
やりました!
第46回ADACチューリッヒ24時間レース(ニュルブルクリンク24時間レース)は5月13日、決勝レースの赤旗中断が現地時間14時に解除され、1時間30分の戦いが展開されたが、ここで逆転しトップに立ったマンタイ・レーシングの912号車ポルシェ911 GT3 R(リヒャルド・リエツ/パトリック・ピレ/フレデリック・マコウィッキ/ニック・タンディ)が優勝を飾った。
ポールからトップを走っていた911号車のポルシェがクラッシュしてどうなるかと思ったものの、僚友の912号車がポルシェ70周年を飾る優勝をもたらしてくれました。
911号車の後を継いでトップ争いをしていた912号車に、コード60区間でのスピード違反で3分のペナルティが出た時には正直優勝は難しいかな? と思ったのですが、残りが3時間半となった時に、濃霧の為に赤旗となって、トップのブラックファルコンの4号車メルセデスAMG GT3との差が無くなりました。
ポルシェはついていましたね。
もっとも、赤旗提示のタイミングによっては1周のビハインドになる可能性もあったのですから、どちらに転ぶかは運次第でしたけど。
赤旗解除後は2台のマッチレース。
ペースはポルシェの方が上ですが、狭いノルトシュライフェではオーバーテイクは出来ず。
勝負はグランプリコースで決着します。
ホームストレートでスリップに入った912号車のマコウィッキは、1コーナーでアウトにマシンを振ると、ギリギリまでブレーキングを遅らせ、クロスラインでアウトからオーバーテイク!

諦めないメルセデスと接触し2台は姿勢を乱すが、わずかなカウンターステアで立て直したマコウィッキに対し、クリストドロウはハーフスピン、勝負は決します。
一時は追いすがったメルセデスですが、徐々に遅れ始めます。
濡れた路面で、RRのトラクションがポルシェに優位に働いたのでしょうか?
トップを守ったマコウィッキはそのままフィニッシュ! 現行型のポルシェ911 GT3 Rにとって最後のニュルブルクリンクで、ポルシェに嬉しい勝利をもたらしました。また、マンタイ・レーシングの優勝は最多記録を更新する6回目となりました。
表彰台の一番高いところに掲げられるポルシェを期待していたのですが、今回は車両をリフトアップする表彰台のパフォーマンスは有りませんでした。

ちょっと残念。
2011年の優勝から暫く勝利から遠ざかっていたポルシェですが、70周年の記念の年にニュル24時間を制する事が出来ました。
いやー、痺れるレースでした。
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Posted at
2018/05/14 01:59:47