
スーパーカー世代が大好きなロータスである“ロータス・ヨーロッパ”
そして スーパーカー世代よりもちょっと上、もしくは 旧車好き憧れのロータス、“ロータス・エラン”
そんな、ロータス黄金期と言えるのが 1960年代~1970年代前半だったわけですが、ロータスも新たな世代へと舵を切ります。
ロータス・エリート(Type 75)
ロータス・エクラ(Type 76)
ロータス・エスプリ(Type 79)
皆さんは、これらの新世代ロータスをご存じでしたでしょうか?
大部分の方が、ロータス・エスプリはご存じだと思います。(ボンド・カーにもなりましたしね)
ロータス・エスプリは、ロータス・ヨーロッパの後継車として 1976年に発売されました。
ただ、ジョルジェット・ジウジアーロの手になるボディを持つエスプリは、ロータス・ヨーロッパのライトウェイト・スポーツから、全幅が1860mmもあるスーパースポーツへと路線変更されたのです。
しかし、エスプリに搭載されたエンジンは、直4 2.0ℓという いささか(というか、かなり)迫力に欠けるパワーユニットでした。
エスプリのミッドに搭載されたこのエンジンは、前述のエリート(Type 75)とエクラ(Type 76)にも搭載されました。
エリートの名が復活した Type 75は、4シーターの高級GTカーとして 1974年に登場しました。
こちらも 1820mmの全幅を持つ 堂々とした体格のGTカーでした。(ロータスお得意の FRP製ボディによって、車重は1100kg前後と軽量ではありましたが…)
位置づけとしては エラン+2 の後継車って感じではありましたが、エリートの後席は結構実用的なものでした。
その実用性を実現したのは、この独特のリアセクションなのですが……
このエリートが、新世代ロータスの第一号車なのですが、この車が発表された時のロータスファンの戸惑いは如何程だったでしょうねぇ。
その後、エリートのリアセクションをファストバックに変更した、エクラが1975年に登場します。(だいぶ一般的なクーペスタイルになりましたが、その分 居住性は 2+2 になりました)
さて、新世代のロータスは、従来のブリティッシュ・ライトウェイト・スポーツから、イタリアン・エキゾチック・カーの様な スーパーカー&高級GTカー路線へと変わったわけですが、ロータスファンが求めるロータスじゃなかったんでしょうね。
ジウジアーロ デザインのエスプリこそ そこそこ売れましたが (S1は 1976~1978年の間に994台生産)、エリート&エクラは……。
当時のロータスファンの「コレジャナイ!」という叫びが容易に想像できます。(汗)
何となく、エリーゼ&エキシージの販売終了と被るところがありますね。(歴史は繰り返す?)
-次回へつづく-
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Lotus | 日記
Posted at
2022/01/07 01:27:35