
“積みブログ” 解消の為(笑)、本日 2回目のブログ投稿です。
マッティア・ビノットがフェラーリF1のチーム代表を辞任すると発表した時、私は「後任は誰になるんだ?」って思いました。
前回ブログで
ロス・ブラウン について触れましたが……まぁ、さすがに年齢的に辛いだろうとは思っていました。
それでも、このタイミングで F1マネージングディレクターの退任を発表したので、「もしかして…」って思ったりもしたのですがね。
しかし、現実にフェラーリF1の新チーム代表に就任したのは、アルファロメオF1のチーム代表(及び ザウバーの CEO)だった
フレデリック・ヴァスールでした。
(フレデリック・ヴァスール:アルファロメオ/ザウバー → フェラーリ)
この件は、正式発表前から噂にはなっていましたが、私は「別チームのチーム代表を引き抜けるの?」って思っていたのです。
昨今のF1界は、要職にある者がチームを離れる際、ライバルチームに機密情報が漏えいする事を嫌って 一定期間ライバルチームへ移籍することを禁止する、すなわち「ガーデニング休暇」の時期があります。
なので、現役のチーム代表がいきなり他チームの代表にはなれないんじゃないかって思ったのですがねぇ。
もしかして、ビノットが辞める際、ヴァスールと話をつけていたんでしょうか?
「マッティア、後は俺に任せな」
「ああ、よろしく頼むよ、フレッド」
※上記のやり取りはフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
フェラーリのチーム代表は決まりましたが、それはすなわち、ザウバーのCEOがいなくなるという事でもあります。
しかし、こちらもすぐに後任が決まりました。
マクラーレンF1のチーム代表である
アンドレアス・ザイドルが、来年1月からザウバーの新CEO に就任する事が発表されました。
(アンドレアス・ザイドル:マクラーレン → ザウバー)
ザイドルは、以前ザウバーに在籍した事があり、そういう意味では出戻りとなります。(と言っても、当時は『BMWザウバー』であり、実際にはBMW F1でしたが…)
その後、ザイドルはポルシェの耐久レースチームの監督となり、2015年から2017年までWECダブルタイトル3連覇、そして ル・マン24時間レース3連覇に導いています。
2019年にポルシェを去ったザイドルは F1界に復帰し、当時低迷していたマクラーレンのマネージングディレクターに就任、名門マクラーレンを復活させたのは記憶に新しいところです。
えっとぉ、それって マクラーレンを復活させたキーマンがチームを去るっていう事じゃないですか……マクラーレンは大丈夫なのか?
マクラーレンは、後任のチーム代表にはチーム内部からの昇格で対応する様で、レーシング・エグゼクティブ・ディレクターを務めていた
アンドレア・ステラを新チーム代表に任命した様ですが……。
(アンドレア・ステラ:エグゼクティブ・ディレクター → チーム代表に昇格)
いやー、F1チーム代表の大シャッフルですねぇ。
まさか、フェラーリ1チームのチーム代表辞任が、まるでドミノ倒しの様に他の複数チームのチーム代表人事にまで波及するとは……
シーズン中も、ベッテルの引退発表を契機に、アロンソのアストンマーティン移籍、ピアストリのアルピーヌ契約拒否を挟んで、ガスリーのアルピーヌ移籍、デ・フリースのアルファタウリ加入に至ったドライバーの大シャッフルがありましたけど、チーム代表が連鎖的に変わるっていうのは聞いた事が無いなぁ。
なお、一見、このドミノ倒し的シャッフル人事とは無関係の様なウィリアムズでも、チーム代表人事に動きがありました。
ウィリアムズ・レーシングのCEO兼チーム代表の
ヨースト・カピート と テクニカルディレクターの
フランソワ=グザビエ・ドゥメゾンが、揃ってチームを去る事が発表されました。
(ヨースト・カピート:ウィリアムズ → 退任)
カピートは、かつて VWのラリーチームでチームマネージャーを務め、WRCで4年連続ダブルタイトル獲得(マニュファクチャラーズタイトル と セバスチャン・オジェのドライバーズタイトル)した実績があります。
それ故、2026年からVWグループのアウディ(=ザウバー)がF1に参戦する際、カピートが フレデリック・ヴァスールに代わってアウディのチーム代表に……なんて噂もあったのですがねぇ。
ちなみに、ウィリアムズの後任チーム代表の話は聞こえてきません。
ウィリアムズ、大丈夫かいな。
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Posted at
2022/12/14 23:56:43