えー、新たな勤め先へ通うようになった事を昨日のブログで書きました。
勤め先に関しては守秘義務が有り、具体的な内容はここでは書けませんが、まぁ、家族には会社名くらいは伝えております。
その会社名を聞いた我が親父が
「○○かぁ、色々と問題抱えてなかったか?」等と申します。
いや、○○は確かに色々とあるけど、それは親会社であり、お世話になっているのはIT子会社の方ですから。
でも、言われてみれば、今回の開発業務は○○社とは何の関係もない会社の製品なんだよねぇ。
って言うか、今はIT関係じゃなくても、自社だけで製品開発しているメーカーは少ないんじゃないですかね。
「日本のものづくり」と言って思い出されるのは、
豊田喜一郎 や
本田宗一郎、自動車メーカーでなくても、
松下幸之助 や
井深大 といったメーカーの創業者ですが、彼らは 製品開発を外部委託する昨今の風潮をどう思いますかねぇ?
もちろん、開発効率を考えれば、全てを自社開発していては 開発スピードも遅くなるし、開発コストも掛かってしまうでしょうけど、一方では 自社にノウハウが蓄えられなくなるんだけどねぇ。
話は開発だけに留まらず、生産も外部に委託するようになり、今では自社で生産設備を持たないなんてメーカーもありますね。
そこまで徹底してなくても、最近は 様々なパーツを 外部のサプライチェーンに頼るようになってしまいました。
その結果、どのメーカーも似たような製品になっていませんかね?
その昔は、家電製品でも特定のメーカーに拘る人がいましたよね。
例えば「俺はSONY製品が好きだ」とか言う人、私らの世代では多かったです。
しかし、最近はそういう拘りをあまり聞かない。
白物家電どころか、黒物家電ですら「中国製でいいや」って人が増えてませんか?
そして、その流れは 自動車にも及んできそうな気がします。
先日、三浦市の某カフェ(笑)で、自慢の旧車を見せ合ってた方々が、某英国車のドアを開けるなり
「あぁ、英国車の匂いだねぇ」とひと言。
そう言えば、空冷ポルシェの車内も独特の匂いがしますよ。
また、空冷ポルシェのドアを閉めた時の、まるで金庫の扉を閉めた時の様な金属音も、独特のものです。
でも、最近の車って、そういう特徴が無くなってきた気がします。
何て言うか、車がどんどん無国籍化してませんか?
まぁ、各社が同じサプライヤーからパーツの供給を受けていれば、同じような車になってしまうのも仕方がない気もします。
でも、もしどのメーカーの車も同じような車になってしまうのであれば、車も「中国製でいいや」って事になってしまいませんかねぇ。
かつて「ものづくり大国」と言われた日本。
そこには、日本のメーカーにしか作れない製品がありました。
しかし、未来の日本はどうなっているのでしょうか?
日本のメーカーが、単なる組み立て工場にならなければいいのですがねぇ。
Posted at 2022/04/15 23:02:09 | |
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