
昨日、ポルセンでマカンの話をした事を書きましたが、ターゲットはマカンSにして話を進めました。
この中で、エンジンが マカンSが3.0ℓターボで マカン ターボが2.9ℓと逆転している事をセールス氏に問うてみました。
するとセールス氏は
「マカン ターボはツインターボでございますから」と返してきました。
その論理だと、マカンSもツインターボにすれば 2.5ℓくらいで成立しないですかね?(そうすれば日本の税制上、有利です)
そんな思いも込めて、「マカンSのエンジンはいつまでこのままなんですかね?」と聞いてみると
「いつまでと申されましても……」とお茶を濁す言葉が返ってきます。
そこで、モデルチェンジ前に変わるか? と聞いたのですが、セールス氏は『モデルチェンジ』と言う言葉に反応し、
「次期マカンはEVに変わるという話です」と言ってきました。
ああ、そう言えばそんな話も出ていたねぇ……ポルシェ本社が言及したんだったっけ?
でも、個人的には「EV “も” 出す」だと思っているのですが。
その事をセールス氏に言うと、
「今後、メーカー単位での燃費規制となっていくため、ガソリン車を残す為にも、EVを増やしていかねばなりません。ポルシェは75%をEV、残りをPHEVなどを含むエンジンを持つ車としていくと言う話です」と言うではありませんか!
国産メーカーが電動化と言う時は、PHEVなどは電動化の方にカウントし、ピュアエンジン車と電動車に分類するのですが、ポルシェはピュアEVとエンジン付きに分類するのね。
その上でEVが75%だと? エンジン車は残らんじゃないの!
ヨーロッパのCAFE(Corporate Average Fuel Efficiency)規制、日本語で言うと企業別平均燃費基準ですが、基準を達成できないと巨額の罰金を払わないといけないそうです。
ちょいと調べてみると、既に規制は導入されていて、2019年の規制(CO2排出量)は130gで、トヨタを始め、ピュアエンジン車でもクリアできました。
しかし、2020年の95gとなると、現状ではHV化が進んでいるトヨタのみがクリアできる見込みがあるくらいで、他社は一層の電動化が必要です。
HV化をトヨタ以上に進めるなんて不可能ですから、EV化するしかありません。
しかも、この先、規制値はどんどん厳しくなっていきますから、トヨタですら規制をクリアするには EV化を進めるしかありません。(HV化を100%にしても規制はクリアできないでしょう)
そう考えると、セールス氏の言った「75%をEVに」という言葉には信憑性を感じます。
次期マカンだけではなく、ボクスター/ケイマンもEVになるって言う噂がありますしねぇ。
(987の頃、Boxster E というプロトタイプも作っていました)
帰り際、セールス氏に
「エンジン車であるうちに、マカンをお買い上げいただきたいと思います」と言われました。
やっぱり、新車を売りたいんだねぇ。(笑)
Posted at 2019/12/16 00:55:43 | |
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Porsche | 日記