
もう10日以上経ちましたが……
フェラーリF1のチーム代表だったマッティア・ビノットが辞任しました。
成績不振の責任をとって代表が辞任(若しくは更迭)するのは、もはやフェラーリのお家芸とも言えますが、実際には今シーズンのフェラーリは、去年までの不振からチャンピオン争いをするまでに成績を向上させたシーズンでもありました。
そんな状態でも辞任せざるを得ないのは、フェラーリがフェラーリたる所以でしょうか。
まー、マシンが速くなったからこそ、尚更、お粗末さが際立ってしまったという事もありますけどね。
そもそも、シーズン序盤は確実に最速マシンだったフェラーリ。
最終的に今シーズンを支配したフェルスタッペンですら、序盤戦はフェラーリ&ルクレールには敵わない感じでした。
しかし、そんな有利なマシンをもってしても、何レースも取りこぼしていれば批判はどうしてもチーム代表に行ってしまいます。
そして、シーズンが進むと、ライバルのレッドブルはマシンの性能を向上させて勝ちまくったのに対し、フェラーリはマシンの開発に失敗。(まー、FIAのポーパシング対策が、両チームに対して真逆の影響を与えたっていう事もありますが…)
マッティア・ビノットの辞任は避け難かったと思いますよ。
代表を替えれば良くなるのかって話はありますが、責任論であったり、「何かを変えねばならない」っていう話なのかもしれません。
欧州のサッカーチームが、成績不振を理由に監督を更迭するのと同じですね。
ただ問題は、後任がマッティア・ビノット以上の仕事が出来るか(=結果を出せるか)ですねぇ。
前述の通り、今期のフェラーリは、マッティア・ビノットの下で一時は最速マシンを用意できていたのです。
後半から失速したフェラーリがコンストラクターズ2位になれたのは、メルセデスがW13で歴史的な大失敗をしたからです。
来季は2位を守る事も難しいかもしれませんよ!?
次期代表に課せられたハードルは相当に高いです。
そして、結果が出せないと更迭が待っている……そんなチームの代表なんて、なり手が居るんでしょうかねぇ。
2023年のフェラーリ、一体どうなる事やら。
(ルクレールの苦悩は続くのか?)
Posted at 2022/12/10 01:50:08 | |
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