昨日のブログで スクーデリア・フェラーリについて扱き下ろしましたが、イタリアチームと言えばもう1チームありますよね?
そう、角田選手が乗るアルファタウリです。
(ちなみに、アルファロメオ F1の実体は ザウバーというスイスのコンストラクターです)
レッドブルのジュニアチームであるアルファタウリは、元々はミナルディというイタリアの弱小チームでした。
そのミナルディをレッドブルが買収、レッドブル(赤い牛)をイタリア語にしたトロロッソとなったのです。
ベッテルについて書いたブログでもちょこっと触れましたが、F1初勝利はトップチームのレッドブルよりも先にトロロッソの方が挙げていたりします。
2020年にもガスリーが優勝するなど、時たま印象的な走りをするチームではありますが……
やはりイタリアのチームだからでしょうか、F1チームらしからぬミスをやらかします。(汗)
いや、ある意味、イタリアチームらしいミスとも言えるか。(笑)
それ故、最近はアルファタウリに関しても『オレたち発動』と言われるようになってきました。
「何故、このタイミングでタイヤ交換する?」
「スタートタイヤはそれじゃないだろっ!」
「何で FPでタイヤ使っちゃうんだよ!!」
素人目にも、首をかしげる作戦、謎の対応が多いです。
そして、最近は成績も低迷……
しかし、元はミナルディという弱小チームだったとしても、エンジン(PU)はレッドブルと同じだし、ギアボックスや油圧系、リアサスペンションなど、多くのコンポーネンツをレッドブルから供給を受けています。
本家 レッドブルより速くなるのは無理だとしても、テールエンダーになる様な遅いマシンにはならない筈なんですがねぇ。
先週末のオランダGPでもアルファタウリはやらかしていて、久々に角田がQ3に進出し、シングルグリッド(9位)でのスタートとなったのに……
まぁ、トラブルは仕方ないとして、その時の対応がグダグダなのです。
タイヤ交換後に異変を感じた角田が「タイヤが装着されてない」と報告し、マシンをコース脇に停めるものの、チームが「タイヤは問題ない。ピットまで戻ってこい」と指示。
しかし、タイヤ交換してピットアウトしても症状は変わらず。
直後にデフの異常だった事が分かり、コース脇に停めるよう指示を出しました。
グダグダポイントの1つ目は、何故、角田に戻ってくるように言ったのかです。
ドライバーが異常を感じたのだから、何かしらのトラブルはある筈です。
それを何故、一度停めるよう指示したマシンを、再びピットで戻ってくるように指示し直したのか。
角田が報告した「タイヤがちゃんと嵌っていない」という状態でない事がセンサ等のデータで確認出来たのかもしれないけど、だったら何故デフの異常を疑わなかった?
タイヤの異常がない事だけではなく、デフの異常がない事もデータで確認した上で判断をすべきだった。
一旦停めて、再スタートし、やっぱりコース脇に停めて……
当然、バーチャル・セーフティカーが出ますが、このタイミングが 同じレッドブル系チームのフェルスタッペンに有利に働いた為、フェルスタッペンをアシストする為に、わざとコース内に停めたのでは? とネット界隈で炎上する事にもなりました。
グダグダポイントの2つ目は、シートベルトを外した状態で走る様に指示した事。
そんな事、仮にもF1チームならダメな事くらい分かるでしょうに。
一度停める判断をした車を、その判断を撤回して戻ってくるように指示するなら、それくらい考えなさいよ。
しかも、ピットで此れ見よがしに(?)ベルト装着の作業をしちゃってるし。(そりゃ、バレますよ)
この件で、角田には シートベルトを緩めた危険な状態でコース上を運転したとして戒告処分が出て、次戦イタリアGPでの10グリッド降格が決まりました。
どうして、こんな当たり前の事が分からないのかなー。
あ、でも
シートベルトを外した状態でも走らせようとするのは、イタリアチームの伝統なのかな?
(↑の写真は、2020年のスペインGPでのルクレール)
両チームとも愛すべきチームではありますが、もう少し何とかならないもんですかねぇ。
まあ、何とかならないからこそ、イタリアチームなのでしょうけど……。
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F1 | 日記
Posted at
2022/09/07 13:00:23