
同僚のポルシェ感に驚いたタケラッタ。
それを書き記した
この前のブログに、いくつかコメントを頂きました。
その中には、ポルシェに乗っていることへのやっかみなどに、お悩みになっている様子もありました。
そう言えば、会社にはポルシェに乗っている事は内緒にしているとか、みんカラブログも、公開相手をみん友限定にしているなど気を遣われている方がいらっしゃいましたね。
それらは、サラリーマンであるとか、ご近所の目を気にする『ポルシェ乗りの苦悩』と言えるでしょう。
ところが、この手の苦悩を、私は感じたことがありませんでした。
「そんなにすごい会社に勤めていたのか?」ですって?
いやいや、そこそこ恵まれていたとは思いますが、べらぼうな高給取りではありませんでしたよ。
思い返せば、「何で外車にばっかり、ポンポン乗り換えられるんだ!」って言われてました。
それでも、あんまり驚かれる感じが無かったのは、私の上を行く存在がいたからなのです。
その男は、私がその会社に転職した時、愛機ドゥカティで会社まで通っていました。
以前にもブログに書きましたが、私はその前の会社では車通勤でしたが、都心(と言っても横浜ですが)に勤めるようになり、電車通勤に代わりました。
そんな公共交通機関のある都会の職場にも外国製バイクで通うその男は、四輪も外国製の車に乗っておりました。
それは……
BMW M3(E30)
こちとら、まだSUBARUにも乗り始めていなかった(まだ車変態に「変態」していなかった)頃です。
もう、羨望の眼差しでしたねぇ。
その後も
E36 M3に乗り替え、「4気筒の軽さが懐かしい」などと玄人風のコメントを残しておりました。
一時期、V12エンジンを搭載した
BMW850i に乗るなど、
以前の感想はどこに行った!?と突っ込みを入れたくなる買い替えを行ったこともありますが、遂にポルシェに手を出す事になります。
それが
964ターボでした。
その頃、既にポルシェの新車は水冷が出ていた筈ですが、「ポルシェは空冷だ」と言って、拘っての空冷、そしてターボでした。
この964ターボに乗っている頃に、彼とは別の部署となり、頻繁に話すことは無くなりましたが、相変わらず、拘りの車選びは続いていたようで、有休の日にも拘らず、駐車場の無い会社まで愛車、
ランチア・デルタ インテグラーレで現れては、路駐で小一時間仕事をしていたこともありました。
そんな彼と、開発中の製品の試験の為にラボにいた時、彼も同様に別の製品の試験の為にラボにいた為、久しぶりに話をする機会がありました。
話の中で、
「テスタロッサが納車になった」というセリフが繰り出されました。
彼の座るテーブルには1/43のテスタロッサが。(笑)
そこで、私は「○○(←彼の本名)、ちゃんと1分の1のテスタロッサを買ってくれよ!」と笑ってツッコミを入れました。
ところが、彼の同僚がキョトンとしています。
そして、申し訳なさそうに「実はこの前、実車のテスタロッサを買っていまして……」
さすがに、普通のサラリーマンがフェラーリ、それも12気筒モデルのフェラーリを買うというのには驚きを隠せませんでした。
おそらく、この一件があったが故、ポルシェ、それもGT2なんて化け物を買う気になったのだと思います。
そう考えれば、彼がいなければ、私の車変態への道は切り開かれる事も無かったと言えるでしょう。
そんな訳で、私は、会社の同僚に「ポルシェに乗っている」事を隠すことなく話すことが出来ていたのです。
もっとも、それを出来たのは、前の職場が特殊だったからなのですね。
今の職場に移ってからは、もう少し慎重になるべきだったかな?
と、今更ながらに「サラリーマンのポルシェ乗り」の苦悩を感じ始めています。
まぁ、ポルシェ乗りの苦悩の中には『最新が最良』の為に、新車が出る度に買い替えないといけないとお悩みになっている方もいらっしゃるかとも思いますが……。
幸い、私はその悩みは持ち合わせておりませんけどね。(←お金も持ち合わせていませんけど……)
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Porsche | 日記
Posted at
2019/10/09 23:12:00