
昨日のブログのオチに使った車(ブランド)、分かりましたか?
スーパーカー世代の方は分かりますよね。
そうです、デ・トマソです。
スーパーカー世代よりも後の世代だと、デ・トマソと言うとコッチになっちゃうかもですが……
デ・トマソは、イタリア系アルゼンチン人のアレハンドロ・デ・トマソが興したイタリアのスーパーカーメーカーです。
元々は、フィアットのパーツを使ったフォーミュラーカーを作っていたレース屋でしたが、60年代前半からスポーツカーの少量生産を始めます。(あのランボルギーニ ミウラよりも早く、ミッドシップのデ・トマソ ヴァレルンガを作ったりしてました)
デ・トマソを有名にしたのが、昨日のブログにも写真を載せたデ・トマソ パンテーラです。
フォードの5.7L V8エンジンをミッドに搭載したスーパーカーで、アメリカではフォードのディーラーで販売された為、この手の車としては異例の大ヒット車となりました。
アレハンドロは、経営者としてもやり手で、昨日のブログでも触れた、一時期経営的に厳しくなったマセラティを傘下に収め、経営を立て直しました。(確か、ビトゥルボの開発を指示したのがアレハンドロだった筈)
その他、イノチェンティも傘下に収めていて、ダイハツ製エンジンの供給を取り付けたりしました。
前述のシャレード デ・トマソは、その関係から生まれた車なのです。
しかし、如何にアレハンドロが有能な経営者であっても、オイルショック後はスボーツカーは事業的に厳しくなり、しかもデ・トマソはアメリカンV8を搭載していた事もあり、なおさら厳しい状態となりました。
さらに悪い事は重なり、パンテーラの生産を終えた1993年にアレハンドロが病に倒れてしまいます。
2003年、アレハンドロが心不全で他界、翌2004年5月に 遺族によってアウトモービリ・デ・トマソは解散されたのでした。
そんなデ・トマソですが、何と復活の動きがあるのです!
まぁ、デ・トマソ家とは何の関係も無さそうですが。(何でも、新生デ・トマソのオーナーは、香港のベンチャー企業らしい)
デ・トマソ・アウトモビリが、2019年のグッドウッドフェスティバルオブスピードて、『デ・トマソ P72』を初公開しました。
エンジンは、5ℓ V8+スーパーチャージャーで、700PS以上らしい……
一方で、パンテーラの復活っていう話もあったりします。
なお、こちらはデ・トマソ家との関係はもちろんの事、新生デ・トマソとも関係がありません。(汗)
イタリアのアレス・デザインってところのモデルでして……
かつてのパンテーラをデザインモチーフに、ニュー・パンテーラを仕上げた感じですね。
中身はランボルギーニ ウラカンの様ですが……
ただ、どちらの車も 2019年に公表されたのですが……その後どうなったんでしょうねぇ。(汗)
まぁ、デ・トマソって日本人にはあまり馴染みがないブランドですから、メディアも殆ど取り上げませんし。
それ故、上記2台の現況を気にする人もいないと思われ……
もし、日本人が気にするとしたら、シャレード デ・トマソの復活くらいですかねぇ。(爆)
Posted at 2022/06/15 12:29:14 | |
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