
昨年末、仕事が多忙になってきたために休載させて頂いていた連載シリーズ「昔の名前の車たち」ですが、年明け後、仕事も落ち着いてきたので再開する事とします。
え? 休載した割に、毎日ブログをアップしていたし、連載シリーズの事を忘れてたんじゃないかって?
そ、そ、そんな事ありませんってばっ!(←何、焦っている?)
トヨタ編の4回目は、レクサスに変わった車たちです。
レクサス、現在は日本でも展開している、トヨタの高級車ブランドです。
しかし、レクサスが登場した理由の1つは、当時の日米自動車摩擦によって、対米輸出の自主規制を強要されたメーカー側が、減らされた台数分を、利益率の高い高級車にすべく登場させたものでした。
そう、レクサス ブランドはあくまで北米対策だったのですよ。
トヨタだけではなく、ホンダはアキュラ、日産はインフィニティブランドを展開しました。(計画が実行される事はありませんでしたが、マツダにもアマティ・ブランドを展開する計画があった)
そして、レクサスブランドのフラッグシップがLS400でした。
元々、北米用に開発されたLS400ですが、バブル景気に沸く国内市場にも投入され、
セルシオの名で販売されました。
北米のレクサスは、このLS(セルシオ)とES(ウィンダム)の2車種で始まりましたが、その後、
GS(アリスト)
IS(アルテッツア)
そしてクーペの
SC(ソアラ)という車が導入されていきます。
ああ、
RX(ハリアー)も忘れてはいけない車です。
さて、レクサスブランドでの車名と併記してある車名で分かる通り、レクサス店を展開していなかった国内では、別の車名でデビューしているのです。(ソアラのみ、モデルチェンジですが)
アリストやアルテッツァは、レクサスの金看板が無くても売れましたし、ハリアーは国内市場でも大ヒットしました。(ソアラのみ、先代までのイメージが無くなってしまった為か、販売は低迷しました)
そして、北米でレクサス ラインナップに含まれる車の中で、国内で一番売れたのは……やはりセルシオでした。
セルシオという車名に、絶対的なネームバリューが付いたにも拘らず、トヨタは国内でもレクサス ブランドを展開する事になりました。
セルシオ、アリスト、アルテッツァ、ソアラの車名が消え、ハリアーも一時期消えました。
レクサス ブランドの強化とは言え、セルシオ、アリスト、アルテッツァが無くなってしまった事は、果たして良かったのでしょうかね?
セルシオ程ではありませんが、アリストやアルテッツァは、走り屋さん達にも好評で迎えられていました。
それに対し、現在の GS や IS は下手したら月間販売台数2桁に沈んでしまいます。
国内でも ES が導入され、GSは ES に収れんされると言う噂も有り。
しかし、もし GS が “アリスト” のままだったら、もう少し売れていると思いますよ。
そもそも、LSが大きくなり過ぎたので、GSがジャストサイズって言う人もいると思うのですがねー。
今は LS すら、以前ほどの勢いがありません。
レクサスも SUVブランドに変わっていってしまうのでしょうか?
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昔の名前の車たち | 日記
Posted at
2020/01/06 23:40:20