
今日で3月も終わりですね。
3月ですので、単なる月末ではなく年度末でもあります。
TVでは、番組編成で最終回を迎えた番組も多く、その中にはNHKの“朝ドラ”もありました。
NHKの 朝の連続テレビ小説
「舞いあがれ!」
朝8時という放送時間は、一般的には勤め人が視聴できない時間帯ですが、コロナ禍で始まったテレワークのお陰で視聴可能になりました。
まぁ、我が家では丁度ニャンコたちにご飯をあげる時間なので、チャンネルは合わせていても、真剣には観ていませんでしたけど…
ところで、今回の“朝ドラ”ってどんな内容でしたっけ?
女性パイロットの話だっけ?
いや、確か
離島の生活がどうとか…(Dr.コトー?)
違うな、
町工場の話だったな。(下町ロケット?)
いやいや、インサイダー取引とか言ってたから
金融関係のドラマの筈だ。(半沢直樹?)
おっと違った、短歌だとか出版だとか言ってたし
作家さんの話だよね。(芥川賞作家の大先生も出演していたし…)
真剣に観ていなかったとはいえ、設定が理解不能ですよ。(よくここまで脈絡もない話を詰め込んだな)
結局、亡き父の遺志を継いで町工場を守る為、自らの夢だったパイロットを諦めますが、会社が軌道に乗ると 飛行機でもロケットでもない、今 流行りの
“空飛ぶクルマ” の開発を成功させて、めでたしめでたし………って、こんなストーリーで感動できるのか?
一通り毒を吐き終えたところで、クルマの話題です。
今週は EVネタばかりでしたが、今回の話題は
“空飛ぶクルマ” です。
そもそも
“空飛ぶクルマ” の定義ってなんでしょう?
もちろん、こういう事ではありませんよ。(笑)
ドラマの最終回で、
「あれじゃヘリコプターと変わらんじゃないかっ!」って思いましたが、そもそも
“空飛ぶクルマ” は、車道を走る『自動車』ではなく、航空機として分類されています。
いつ頃決まったのかは知りませんが、正式には「電動垂直離発着型無操縦者航空機(eVTOL:electric Vertical Take-Off and Landing)」というのだそうです。
つまり、従来のエンジンを動力源とするヘリコプターに対し
1) 電動=少ない部品数(機体、及び 整備費用の節約)
2) 騒音の軽減(環境面の向上)
3) 自律飛行・遠隔操縦(人件費・運用コストの低減)
4) 垂直離着陸(インフラ面の制約が少ない)
といった特徴があるわけです。
航空機と言うより、ドローンと言った方が良さそうですね。(言うなれば、『有人飛行が可能なドローン』ですな)
うーん、「クルマの話題」 って書いたのに、全然クルマじゃないんだが……。(汗)
“空飛ぶクルマ”に関しては、2018年8月より経済産業省・国土交通省が「空の移動革命に向けた官民協議会」を立ち上げ、議論が進められてきたようです。
新たなモビリティ・ビークルとして、脚光を浴びる
“空飛ぶクルマ”。
よく言われる「都市部の道路渋滞の影響を受けない」という事に関しては、自動車の保有台数が増えたから渋滞しているのであって、同じくらい
“空飛ぶクルマ” の台数が増えたら、空だって混み合います……って言うか、そんな勢いで空を飛ぶ機体が増えたら危険過ぎますがな。
アメリカの様に、元々広大な国土を持ち、国内移動に航空機が使用されてきた国とは違います。
となると、過疎・山間部・離島などを結ぶ交通手段ですかねぇ…
新たなモビリティ・ビークルと言うより、ニッチな乗り物って気がする…。
EVと同様、次世代の乗り物ではあるけど、現在の乗用車に取って代わるような代物ではないよねぇ。
ところで……
「舞いあがれ!」の最終回で、主人公が操縦しちゃってましたけど、
“空飛ぶクルマ” の特徴である
『自律飛行・遠隔操縦』はどこに行っちゃったんですかね?
簡単に流行りに乗っちゃうから話が破綻するんだよ。
おとなしく航空機を作っておけば良かったのにねぇ……。
Posted at 2023/03/31 23:13:54 | |
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