
台風15号の直撃が予想される中、JAPAN LOTUS DAY 2019が富士スピードウェイで開催されました。
ああ、この書き始めも飽きたな。(笑)
今回は、JLDに集まったロータス車に搭載されるエンジンについて書きたいと思います。
悪天候予想の中でも、今年のJLDにはたくさんのロータス車が集まりました。
もしこれがロータスではなくて、フェラーリやランボルギーニの集まりだったとしたら……
きっと富士スピードウェイのパドックでは、そこかしこから、自慢の愛車のエキゾーストノートを轟かせていたでしょう。
でも、ロータスではそうはなりませんよね?
それは、他のスポーツカーに比べて、エンジンへの拘りが希薄だからではないでしょうか?
昔からロータスは、比較的手に入れ易いパーツを使用して車を成立させていました。
それはエンジンにも言えます。
例えばこの車。
ロータス・エランのエンジンは、英国フォードのコルチナに搭載される、116E型 直4エンジンがベースとなっています。
ミッドシップという、当時としては特異な構造であったロータス・ヨーロッパは、エンジンのみならず、ミッションを含めたパワートレイン関係は全てルノー・16の流用で、FF用のものをそのまま後輪に持っていったものでした。
写真は、最終型のスペシャルですが、シリーズ1ではエンジンチューン以外は完全な吊るしの状態で搭載されており、そのエンジンチューンにしても、ルノーの手によって行われていたそうです。
対する、スペシャルのエンジンは、ツインカム化やビックバルブ化は施されていたものの、フォード製エンジンにロータスがDOHCヘッドを組み合わせたものでした。
ライトウェイトスポーツからスーパースポーツ路線へ転換した時期ですら、ロータス・ヨーロッパの後継車であるロータス・エスプリに搭載されたエンジンは、スーパースポーツにしてはあまりに寂しい2.0ℓ直4エンジンでした。

(一番手前のエスプリはスポーツ300だから……2.2ℓ直4ターボか)
量産メーカーのエンジンを採用するというやり方は、現在のロータスでも行われていて、トヨタ製のエンジンを使用しているのは皆さんもご存じの通り。
フロントウィンドウも、ドアすらも無いというこの車も、エンジンはトヨタ製です。
エンジン出力に依存しない、ハンドリングを突き詰めた車、ロータス。
そんな設計思想へリスペクトしているが故、オーナーもエンジンへの拘りは、フェラーリやランボルギーニと言った車のオーナーよりも弱いのでしょうね。
でも、一部にはエンジンに強い拘りを持っている参加者もいらっしゃいました。
走行を終え、排熱のためにエンジンフードを開けていた車のエンジンルームには……
ホ、ホンダエンジン!?
ロータス・ホンダですな。
K20型(最終型インテグラType Rなどに搭載されたエンジン)に換装してくれるショップがあるようです。
これでボディがイエローだったら、セナ&中嶋が乗っていたロータス99Tを彷彿させますが……。(笑)
メーカー自身がエンジンへの拘りが希薄なだけに、エンジンスワップも敷居が低いのでしょうか、結構、この手の話は聞きますよね?
どうでしょう、次回のJLDでは「エンジンスワップ」クラスっていうのを用意してみては。
私自身は、エキシージのエンジンをスワップしようとは思いませんが、技術的興味はあるので、もっともっと見てみたいです。
とはいえ、正規輸入代理店が、取り扱う車のエンジンを否定するようなことは出来んか。(汗)
ずらずらと書いてきましたが、最新のロータスはエンジンへの拘りを捨てるだけでなく、エンジンそのものを捨ててしまいました。
って、それが言いたかっただけかいっ!(爆)
Posted at 2019/09/13 23:50:11 | |
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JAPAN LOTUS DAY | 日記