
F1解説者の今宮純氏がお亡くなりになりました。
第一報は、森川オサム氏のブログで発信されていたものの、公式な発表ではありませんでしたので、私としてはブログに記す事は控えていましたが、1月4日の朝に虚血性心疾患のため東京都内の自宅で急逝された事が発表されました。
今宮さんは、日本におけるF1報道のパイオニアであり、フジテレビでF1全戦中継が始まるよりもずっと前からテレビ解説を担当されておりました。
F1と言えば、事ある度に書いていますが、私にとっては F1=アイルトン・セナ であり、1994年5月1日以前と、その後で大きく変わったものになってしまいました。
しかし、それ以前、1984年のアイルトン・セナ デビューの前のF1も、私はF1中継に接しており、その頃からずっと、F1解説者と言えば今宮さんでした。
私がF1放送を見始めたのは、ちょうど、ブラックビューティと呼ばれたロータス79が連戦連勝していた頃で、TBSが数戦まとめてダイジェスト放送と言う形で放送していた時期でした。
オートスポーツのWeb記事にも書いてありますが、あの頃からドライバーの心情とドライビングの緻密な分析、批判よりも活躍を讃える今宮氏の優しい視点での解説は、聞いていてとても気持ちが良かったです。
TBS、フジテレビ(地上波)、フジテレビNEXT(CS)とずっと今宮さんの解説でF1中継を見続けた私にとって、1年だけ(1995年)熊倉氏に変わってしまった時はガッカリしましたし、翌年に今宮さんが復帰した時には、心底ホッとしました。
今回の報道で、今宮さんをF1解説の重鎮と書いている記事を見かけますが、重鎮というと偉そうにふんぞり返っている人のような印象を持ってしまいますが、今宮さんにそんなところは一切なく、F1愛に溢れた方と言う印象を持っています。
まだ70歳、奇しくも昨年亡くなったニキ・ラウダと同じ歳ですが、
ラウダの時にも書きましたが、亡くなるには若すぎる歳、残念でなりません。
1994年5月1日、声を震わせながらセナの死を伝えた今宮さん。
あの時の言葉を思い出し、私もこの言葉で締めくくります。
「2020年シーズン、今宮さんはいませんが F1は続いていきます」
今宮さん、天国からF1を見守ってください。
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Posted at
2020/01/10 23:58:41