
●BMW Mにまつわるエピソード・情熱
BMW Mにまつわるエピソード……
と言うか、BMWへの思いから述べさせてもらいます。
スーパーカー世代のど真ん中だと、BMWというとコイツ、と言う人が多いのではないでしょうか。
BMW 2002ターボ
一見、ボクシーな平凡なセダンでありながら、キドニーグリルと言うアイコンに、ターボという魔法のワードが加わって、ガキンチョの私は胸を躍らせたものです。
そして、その時代のBMWとしてはこの車も忘れられません。
BMW 3.0 CSL
もっとも、その当時は 3.0 CSL というと、コッチのイメージだったのですがね。(汗)
免許が取得できる年齢になり、車がカメラに収める対象から、実際に運転する対象になる頃、BMW 3シリーズが『六本木 カローラ』などと揶揄されていました。
しかし、そのありがたくもない、安っぽい通り名を吹き飛ばす車が現れました。
E30 M3 です。
オーバーフェンダーに、ハイデッキになったトランクとリアウィング。
当時としてはド派手な外観と、現在まで続くMの中でも唯一の直4エンジン。
エポックメイキングな車として登場したE30 M3は、いまだに特別感のある“M”ですよね。
その頃、私はHONDA車に乗っていて、高性能NAエンジンが大好きでした。
もちろんE30 M3も好みにドンピシャの車でした。
その頃、よく言われた「BMWと言えば、シルキー6」という考えは、私には一切なく、直列6気筒への憧れはなかったので、直4でも何の問題もありませんでした。
それだけに、E36で M3も直4から直6になった時、その有難味は感じず、むしろ、重くなったことにマイナスイメージを持っていました。
ところが、不思議な事に
E46 M3になると、強烈にM3が欲しくなったのです。
何だかんだ言って、E46より前の頃は、BMWは『外車』であり、高価で縁遠いものと言う印象があったのだと思います。
それがE46の頃になると、経済的に余裕が出てきて、実際に購入を考えられるようになった。
自動車雑誌の試乗記を何度も読み返し、雑誌の広告欄にE46 M6を見つけると、頭の中で購入シミュレーションを始めました。
ただ、やはり複数台所有は、常識的に有り得ませんでした。
M3に憧れを抱き、所有を夢見ながら、SUBARUに乗り続けました。
その後、一足飛びにポルシェに手を出してしまった為、Mの購入は無かったのですが……
数年前、入院&手術を経験し、将来的にいつでも出来るという考えを持つのをやめました。
やりたい事、欲しい物は我慢しない。
そんな時に頭に浮かんだのが“M”でした。
ここで普通ならM3(もしくはM4)にいくところでしょうが、Mの中でも一際特殊な、F1直系のV10エンジンを積んだ
E60 M5に手を出してしまいました。
GT2なんていう、ポルシェの中でも特殊な車に乗る私でも憧れるメカニズム、それが V10エンジンであり、E60 M5は常々欲しいと思い続けていた車だったのです。
しかし、それだけ特殊な車だけに維持していくのも大変で、購入には二の足を踏んでいました。(ポルシェ、それも GT2と比べても、よっぽど大変な車ですから)
でも、もう我慢しないと決めた私に怖いものはありませんでした。
二度と出てこないであろう、V10と言う珠玉のエンジンを積んだ車は、もはや、世界自動車遺産と言っても良い代物です。
その性能は、V8ターボを積む現行M5に及びませんが、現行M5では感じることが出来ない特別感、唯一無二のものであり、所有する満足感は、現行M5以上のものが有ると思っています。(歴代のMの中でも “M1” に次ぐ車では?)
幸いに、今まで大きなトラブルも経験する事無く過ごせています。(←もしかしたら奇跡かも)
これで燃費がもう少し良ければねぇ。(遂にこの前 3km/ℓを割りました)
このブログは
「みんカラ×BMW M ブログコンテスト」 に関する投稿です。
Posted at 2019/12/07 07:54:47 | |
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