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タケラッタのブログ一覧

2020年11月07日 イイね!

タケラッタ的、オデッセイ考&マツダ考

タケラッタ的、オデッセイ考&マツダ考本日分のブログは既にアップ済みですが、某ブログを見て一言言いたくなった為、追加でブログを投稿します。


ネタは、一昨日マイナーチェンジが発表されたオデッセイと、販売苦戦中のマツダについて。


みんカラ内で、以下のブログを目にしたのですが……


なぜホンダ・オデッセイはスマート路線から押し出しの強いデザインへ転じたのか?クルマもいまや「インスタ映え」の時代へ


マツダ「マツダスピードは2度とない」。だがそれでいいのか?マツダは誰も望まないプレミアム路線をやめるべき(マジ)


私は別意見ですが、意見は人それぞれ違いますので、例え主張は違っても他人の意見は尊重したいとは思います。(←トランプ大統領ではないので…)


ただ、この方のブログは 設定によりコメントが出来ないようになっています。


うーん、他人の意見は受け付けないってか?(汗)





という訳で、タケラッタ的意見を書いちゃいます。


まず、新型オデッセイの新しいフロントマスクです。


今回のマイナーチェンジで、押しの強いフロントマスクとなりました。(ちなみに、氏のブログでは ”フルモデルチェンジ” と書いていますが、フロント部を大幅に変えたものの ”マイナーチェンジ” ですから)


氏は「アクの強いデザインを持つクルマ」が売れており、それは”映える”車が求められているからだ、と。


確かに、アルファードなどはギラギラなグリルの押しの強いフロントマスクを持っており、売れています。


ですが、販売ランキング1位のヤリス(及び ヤリスクロス)はギラギラグリルは持っていません。


そもそも、氏も ヤリスとフィットについて触れていますが、そこでは ヤリスの方が ”アクが強い” とも ”映える” 車だからとも言っていないんですよね。


私は、「アクの強いデザインを持つクルマ」が売れるのは、大型ミニバンが顕著であり、自己顕示欲が強いクラス特有のものだと思っています。(カスタム系のフロントマスクVerがある軽自動車に関しては、”他人と違う車” を望む層に売れていますが、カスタム系が全てではない)


トヨタRAV4とホンダCR-Vの勝敗も、氏が言うようなCR-Vの「スマートでオシャレ」なスタイリングが受けていないのではなく、内装のチープさと、相反する高価格ゆえに CR-Vの商品力が無いだけだと思います。(あと、CR-Vのフロントマスクはめっちゃアクが強くて、「スマートでオシャレ」とは思えないんですけど……)



そもそも、「スマートでオシャレ」が受けないのなら、ハリアーは売れない筈ですよね。


まあ、氏のオデッセイ考は、何と言うか、間違いだらけですからねぇ。


初代オデッセイ開発時、「ミニバンといえどもホンダらしい重心の低さ、躍動感」を目指したと書いていますが、実際にはアコードと同じ生産ラインに流す為にルーフを高く出来ず、当時のワンボックスカーでは常識であった後席スライドドアも採用できなかったという、妥協の産物でした。


全高をさらに低くした3代目&4代目を高く評価していますが、実際にはライバルの広い車内に対抗する為、ホンダもエリシオンを開発せざるを得なくなり、5代目オデッセイは、このエリシオンと統合するモデルとなりました。(高い全高やスライドドアなど、ほぼエリシオンの後継車だったが、ネームバリューのあるオデッセイの名が残った)




最近のホンダデザインって、クロームメッキやアクリルパーツを多用したギラギラグリルの車ばかりですが、殆どの車が受け入れられていないと思います。


果たして、新しいオデッセイの顔が受け入れられるでしょうか?






続いてマツダ。


氏の主張のメインは、マツダスピードの必要性の様で、クルマ好きとして そこを反対したくは無いのですが……


氏は、ハイパフォーマンスモデルに開発費をかけたとして、ちゃんと回収できるのかを考えたんですかねー?


メルセデス・ベンツのAMG や BMWのM を例にしていますが、AMG や M に匹敵するモデルとなれば、相当の開発費が必要ですよ?


