
ブログの更新頻度、落ちてますねー。
まぁ、ブログの更新頻度だけじゃなく、ドライブする頻度も落ちているので、ブログネタそのものが無いのですが……。
あまりにもネタが無いので、AUTOMOBILE COUNCIL に託けて ランボルギーニ ネタでブログを書いたりしました。
誰かに「ランボ、買うんですか?」って突っ込まれたら、「買わない(買えない)よ!」って返すつもりだったのですが……
さすがに、みん友さんがランボを買う という流れは読めませんでした。(汗)
さて、今日の本題は、“セナのプレリュード” です。
やはり、5月1日前後になるとセナの話題が出てくるようですね。
セナをもってしても販売不振! 4代目プレリュードが日本で失敗したワケ
私自身も何度かブログネタにした事が有りますが、4代目プレリュードのCMキャラクターにアイルトン・セナが起用されていました。
そういう意味では、Web記事は間違っていないのですが、記事では
「ホンダF1絶頂期にアイルトン・セナをCM起用してデビュー!」と書いてあります。
これだけ見ると、当時のF1人気にあやかり “F1界のスーパースターであるセナを担ぎ上げて プレリュードをデビューさせました” って受け取れるのですが……ハッキリ言って違います。
発表直後のCMにはセナは登場せず、光を当てられて輝くブラックのプレリュードをバックにお姉ちゃんが踊る という妖艶な感じのCMでした。
ただ、モデルチェンジ後も販売が伸び悩み、てこ入れの為に 当時大人気だったセナを起用したってところだと思います。(もしかしたら、当初からセナを起用する計画があったのかもしれないが、少なくても始めからCMには登場していなかった)
また、販売不振の原因としてあげた理由もちょっと考えが甘い。
記事の中で 4代目の販売不振は3代目までの路線を変更したからだとしています。
確かに、3代目までの端正なノッチバックスタイリングから、ファストバックに変わったし、5ナンバーサイズからワイドボディにもなりました。
ただ、それを “アメリカン・テイストにしたから” と言うのはあまりにも考えが浅すぎます。(そもそも、アメリカンですかね?)
先代である、3代目プレリュードはデートカーとして大ヒットしました。
しかし、プレリュードはライフ途中で失速します。
S13シルビアがデビューすると、プレリュードの市場を根こそぎ持っていきました。
プレリュードは固定式ヘッドライトのプレリュード・インクスを追加しましたが、シルビアの牙城を崩すことは出来ませんでした。
つまり、プレリュードは3代目の途中から販売不振に陥っていたのです。
それ故、ライバルであるシルビアに勝つには、キープコンセプトではなく、新たな魅力を備えなけらばならなかった……それが4代目のスポーティ路線だったのです。
確かに3代目までとは路線が異なりますが、流麗なファストバックスタイルは CR-Xの路線と同じです。
4代目プレリュードは、しっかりとホンダのスポーツモデルとしての共通イメージを持った車なんですよ。
デートカーからスポーティーカーへと変貌を遂げたプレリュード。
そのイメージを強く印象付ける為のCMキャラクターが 当時のホンダF1のエース、アイルトン・セナだった訳です。(正確には、マクラーレン・ホンダですけどね)
だったら、最初からセナを起用しておけやって気がしますけど……。
さあ、走ろうか!
Just move it!
スポーツ路線に振った4代目プレリュードでしたが、ホンダの思惑通りには売れませんでした。
それは、路線変更の失敗というより、マーケットの需要がスポーティな車よりも、ミニバンの様なスペースユーティリティに優れた車へと変化していった事が原因でした。
実際、路線を3代目までのノッチバッククーペに戻した5代目も売れなかったわけですから。
4代目プレリュード。
人によっては、
“セナのプレリュード” と呼ぶ事もある様です。
強力なライバルの存在や、マーケットの売れ筋の変化などで、決してヒット車ではありませんが、
“プレリュードのミッシングリンク” 等と揶揄されるような失敗作ではないと思うのですがねぇ。

Posted at 2022/05/07 18:13:26 | |
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プレリュード | 日記