
ヴィッツがマイナーチェンジされました。
今回のマイナーチェンジでは、フロントマスクやリア・コンビネーションランプなどの意匠変更とともに、ハイブリッド・モデルの追加が大きなニュースです。
ですが…。
ヴィッツにハイブリッド・モデルが必要なんですかね?
御存知のように、トヨタはこのクラスにアクアというハイブリッド専用モデルを持っています。

しかも、今回ヴィッツに追加されたハイブリッドモデルのパワーユニットは、アクアのものとスペックはまったく同一。
価格的にも大差無い模様。
同じような物が2つあっても仕方が無いような気がします。
もしも、一方が徹底的に燃費に振って、もう一方をスポーティにするという戦略を取ったのならわからないでもないのですがねぇ。
あ、燃費で言うなら、ヴィッツのハイブリッドが JC08モード燃費34.4km/L で、アクアが JC08モード燃費37km/L なのでアクアに軍配。
後から出すのに、現行モデルに負けているようではマズイのでは?
まー、先にも述べた様に、パワーユニットはアクアと同一。
さらには、ヴィッツハイブリッドはアクアよりも20~30kg重いとか、空力特性やタイヤの違いもあって、上回るのは無理なんだろうけど…。
そもそも、アクアを販売していない欧州ではヴィッツ(現地名:ヤリス)のハイブリッドが2012年から販売されています。それを考えたら、新規追加モデルというより、出来合いのものを持ってきただけとも言えます。
アクアはトヨタ系列全店舗(レクサスを除く)での販売なのに対して、ヴィッツはネッツ店の専売。
ネッツ店は、ヴィッツのハイブリッドが欲しかったのかなぁ?
他のトヨタ系列店のアクアに客を取られるだけじゃないのかな?
(もっとも、ネッツ店もアクアでやり返す事もできるけどね)
今回、マイナーチェンジをした事で、ヴィッツはあと数年は継続して生産される事になります。
おそらく、アクアのフルモデルチェンジの方が先になると思うけど、その時はアクアの商品力が大幅にアップする事は想像に難くないです。その時、ヴィッツ・ハイブリッドの存在価値は?
ヴィッツへのハイブリッド追加は、フルモデルチェンジを待ってからでも良かったんじゃないかなー。
Posted at 2017/01/12 21:59:36 | |
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