴン車が衝突、一家5人が死傷した交通事故。
本日のNHK クローズアップ現代で、砂川の交通事故を検証した番組が放送されました。
今回の事故も大変悲惨な事故でしたが、今までも悲惨な事故は起こっていました。
東名高速での飲酒運転のトラックに追突され、子供2人が死亡した事故。
福岡の中道大橋で起きた飲酒運転の車に追突されて海に落下し、子供3人が死亡した事故。
京都府亀岡での無免許少年による登校中の児童ら3人が死亡した事故。
その度に、危険運転致傷罪が作られ、飲酒運転の罰則が厳しくなり、無免許運転の罰則が厳しくなるなどしました。
しかし、今回の砂川の事故は起きてしまいました。
番組では、福岡県内での飲酒運転に関する条例や、京都府警の危険運転摘発専従チームなどが取り上げられ、実績を上げている事が報告されていました。
でも、逆に言うと、過去に悲惨な事故を起こした地元でしか、危険運転をやめさせようと言う動きが無いんじゃないかと感じました。
やはり、飲酒運転や危険運転をしてはいけないと言う事をもっとわかりやすくドライバーに認識させないといけないのでは? と思います。
折角制定した危険運転致傷罪が、適用させるにはハードルが高く、なかなか危険運転致傷罪に問えないというのも問題だと思います。
京都亀岡の事故でも、無免許運転、且つ、長時間運転の疲れによる居眠り運転で起こした事故にも関わらず、長時間運転できていた事から「運転技術はある」と判断され危険運転致傷罪は適用されませんでした。
こういう実例がニュースで報道されると、少しくらいの飲酒運転、危険運転をしても大丈夫と考える輩を生むのではないか、と思ってしまいます。
砂川の交通事故でも、2人とも飲酒運転で100km/hを越えるスピードを出しており、最初に事故を起こした運転手は「信号は青だった」と言い(信号は赤だったという目撃者あり)、後続で長男を引き摺った運転手は「人を轢いた認識は無い」と言い(蛇行運転を繰り返した痕有り)、飲酒運転(人身事故も?)を逃れる為に翌日まで出頭しませんでした。
どう考えても無茶苦茶ですよね。
これで、危険運転致傷罪に出来ないなんて事になったら、悪質ドライバーは減りませんよ。
いっその事、悪質な交通事故は裁判員裁判にしたらどうですかね。
『市民が持つ日常感覚や常識といったものを裁判に反映』した方がいいと思いますよ。
そうして、注目された交通事故の加害者が重罰を受ければ、悪質ドライバーも少しはおとなしく運転するんじゃないかと。
このブログを見てくださった皆さんは、くれぐれも安全運転でお願いします。
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Posted at
2015/06/25 20:56:24