
AUTOCAR Japanにて
ロータス・エラン復活か? なる記事が掲載されました。
この記事、本家のUK版では1週間前の11/4に掲載されていたんですがねぇ。
まあ、私の拙い英語力では、ネットでの翻訳サービスに頼るしかなく、知識のある方が責任を持って翻訳してくれた日本語の記事を見て頂いた方が良いでしょうから、AUTOCAR Japanが記事にしてくれるだけ有り難いのですが。
さて、記事の中では、ロータス・カーズでは、エランという名前の復活を検討していて、さらには、エリートやエスプリの復活も視野にあるということです。
エランというと、蓮沼に嵌っている方々の多くは、こちらの車をイメージすると思います。
うーん、軽快そう!
しかし、エランと言う名は、一度復活したことがある事を知らない人も中には居るんじゃないですかね?
うわぁ、いかにもフロントヘビーな車って感じ……。
ロータス史上、唯一のFF車で復活した二代目エランは、販売上も、そして企業イメージ上でも決して成功とは言えない車でした。
もし、エリーゼが発売されていなければ、ロータスはその輝かしい歴史を閉じていたかもしれません。
もしそうなっていたら、「ロータスはFF化で、自らとどめを刺してしまった」と言われたでしょうね。
さて、今回復活すると言われているエランはと言うと、ラインナップとしてはエリーゼの上に属することになるそうで、ポルシェ・ボクスターに並ぶ快適性や車内の広さが期待できるそうです。
まぁ、現在のエリーゼ(及び、エキシージ ロードスター)は、お世辞にも快適性があるとは言えず、実用性はボクスターの足元にも及びません。
真のボクスターのライバルとなるには、確かにブランニューの新型車が必要になるでしょう。
数を売るには、正しい選択だと思うのですが、果たして顧客はロータスにそういう車を求めているのかどうか?
いや、新規ユーザーを取り込むには、間違いなく正しい選択です。
しかし、今のロータス オーナーにとっては、その方向性を求めているかと言うと、必ずしもそうとは限らないと思うのですがねぇ。
確かに、現行のエリーゼ/エキシージに、ボクスターのような快適性はありません。
しかし、その代わりに、痛快なまでの楽しさがあります。
1つには快適性を犠牲にして得られた、究極的なまでの軽さ。
この軽さのお蔭で、ボクスターでは得られないほどの運動性能が得られています。
それは、同系統のケイマンからエキシージに乗り換えた私が保証します。
快適性、実用性は完全に失われましたが(汗)、楽しさは格段に向上しました。
(ボクスター/ケイマンの立場から言うと、フラット6による低重心からくる安定感は、さすがポルシェと言った感じがあります)
工業製品として考えたら、圧倒的にボクスター/ケイマンが上です。
しかし、おもちゃと割り切れれば、エリーゼ/エキシージほど楽しいクルマはそうは無いと思います。(エリーゼ/エキシージは、自動車というより1/1のおもちゃ、プラモデルです)
まぁ、そんな事を考えるのは、私のような車変態だからでしょうけど……でも、ロータスのオーナーって、多かれ少なかれ車変態ですよね?
ボクスターの方向性も悪いとは言いませんが、現オーナーたちの愛する、車変態向けのロータスも作り続けて欲しい、そう思います。
新しいエラン、この計画は新たなオーナーであるジーリーの意向も多分に含まれているでしょう。
エランと共に名前の出たエスプリの復活にも興味はあります。
新たなヘセルの方向性や如何に?
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Lotus | 日記
Posted at
2019/11/11 23:41:23