
2024年の新車発表でトリを飾る、レッドブル・レーシングの2024年型F1マシン「RB20」が2月15日(日本時間 2月16日)に発表されました。
『不適切な行為』の疑惑があり 去就が注目されているクリスチャン・ホーナーも出席していました。(笑)
まぁ、まだチーム代表ですから、居て当然なのですが…。(汗)
さて、新車RB20を見た第一印象はと言うと、カラーリングが昨年と変わらない事もあり、昨年のマシン RB19の正常進化型にも見えました。
ただ、よく見ると、結構変えてきているのですよね。
特に、他のチームが軒並みレッドブル型を踏襲するに至ったサイドポンツーンを、本家であるレッドブルが変えてきたのは、興味深いですねぇ。
って言うか…
エンジンカウルを含めたリアセクションが、昨年のメルセデスのマシン W14にソックリなんだが…。
模倣される側だったレッドブルが、他チーム、それも一番のライバルであるメルセデスのマシンを模倣するとはねぇ…。
まぁ、レッドブルの本当の強みはアンダーフロアの方で、カウルの形状はそこまで重要ではないと思いますがね。
むしろ、RB20のハイライトは、サイドポンツーン前面だと思います。
ダウンフォースを得る為には、なるべくきれいで速い気流をリアセクション(ウイング や ディフューザー)に流してあげる必要があります。
その為に、サイドポンツーン下部を抉ってみたり、冷却用のエア吸入口の形状を工夫したりしていました。
RB20のサイドポンツーン前面はと言うと_
あ、あれっ!?
エア吸入口が開いていないんですけど!
まぁ、冷却が不要になる筈が無いので、実際にコースを走る時には給気口が開いている筈ですが…。
画期的なアイデアであればあるほど、ライバルに模倣される機会を与えたくない為、ギリギリまで公開を遅らせる事はあります。
今までも、ローンチ時のマシンと実際にシーズンを戦うマシンが別物という事はありました。
最近では、2年前のメルセデスがゼロポッドのマシン(W13)をプレシーズンテストの2回目まで登場を遅らせていました。
ただ、W13は実際に走らせると机上の性能を発揮出来ず、2シーズンに渡るメルセデス凋落の原因となってしまいました。
レッドブルがW13の二の舞いとなる事はないと思いますが…
メルセデスを真似たマシンっていうところに一抹の不安がありますねぇ。
はたして、2024年のF1はどうなるのでしょうか?
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Posted at
2024/02/17 01:28:10