それをマツダの規模でやれっていうのは、無茶としか思えません。


また、マツダのプレミアム路線に関しても批判しています。(って言うか、それなら AMG や M を例に出すのはおかしと思いますけど……)


「マツダのプレミアム戦略は世の中にマッチしていない(そもそも誰も求めていない)」と言ってバッサリと切っており、価格競争力が無いから売れないんだと。


それはある意味真理であります。


そりゃ、安けりゃ売れますよ。


でもねぇ、価格競争を始めたら、マツダ地獄に逆戻りですよ?


マツダは商品力の弱さから、低価格で売らざるを得ず、台数を稼いでも儲からなかった過去を持っているのです。


それ故の商品力アップ=プレミアム戦略なのです。


売れてない=儲かっていない と言うのはあまりに短絡的な思考。


まあ、プレミアム 且つ 売れる というのが一番なのは言うまでもありませんが。(汗)




MAZDA 3 の販売成績は確かに期待外れです。



夢のエンジンと言われた SKYACTIV-X も、多分に技術先行であり、価格上昇分の性能アップがあるかと言われると厳しいところです。


もう1つマツダの厳しいところは、世の中のディーゼル離れですね。


次世代車であるEVが普及するにはまだまだハードルが高く(高価格や充電インフラ等)、ディーゼルにはまだまだ存在価値は有った筈なのですが、既にディーゼルは”オワコン”というマインドが定着してしまいました。


MAZDA 3 の武器になる筈だった両エンジンが事実上封印された結果、販売を伸ばせていません。


やっぱり、ハイブリッドが無いとダメですかねー。


でも、決してマツダスピード(ハイパフォーマンスグレード)を投入すりゃ解決するっていうものじゃないと思います。




今のマツダは、決して良い状況ではないと思います。


しかし、価格競争を始めてしまったら、きっと淘汰されてしまうでしょう。


マツダは何としても「マツダらしさ」を貫いて、マツダにしかない魅力を磨くしか生き残る道は無いと思います。
Posted at 2020/11/08 00:02:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年11月07日 イイね!

タケラッタ的、レクサス考

タケラッタ的、レクサス考トヨタネタが続いていますが、ここは開き直ってさらにトヨタネタを投入。(笑)


と言っても、今回はトヨタブランドではなく、トヨタ自動車が展開しているプレミアムブランド、レクサスについてです。





レクサス


1989年に北米で販売が始まりましたが、これには積極的な理由と言うよりは消極的な理由によるものでした。


アメリカでは、石油危機を機に燃費の良い小型車を持つ日本車が人気となりますが、日本車にシェアを奪われたGMなどビッグスリーの業績が悪化、全米自動車労組(UAW)などが圧力をかけた結果、やむを得ず対米自動車輸出台数を制限する「自主規制」を1981年から導入します。


台数が決められてしまったので、売り上げ(利益)を伸ばすには、一台当たりの単価を上げるしかありません。


こうして日本のメーカーは、プレミアムブランドを試考したのです。


まずホンダが 1986年にアキュラを北米に展開すると、1989年にトヨタがレクサスを、日産がインフィニティで続いたのです。(ちなみに、マツダもアマティを計画していましたが、日の目を見る事はありませんでした)





切っ掛けは消極的理由でしたが、トヨタはレクサスブランドを展開するにあたり、その商品開発において高品質を追求、妥協を許さず矛盾する要素をも両立させる「Yetの思想」と、問題が生じればその根本までさかのぼって解決する「源流対策」を徹底させました。


そうして生み出された初代LS(日本ではセルシオ)は、従来の高級車像を打ち破る車となり、世界中の高級車メーカーに『LSショック』を与えたのです。



LSは、レクサスブランドが展開されなかった日本でもセルシオの名で販売され、大ヒット車となりました。





レクサスが世界中のメーカーに影響を与えた車は、もう1台あります。


RX(日本名:ハリアー)は、SUVという名称が定着する前(日本ではRVと言われていた頃)、オフロードを走る車と思われていた四輪駆動車をオンロードを走る都会派の車として登場しました。


(プレミアムSUVとしての話。都会派SUVの元祖は同じトヨタのRAV-4です)


大ヒットを記録したRXは数多のフォロワーを生みます。


つまり、今のSUVブームの先駆けとなったのがRXなのです。





2005年、トヨタは国内でもレクサスブランドを展開します。


モデルチェンジを機にセルシオはLS、アリストがGS、アルテッツァがISとなりました。(ソアラは従来モデルのままSCとして再出発しました)



