先週の『チコちゃんに叱られる!』を見ていたら、番組のエンディング前に“みゆきちゃんに叱られた”というコーナーがありました。
なお、金曜日の本放送はまだ仕事中だったので見ることが出来ず、土曜日の再放送で見ました。
金曜日も仕事で、さすがに週の最後の日くらいは早めに上がろうと思っていたのに、19~21時に会議をぶち込まれました。ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
で、その“みゆきちゃんに叱られた”というコーナーは、ディレクターがナレーションの森田美由紀アナウンサーに渡した原稿に関して、「間違いを指摘された事を反省する」という趣旨のものでした。
「古来より、日本では」
“古来”という言葉には、これだけで「古くから」という意味が有ります。
「古来より」だったり「古来から」ですと、「古くから
から」と、重複してしまうんです。
ですので、正しくは「古来、日本では」、です。
(脳内で、森田美由紀アナの声に変換願います)
「第一回目」
第も、目も、順序を表す言葉です。
第一回
目だと、重複してしまうんです。
ですので、正しくは「第一回」、または「一回目」です。
(脳内で、森田美由紀アナの声に変換願います)
何か、分かるわー。
祖父が学校の先生だったので、良く「正しい日本語」について語っていました。
幼い頃、その話を傍で聞いていた所為か、妙に言い回しに拘るようになってしまいました。
よく「全然OK!」っていう言い回しを使ったりしますけど、小学生の頃は、この言い回しが許せない、捻くれた子供でした。
”全然” は本来なら否定の意味に付ける言葉であり(*)、全然の後ろに肯定的な意味の単語が来ると、気持ち悪くてしょうがなかった。
最近は、みんなが肯定的な単語にも付けて使うので、それに合わせて使うようにはなりましたけど。(大人になって、苦いものをおいしく食べられるようになる感じ?)
*:諸説あります。
明治から昭和の戦前までは「全然」は否定にも肯定にも用いられていた。
「本来否定を伴う」という規範意識が広がったのは、昭和20年代後半から。
あとはイントネーション。
箸(⤵)と橋(⤴)は有名ですが、熱いと厚いはどうでしょう?
熱い(↗↘)と厚い(↗ ̄)といったところが一般的かと思います。
これに関して、甲子園の高校野球中継などで聞かれる「熱い応援が…」という言い回しはどうでしょう。
「熱い(↗ ̄)応援」が多くないですか?
TVで高校野球を見ていた時に、親父が「へぇー、『厚い応援』なんだ」と揚げ足を取るように言うのですが、ちょっと違うんじゃないの?
「熱い」「応援」ならば「熱い(↗↘)」「応援」ですが、「熱い応援」と1つの単語の様に扱う場合は、「熱い(↗ ̄)応援」でいいんじゃないの?
例えば地名の逗子。
一般的に「逗子(⤵)」だと思います。
しかし、逗子市を「逗子市(↘_)」と言う人はいません。
逗子市は一般的に「逗子市(↗↘)」です。
同様に、逗子駅は「逗子駅(↗↘)」であり、「逗子駅(↘_)」と言う人はいないと思います。(それでも駅構内のアナウンスでは「逗子(⤵)」)
これを言うと、親父は「細かい奴だなー」と言う顔をしていました。
ホント、メンドクサイ小学生でした。(ちなみに、正しくは「面倒くさい」です。ああ、メンドクサッ!)
最近は、ブログを書くにあたり、漢字変換で同音異義の漢字を使わない様に細心の注意を払っています。
「早いスポーツカー」とか……えっ、スポーツカーって、朝早いんですか?
「40週目、ハミルトンが…」とか……えっと、第3四半期にハミルトンがどうかしたんですか?
ああ、メンドクセエ奴。(←ちなみに、正しくは「面倒くさい」で……って、もうええっちゅーんじゃ!)
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Posted at
2021/10/11 22:35:32