
日本シリーズ、終わりましたねぇ。
スポーツ紙は、二年連続で4タテを食らったジャイアンツの事で持ち切り。
昨日は川崎フロンターレも優勝を決めてるんだけどなー。(私、フロンターレファンです)
まあ、確かにショッキングな結果ではありました。
単なる4連敗ではありません。
打線は121打数16安打で、昨年の日本シリーズで記録した最小安打数22安打を更新。
チーム打率.132も2007年日本ハムの.142を塗り替える史上最低打率となりました。
さらに21塁打もシリーズ最少、三振は4試合のシリーズでは最多と、不名誉な記録を数え上げればキリがありません。(第3戦では、危うくノーヒットノーランを食らうところでした)
かつては『球界の盟主』だとか『常勝球団』だとか言われたジャイアンツも、ソフトバンクの前では形無しです。
しかし、人気球団のジャイアンツは常勝球団でなくてはならない様で、早くも「FA補強」の噂が出ています。
でも、よそのチームから主力選手を引っ張ってくるっていう考え方がもう古いんじゃないですかね?
2018年のオフに、丸、炭谷をFAで獲得、FAではありませんが、中島まで獲得しました。
丸はともかくとして、炭谷、中島の獲得は「?」でした。
その前年に、「チームの若返りを図るため」と称して村田を自由契約にしているのに、何で今更 中島?って思いました。(キャッチャーだって、既に小林、大城がいたのにねぇ)
そんな事してると、若手選手は「頑張っても使ってもらえないんだ」って思ってモチベーションを失っちゃいますよ?
そもそも、4タテを食らった相手のソフトバンクは、主力の多くを育成出身の選手が占めています。
エースの千賀に、最多勝と勝率1位の石川、最優秀中継ぎのモイネロも育成入団です。
野手だって、2018年のMVP 甲斐や、今季ブレイクしたリードオフマン 周東と、育成出身の選手抜きにはチームが成り立たないくらいです。
ソフトバンクは、ジャイアンツ並みの金満球団ではありますが、決して金に飽かせて選手をかき集めた訳ではなく、ちゃんと自分で選手を育てて常勝球団を作り上げているのです。
そうそう、冒頭で触れた川崎フロンターレだって、中村憲剛を中心に、小林悠、大島、谷口、車屋といった主力選手はフロンターレの生え抜きです。
ヴィッセル神戸のイニエスタの様な世界のスーパースターを招聘しているわけでは無いのです。
自分たちで育てた選手が主力となる事で、そのチームらしさが構築され、強いチームになっていくんじゃないですかね?
安易なFA補強は、却って真の常勝チームになる事を阻害している気がします。
まあ、勝たねばならないというプレッシャーがあることは理解しますがね。
そういう、常勝を宿命づけられたチームっていうのは、洋の東西を問わず有るわけですが……
力の差をまざまざと見せつけられているっていう意味では、今季のこのチームも同様だな。
もっとも、FAでハミルトンを獲得できたとしても、勝てるチームになるかどうかは怪しいですがね。
むしろ、チーム代表に良い人材が欲しいかなー。

Posted at 2020/11/26 21:58:19 | |
トラックバック(0) | 日記