
昨日、買取業者に買い取ってもらったGC8が、今晩引き取られて行きました。
寄る年波には勝てず、ボディの塗装は何箇所か痛んできており、とても高額な査定など期待できなかったものの、集まった買い取り業者は「この年代で生き残っているのが貴重なんです」と、買い取る気満々。
走行距離76,000kmも、「この型では少ない方ですよ」ですと思わぬ高評価でした。
マフラーに穴が開いており修復が必要なのもちゃんと伝えましたが意に介さず。
本人が売るかどうか迷ってると伝えたのに、全査定員の目が獲物を狙う獣のようにギラギラ。
絶対に他社には負けないぞ、という気迫が伝わってきました。
しかし、まさか購入金額を超える査定額が出たときはビックリしましたね。
思えば、転職して車通勤から電車通勤に変わって、燃費の悪い車でも気にならなくなって、初めて手にする事が出来た、ターボ車、フルタイム4WDがGC8でした。(その時はVer,Ⅴ)
軽いボディに280psの大パワー、四駆独特(いや、インプ独特かも)の4輪全部がハンドルを切った方向にグイグイ曲がっていく感覚。
一発で虜になってしまいました。
(家族にはガチガチの乗り心地や、爆音とも捉えられる不等長ボクサーサウンドが不評でしたが)
以来、GDB(涙目)、GRB(アプライドA)、GRB specC(アプライドC)、S206NBR、VABと乗り継いできましたが、一番インパクトがあったのはGC8でした。
もう一度乗りたい。
そう思って、気分だけでもと、カーセンサーnetやGOO netを夜な夜な閲覧しては、「高いな」「修復歴がある」「走行距離が多すぎ」「大阪? 遠い!」
真剣に買う気も無いのに、あーだ、こーだ言ってエア商談を楽しんでいました。
しかし、運命の出会いが!
東京のとあるショップに、車両本体価格59万円のVer.Ⅵがあったのです。

いてもたっても居られず、ショップまで出掛けて行きました。
中古車屋のなかでは試乗を嫌がる店もありますが、そのショップは「是非試乗してみてください」というではありませんか。
試乗した感想は、当時乗っていた(今も乗っていますが)GRBには無い軽快感、そして不等長ボクサーサウンド、懐かしさがこみ上げてきました。
買いたい!
しかし、当時は人生の中で一番お金に困っていた時。
総支払額73万円(だったかな?)が調達できず、人生最初で最後のローンを組んでようやく購入する事が出来ました。
スタイリングは歴代インプ(WRX)の中でも一番のお気に入り。
今では貴重な5ナンバーサイズも非常に取り回しが楽。
前述の軽快感や不等長サウンドなど、魅力タップリ。
手放すなんてちょっと前まで考えられなかったのですが、新車(4C)購入で押し出される事に。
まあ、マフラーやエンジンマウントの修理代が掛かる事や、下回りがだいぶ錆びにやられてきていたので頃合だったのかもしれません。
GC8、君と過ごした日々は忘れないよ。
ありがとう、GC8!
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GC8 | 日記
Posted at
2016/06/07 01:01:05