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2017年08月03日

BMW M4 CS試乗記

BMW M4 CS試乗記 4月に上海モーターショーでワールドプレミアとなった、「BMW M4クーペ」の新しいスペシャル・バージョンである「M4 CS」、このモデルに試乗しました。





と言っても、私が、ではありません。
試乗したのは、ジャーナリストです。
(早い話が、M4 CSの試乗記の転載)



世界中のハイパフォーマンスカー・ファンが注目するこのモデルに、ドイツ・ニュルブルク近郊で試乗するチャンスに恵まれた。

車名にある「CS」とは、「コンペティション・シリーズ」の頭文字である。つまりこのM4 CSは、既存の「M4 コンペティション・パッケージ」と、昨年発売された限定モデルの「M4 GTS」の間に位置づけられ、ロードゴーイングカーではあるが、よりサーキット走行を意識したチューニングが施されているのである。

まずエクステリアは、ボンネットフードやフロントスプリッター、ルーフ、リアディフューザー、ガーニーフラップなど新開発のカーボン製エアロパーツを装着し、低ドラッグとハイダウンフォースを実現。

フロントが19インチ、リアは20インチのアルミホイールは、M4 GTSと色は異なるが同じDTMデザイン・アルミホイールだ。そのルックスは派手な可動式エアロパーツこそ備わらないがM4 GTSに近く、ただならぬオーラを放っている。

さらに、M4 GTSと同様のベルトタイプのドアグリップを備えた軽量インナードアパネルや、シングルピースのカーボン製ドライブシャフト、OLEDリアコンビランプなどを採用し、M4のコンペティション・パッケージ装着車に対して30kgもの軽量化を達成している。

ブラックのアルカンターラとレザーをふんだんに使用したインテリアには、「M4」のイルミネーションロゴをあしらったバケットタイプの専用ライトウェイトMスポーツシートやMアルカンターラ・ステアリング・ホイール(オプション)などを奢り、スポーティネス満点の空間に仕立てられている。

スタイリングだけでも魅力的なM4 CSだが、パワートレインもパワーアップを果たしている。3.0リッター直6直噴ターボの心臓は、最高出力338kW(460ps)/6250rpm、最大トルク600Nm/4000-5380rpmと、M4コンペティション・パッケージから7kW(10ps)と50Nm、M4の標準モデルに対しては21kW(29ps)と50Nmのパフォーマンス向上となっている。M4 GTSが搭載する500psのウォーター・インジェクション採用ユニットには及ばないが、十二分にパワフルだ。

トランスミッションは、7速デュアルクラッチ式ATのM DCTを標準で搭載し、後輪を駆動。リアアクスルにはM4コンペティション・パッケージよりも、さらにスポーティなセッティングが施されたアクティブMディファレンシャルを装備し、フロントが265/35R19、リアは285/30R20のミシュラン製カップ・タイヤを装着してトラクションを確保している。

今回はフランクフルト空港からニュルブルクリンクまでの、アウトバーン中心のルートと、ニュルブルクリンク周辺のワインディングロードで試乗することができたのだが、果たしてその走りは、“究極のロードゴーイング・スポーツ”と呼ぶに相応しい、極めてスポーティなものだった。

エグゾーストノートはアイドリングから迫力満点。アウトバーンを走っていても、レーシーなMサウンドが響き渡る。加速も強烈で、右足を踏み込めばいつでも600Nmの大トルクが炸裂して背中がシートに押しつけられる。0-100km/h加速3.9秒、最高速度280km/h(リミッター作動)のカタログ数値が控えめに感じるほどだ。

ハンドリングも俊敏で正確である。直進性もとても高く、アウトバーンでの200km/h超の高速コーナリングでも不安を感じることはない。ワインディングロードでは水を得た魚のようにダイナミックだ。スロットル・レスポンスは素晴らしく、回転が上がるほどにパワーが炸裂する。カップ・タイヤは驚くほどハイグリップで、ちょっとやそっと振り回した程度では挙動が乱れることはない。たとえスライドしたとしても、ESCの介入はごく自然。ステアリング・フィールはダイレクト感に溢れ、インフォメーションも豊富なので、ハイスピード・コーナリングが楽しくてたまらない。

サーキット走行を重視して開発された事もあり、M4 CSの足回りはかなりハードなセッティングとなっている。だがコンフォートモードを選べば十分に実用に耐える乗り心地を確保している。M4 GTSは、ほぼサーキット専用マシンだが、今回のM4 CSは日常的にスポーティな走りを楽しみたい人にお薦めできる1台である。M4クーペの大本命が登場したと言って良いだろう。



ベタ褒めですね。
まー、登場時に辛口コメント載せるジャーナリストはまずいませんからね。


なお、M4 CSは現行M4が生産終了となるまでに最大で3000台ほど生産される予定だが、日本市場にはこの秋に60台限定で導入される予定で、すでに受注開始となっている。価格は1598万円と決して安くはないが、高い満足感が得られる事は確実である。


おかしいな、先週末にBMWディーラーで M3/M4の商談したけど、M4 CSの話は一切出て来なかったぞ。まぁ、勧められたところで買えないけど。(爆)
もしかしたら、60台は既に Sold Out なのかもしれませんね。

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Posted at 2017/08/04 03:40:16

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