
VTEC 搭載モデルが追加された CR-X。
CR-X SiRを見に行ったディーラーで、勧められたのは VTECを初めて搭載したモデルである、インテグラ XSi でした。
「こっちの車なら、納期も早いし、数字だって頑張らせて頂きますよ!」
アコードの購入で経験があるとはいえ、車の商談なんて「月刊自○用車 ×氏 」のコーナーで読むくらいで、リアルな世界の事と言う実感はありませんでした。
それ故、CR-Xよりも20万円も多く値引きがある事に驚き、
「インテグラなら、後席も十分に実用に耐えますよ」
というセールストークにも背中を押され、夢だったVTECエンジン、そして、自分だけの車、真のMy CARを手に入れる事になったのでした。
インテグラ(DA6)。
この2代目インテグラは、当時の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で人気を博したマイケル・J・フォックスが、CMで言っていたキャッチフレーズから『カッコインテグラ』と呼ばれました。
初めてこの車が登場した時、初代のリトラクタブル・ライトから、異様に幅が広いヘッドライトに変わったフロントマスクに、あまりカッコイイとは思っていなかったのですがねぇ。
まあ「美人は3日で飽きるが、ブスは3日で慣れる」なんて言われ方もあるし、実際、あのフロントマスクにも購入時には違和感も無くなっていました。
実際に購入したのは、やはりVTECエンジンを搭載したXSi で、イメージリーダーカーとも言うべき3ドアクーペ、トリノレッドパールの車でした。
とは言え、写真の車は私の車そのものではありません。
最近、偶然に見つけた
解体業者で出会ったホンダ・インテグラに惚れ込んだオーナー を紹介したWEB記事から拝借致しました。
いやー、今でもこの車が、フルノーマルの状態で手に入るなんて言う事があるんですねー。
VTECエンジンを初めて搭載したのが、この2代目インテグラでした。
8,000rpmから刻まれたレッドゾーンがVTECの証。
当然、漢の5MT!(笑)
内装は上品というか、シックに纏められていました。
フルノーマルで、アルミもマフラーも無交換。
もし、こんな状態の車が私の目の前に現れたら、車変態のタケラッタは買っちゃうと思います。(あれっ、車変態になる前の話じゃなかったっけ?)
VTECは本当に気持ちいいエンジンで、まだまだヤンチャだった私は、お巡りさんが見ていなさそうなところで、思いっきりレッドゾーンまで回して走っていました。
まだまだボディ剛性がどうのなんて考えてもいなかった頃、車の評価はエンジンの気持ち良さだけでした。
そんなヤンチャな当時のタケラッタが、片側2車線の信号ダッシュでポルシェに敗れ(あれっ? そういえば964だったんじゃね?)、モアパワーの車が欲しくなって、このインテグラは手放してしまうのでした。
それでも、今思えば、軽量ボディに高回転まで回るエンジンという組み合わせに魅せられたが故、今のスポーツカー好きの(それも、ロータスのような軽さ命の車が好きになった)私が形成されたのだと思うのです。
インテグラ。
いい車でした。
中には、この車にずっと乗り続けている様な方だっていらっしゃいますものね。
えっ、そんな人も車変態だって?
と、とんでもないっ!
そんな無礼な事、考えてもいませんからっ!!
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HONDA | 日記
Posted at
2019/09/28 21:28:29