ちなみに、本来はハリアー=RXだったのですが、国内ユーザーからの要望が多かったため、2009年のRX登場後も従来モデルが継続販売されました。(ハリアーは2013年にモデルチェンジして3代目となります。ちなみに現行ハリアーは4代目)


満を持しての国内展開でしたが、販売は苦戦します。


まあ、プレミアムブランドですからバカ売れするようなものでもないでしょうし、セルシオの時の販売店(トヨタ店+トヨペット店)とレクサス店では店舗数が違いすぎますので、セルシオの時と同数が売れる筈もないのですが……それでも既存ユーザーという財産を活用できなかったのは問題です。


また、LS以外の車(特にセダン系)はさらに苦戦しました。


そもそも、前述のように GSはアリスト、ISはアルテッツァで、レクサスとしての共通イメージを持つ車ではありませんでした。




レクサス化で、アリストやアルテッツァが持っていた個性が薄れ、先代モデルのユーザーからの買い替え需要を捉えることが出来なかったのです。






セダン系はそれぞれモデルチェンジしましたが、状況は好転するどころかさらに苦しくなっていきます。


GSは2020年9月に販売終了。




ISはつい最近(一昨日)マイナーチェンジモデルが発売開始されたものの、2013年発売と旧いモデルなので、販売増は期待できそうもない。




LSにしても、現行モデルで全長5,235mmと 先代のロングモデルより長くなり(メルセデスのSクラスより長い!)、レクサスに変わってからもLSに乗り続けたオーナーが駐車場事情などで買い替えを断念せざるを得なくなっています。








レクサスは 2018年から ESの発売を開始。



販売が滞っていた IS、GS のユーザー層に関して、ある程度取り込みに成功しました。


上記、大きくなり過ぎた LSのユーザー層にも、FFによる広大な車内スペースによって ESが代替モデルになっているかもしれません。


しかし、それでいいのか?


もともと、北米では昔からES(日本名:ウィンダム)を発売していました。



ただ、国内でレクサスを展開するときに ESをラインナップしなかったのは、プレミアムカー=FRであり、「合理的な車」感が漂うFFをあえて避けたのではないかと思うのです。


さらには、ESは車格というかヒエラルキーから外れたところに存在する気がします。


レクサスのヒエラルキーは、LSを頂点に GS、ISと続いていました。


これは、それぞれ メルセデスの Sクラス、Eクラス、Cクラス、BMWの7シリーズ、5シリーズ、3シリーズに当たります。


ESの登場でレクサスのヒエラルキーが崩れてしまった。





私は、レクサスをジャーマン3(メルセデス、BMW、アウディ)並みのプレミアムブランドにするのならば、安直にESに走らず、GS や IS を大事にすべきだったのではないかと思います。


前述のように、LSは大きくなり過ぎて 、先代のオーナーが買い替えできなくなってしまいました。


しかし、GSが2012年に発表した旧いモデルでなければ、先代LSのオーナーはGSに流れたのではないでしょうか?


そもそも、初代セルシオが登場した時、その車格はメルセデスのSクラスと言うより Eクラスや、BMWの5シリーズに近かった筈です。


メルセデスのSクラスは、どちらかと言うとショーファードリブンカーであり、ドライバーズカーではありません。


個人オーナーは圧倒的にEクラスやCクラスに乗っている筈です。


LSがSクラス並みの大きさとなった今、GS や ISに力を入れるべきではなかったのか?


その層はクラウンが受け持つという考え方もあるかもしれませんが、レクサスがプレミアムブランドを目指すなら、GS や IS こそが大事だったと思うのですがね。





ちなみに、国内でのレクサスブランド内の販売ランキングは、上から UX、NX、RX となっています。



レクサスもSUVメーカーになっちゃうのかなー。
Posted at 2020/11/07 18:24:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | TOYOTA | 日記

プロフィール

「@タケラッタ
貼り付けたURLがおかしなものだった…。orz

正しいURLはコチラ。
https://www.goo-net.com/magazine/knowhow/262329/
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タケラッタです。 子供の頃からの夢、ポルシェを手にしただけでは飽き足らず、遂にロータスまで買ってしまいました。 実用性はないかもしれないけれど、運転する事自...
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